JR京都線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年4月〜6月期のJR京都線 (高槻駅大阪駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +0.7%( +0.7万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 129 件(1年前(2020年)に比べて +30.3%( +30件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 21.3年(昨年 15.9年から +34.1 %増)。平均土地面積は 52.7 坪 (昨年 49.6 坪から +6.1 %増)。平均建物面積は 46.3 坪 (昨年 53.2 坪から -13.0 %減)。

近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少。

値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。JR総持寺駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのはJR総持寺駅で昨年に比べ +61.9 %、坪単価は 113 万円/坪となった。

上位 2 駅(JR総持寺駅岸辺駅)は +38.1 %(坪単価 +28.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(東淀川駅吹田駅)は -35.2 %(坪単価 -52.2 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.1 % → 2021年 3.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 15.9 年 → 2021年 21.3 年、+34.1 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 45.7 % → 2021年 28.9 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 21.3 % → 2021年 28.1 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった千里丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 138万円/坪(41.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +13.5%( +16.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 11 件(1年前(2020年)に比べて +83.3%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった東淀川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.9万円/坪(23.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -52.2%( -83.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

JR京都線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR京都線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
高槻駅101万/坪
(27.4年/60.6坪)
94.8万/坪
(17.3年/39.4坪)
103万/坪
(17.6年/34.2坪)
摂津富田駅80.4万/坪
(18.7年/45.0坪)
83.7万/坪
(19.7年/67.0坪)
86.9万/坪
(14.5年/43.7坪)
JR総持寺駅113万/坪
(15.6年/27.2坪)
69.8万/坪
(29.6年/27.2坪)
96.7万/坪
(17.5年/32.4坪)
茨木駅113万/坪
(18.1年/64.9坪)
111万/坪
(7.7年/63.6坪)
109万/坪
(19.6年/50.3坪)
千里丘駅138万/坪
(7.6年/31.6坪)
122万/坪
(4.9年/33.0坪)
98.0万/坪
(26.3年/45.8坪)
岸辺駅112万/坪
(20.9年/81.1坪)
98.3万/坪
(19.3年/56.0坪)
77.6万/坪
(24.4年/26.6坪)
吹田駅96.3万/坪
(25.8年/43.2坪)
118万/坪
(19.5年/48.3坪)
100万/坪
(17.3年/51.4坪)
東淀川駅75.9万/坪
(23.3年/42.4坪)
159万/坪
(0.25年/49.9坪)
63.1万/坪
(35.3年/51.4坪)
新大阪駅78.0万/坪
(34.8年/21.2坪)
-97.7万/坪
(32.8年/78.7坪)
大阪駅114万/坪
(24.3年/59.0坪)
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※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

JR総持寺駅113.0 万/坪(昨年同期比 +61.9 %)

JR総持寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 113万円/坪(34.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +61.9%( +43.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 15.6年(昨年 29.6年から -47.3 %減)。平均土地面積は 27.2 坪 (昨年 27.2 坪から +0.0 %減)。平均建物面積は 28.2 坪 (昨年 24.7 坪から +14.3 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 29.6 年 → 2021年 15.6 年、-47.3 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 33.3 %)

岸辺駅112.4 万/坪(昨年同期比 +14.3 %)

岸辺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(34.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +14.3%( +14.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2020年)に比べて +66.7%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 20.9年(昨年 19.3年から +8.4 %増)。平均土地面積は 81.1 坪 (昨年 56.0 坪から +44.9 %増)。平均建物面積は 67.6 坪 (昨年 42.4 坪から +59.6 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 12.5 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2020年 12.3 分 → 2021年 14.6 分、+18.4 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 25.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 25.0 %)

東淀川駅75.9 万/坪(昨年同期比 -52.2 %)

東淀川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.9万円/坪(23.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -52.2%( -83.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 23.3年(昨年 0.3年から +9131.2 %増)。平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 49.9 坪から -15.2 %減)。平均建物面積は 43.4 坪 (昨年 78.7 坪から -44.9 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 0.3 年 → 2021年 23.3 年、+9131.2 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.0 分 → 2021年 7.5 分、+25.0 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 33.3 %)

吹田駅96.3 万/坪(昨年同期比 -18.3 %)

吹田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.3万円/坪(29.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -18.3%( -21.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 20 件(1年前(2020年)に比べて +17.6%( +3件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 25.8年(昨年 19.5年から +32.3 %増)。平均土地面積は 43.2 坪 (昨年 48.3 坪から -10.6 %減)。平均建物面積は 55.4 坪 (昨年 74.0 坪から -25.2 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 31.2 % → 2021年 10.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 19.5 年 → 2021年 25.8 年、+32.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 18.8 % → 2021年 40.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 31.2 % → 2021年 15.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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