阪神なんば線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年1月〜12月期の阪神なんば線 (出来島駅大阪難波駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.0万円/坪(28.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -4.9%( -4.7万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 108 件(1年前(2020年)に比べて -0.9%( -1件/坪)と僅かに減少しています。)。

平均築年数は 20.8年(昨年 19.9年から +4.5 %増)。平均土地面積は 38.7 坪 (昨年 37.4 坪から +3.5 %増)。平均建物面積は 53.6 坪 (昨年 41.8 坪から +28.3 %増)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。千鳥橋駅西九条駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは西九条駅で昨年に比べ +35.2 %、坪単価は 101 万円/坪となった。

上位 2 駅(西九条駅千鳥橋駅)は +28.3 %(坪単価 +21.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(桜川駅伝法駅)は -35.0 %(坪単価 -70.3 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 7.3 % → 2021年 9.3 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.3 % → 2021年 2.3 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 % → 2021年 19.3 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 36.4 % → 2021年 30.7 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった桜川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -52.3%( -126.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +33.3%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった伝法駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.1万円/坪(19.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -17.7%( -14.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 19 件(1年前(2020年)に比べて -26.9%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。

阪神なんば線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
阪神なんば線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
出来島駅106万/坪
(8.6年/32.5坪)
107万/坪
(9.1年/36.5坪)
74.5万/坪
(14.2年/37.3坪)
福駅67.3万/坪
(17.6年/73.5坪)
66.3万/坪
(12.9年/33.1坪)
63.6万/坪
(23.0年/78.7坪)
伝法駅65.1万/坪
(21.3年/37.7坪)
79.2万/坪
(15.6年/43.7坪)
73.2万/坪
(17.8年/33.7坪)
千鳥橋駅93.6万/坪
(19.1年/31.8坪)
77.1万/坪
(33.2年/33.6坪)
92.2万/坪
(20.6年/25.6坪)
西九条駅101万/坪
(48.3年/25.0坪)
74.9万/坪
(21.5年/21.7坪)
112万/坪
(31.2年/30.3坪)
九条駅106万/坪
(32.7年/33.8坪)
98.5万/坪
(30.7年/28.1坪)
106万/坪
(35.2年/35.4坪)
ドーム前駅--39.7万/坪
(55.8年/19.7坪)
桜川駅116万/坪
(36.7年/35.5坪)
242万/坪
(42.1年/79.2坪)
158万/坪
(30.4年/41.3坪)
大阪難波駅---

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

西九条駅101.2 万/坪(昨年同期比 +35.2 %)

西九条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +35.2%( +26.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 48.3年(昨年 21.5年から +124.4 %増)。平均土地面積は 25.0 坪 (昨年 21.7 坪から +15.1 %増)。平均建物面積は 30.6 坪 (昨年 41.6 坪から -26.5 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 6.5 分 → 2021年 3.5 分、-46.2 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 83.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 21.5 年 → 2021年 48.3 年、+124.4 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 100.0 %)

千鳥橋駅93.6 万/坪(昨年同期比 +21.4 %)

千鳥橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.6万円/坪(28.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +21.4%( +16.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(1年前(2020年)に比べて +13.3%( +2件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 19.1年(昨年 33.2年から -42.4 %減)。平均土地面積は 31.8 坪 (昨年 33.6 坪から -5.4 %減)。平均建物面積は 42.9 坪 (昨年 44.1 坪から -2.9 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 33.2 年 → 2021年 19.1 年、-42.4 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 45.5 % → 2021年 12.5 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 27.3 % → 2021年 31.2 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 9.1 % → 2021年 25.0 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 13.3 % → 2021年 11.8 %)

桜川駅115.5 万/坪(昨年同期比 -52.3 %)

桜川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -52.3%( -126.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +33.3%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 36.7年(昨年 42.1年から -12.8 %減)。平均土地面積は 35.5 坪 (昨年 79.2 坪から -55.1 %減)。平均建物面積は 148.2 坪 (昨年 157.3 坪から -5.8 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2020年 42.1 年 → 2021年 36.7 年、-12.8 %と減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2020年 3.2 分 → 2021年 2.6 分、-17.1 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 60.0 % → 2021年 37.5 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 40.0 % → 2021年 50.0 %)

伝法駅65.1 万/坪(昨年同期比 -17.7 %)

伝法駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.1万円/坪(19.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -17.7%( -14.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 19 件(1年前(2020年)に比べて -26.9%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 21.3年(昨年 15.6年から +36.3 %増)。平均土地面積は 37.7 坪 (昨年 43.7 坪から -13.8 %減)。平均建物面積は 41.0 坪 (昨年 27.9 坪から +47.1 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 15.6 年 → 2021年 21.3 年、+36.3 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 8.7 分 → 2021年 12.9 分、+47.7 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 17.6 % → 2021年 31.2 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 58.8 % → 2021年 31.2 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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