中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜12月期のJR京都線 (高槻駅~大阪駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -5.3%( -5.9万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 405 件(1年前(2021年)に比べて -23.3%( -123件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.6年(昨年 19.2年から +33.1 %増)。平均土地面積は 53.0 坪 (昨年 47.3 坪から +12.1 %増)。平均建物面積は 48.4 坪 (昨年 41.4 坪から +16.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。吹田駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新大阪駅で昨年に比べ +170.3 %、坪単価は 258 万円/坪となった。
上位 2 駅(新大阪駅、吹田駅)は +98.0 %(坪単価 +94.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(JR総持寺駅、千里丘駅)は -23.8 %(坪単価 -31.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 0.4 % → 2022年 1.5 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.9 % → 2022年 6.4 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 19.2 年 → 2022年 25.6 年、+33.1 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 21.5 % → 2022年 30.8 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 23.3 % → 2022年 28.9 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新大阪駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 258万円/坪(78.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +170.3%( +162.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった摂津富田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.9万円/坪(24.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -6.0%( -5.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 40 件(1年前(2021年)に比べて -52.4%( -44件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR京都線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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高槻駅 | 95.4万/坪 (28.5年/49.1坪) | 105万/坪 (23.6年/52.3坪) | 107万/坪 (19.1年/46.1坪) |
摂津富田駅 | 80.9万/坪 (29.6年/40.2坪) | 86.0万/坪 (21.6年/46.3坪) | 89.2万/坪 (18.9年/46.1坪) |
JR総持寺駅 | 82.3万/坪 (27.8年/96.3坪) | 112万/坪 (20.3年/33.9坪) | 111万/坪 (15.3年/30.5坪) |
茨木駅 | 102万/坪 (23.3年/79.1坪) | 118万/坪 (14.8年/55.6坪) | 118万/坪 (12.9年/54.0坪) |
千里丘駅 | 124万/坪 (18.5年/35.5坪) | 157万/坪 (7.2年/45.5坪) | 122万/坪 (10.6年/32.6坪) |
岸辺駅 | 101万/坪 (23.8年/52.4坪) | 114万/坪 (14.5年/57.4坪) | 108万/坪 (16.0年/53.9坪) |
吹田駅 | 126万/坪 (23.4年/40.5坪) | 100万/坪 (22.7年/35.3坪) | 120万/坪 (17.1年/38.6坪) |
東淀川駅 | 112万/坪 (25.1年/40.5坪) | 101万/坪 (19.5年/27.3坪) | 83.8万/坪 (21.1年/38.0坪) |
新大阪駅 | 258万/坪 (33.3年/73.4坪) | 95.5万/坪 (33.9年/41.6坪) | 152万/坪 (2.5年/81.7坪) |
大阪駅 | - | 114万/坪 (24.3年/59.0坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新大阪駅 258.3 万/坪(昨年同期比 +170.3 %)
新大阪駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 258万円/坪(78.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +170.3%( +162.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.3年(昨年 33.9年から -2.0 %減)。平均土地面積は 73.4 坪 (昨年 41.6 坪から +76.4 %増)。平均建物面積は 168.3 坪 (昨年 115.2 坪から +46.1 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 6.8 分 → 2022年 6.0 分、-12.2 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 83.3 % → 2022年 25.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 % → 2022年 50.0 %)
吹田駅 126.2 万/坪(昨年同期比 +25.7 %)
吹田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 126万円/坪(38.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +25.7%( +25.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 46 件(1年前(2021年)に比べて -34.3%( -24件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.4年(昨年 22.7年から +3.1 %増)。平均土地面積は 40.5 坪 (昨年 35.3 坪から +14.6 %増)。平均建物面積は 44.6 坪 (昨年 47.6 坪から -6.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2021年 17.1 % → 2022年 17.4 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.6 % → 2022年 22.7 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2021年 29.4 % → 2022年 29.5 %)
JR総持寺駅 82.3 万/坪(昨年同期比 -26.6 %)
JR総持寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.3万円/坪(24.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -26.6%( -29.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 24 件(1年前(2021年)に比べて -4.0%( -1件/坪)と小幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.8年(昨年 20.3年から +36.4 %増)。平均土地面積は 96.3 坪 (昨年 33.9 坪から +183.7 %増)。平均建物面積は 69.8 坪 (昨年 30.3 坪から +130.8 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 31.8 % → 2022年 31.8 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 20.3 年 → 2022年 27.8 年、+36.4 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 18.1 分 → 2022年 21.1 分、+16.4 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 13.6 % → 2022年 40.9 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 45.5 % → 2022年 13.6 %)
千里丘駅 124.3 万/坪(昨年同期比 -21.0 %)
千里丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 124万円/坪(37.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -21.0%( -33.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 42 件(1年前(2021年)に比べて -25.0%( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.5年(昨年 7.2年から +158.0 %増)。平均土地面積は 35.5 坪 (昨年 45.5 坪から -21.9 %減)。平均建物面積は 49.5 坪 (昨年 34.2 坪から +44.6 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 7.2 年 → 2022年 18.5 年、+158.0 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.7 % → 2022年 23.8 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 9.4 % → 2022年 16.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示