中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期の阪急千里線 (天神橋筋六丁目駅~北千里駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 131万円/坪(39.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -3.7%( -5.0万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 64 件(1年前(2021年)に比べて -14.7%( -11件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 24.7年(昨年 17.1年から +44.4 %増)。平均土地面積は 52.2 坪 (昨年 53.3 坪から -2.0 %減)。平均建物面積は 57.5 坪 (昨年 43.1 坪から +33.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。天神橋筋六丁目駅、下新庄駅、吹田駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは下新庄駅で昨年に比べ +95.8 %、坪単価は 140 万円/坪となった。
上位 2 駅(下新庄駅、吹田駅)は +72.6 %(坪単価 +56.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(豊津駅、関大前駅)は -40.1 %(坪単価 -79.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.3 % → 2022年 1.6 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 17.1 年 → 2022年 24.7 年、+44.4 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 % → 2022年 32.3 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 44.4 % → 2022年 32.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった関大前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 162万円/坪(49.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -32.3%( -77.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった豊津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.5万円/坪(26.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -47.8%( -81.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -62.5%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
阪急千里線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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天神橋筋六丁目駅 | 109万/坪 (44.5年/31.0坪) | 79.9万/坪 (40.8年/20.9坪) | 122万/坪 (32.7年/48.4坪) |
柴島駅 | 191万/坪 (0年/40.8坪) | - | 56.2万/坪 (56.0年/15.1坪) |
淡路駅 | 100.0万/坪 (34.8年/41.1坪) | 106万/坪 (27.0年/28.0坪) | 142万/坪 (41.0年/92.8坪) |
下新庄駅 | 140万/坪 (18.0年/113坪) | 71.4万/坪 (25.5年/33.3坪) | 123万/坪 (15.0年/19.7坪) |
吹田駅 | 136万/坪 (24.1年/54.9坪) | 90.9万/坪 (23.5年/29.1坪) | 122万/坪 (5.0年/30.6坪) |
豊津駅 | 88.5万/坪 (17.0年/21.7坪) | 170万/坪 (16.0年/140坪) | 131万/坪 (19.3年/44.1坪) |
関大前駅 | 162万/坪 (15.0年/44.7坪) | 240万/坪 (1.3年/51.0坪) | 136万/坪 (32.0年/76.8坪) |
千里山駅 | 137万/坪 (36.2年/49.3坪) | 153万/坪 (10.9年/52.9坪) | 115万/坪 (21.2年/73.0坪) |
南千里駅 | 132万/坪 (24.2年/83.2坪) | 143万/坪 (30.4年/54.5坪) | 135万/坪 (25.3年/108坪) |
山田駅 | 151万/坪 (14.4年/62.0坪) | 149万/坪 (9.5年/59.0坪) | 180万/坪 (0年/42.4坪) |
北千里駅 | 102万/坪 (29.7年/51.7坪) | 136万/坪 (11.3年/55.1坪) | 117万/坪 (17.5年/51.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
下新庄駅 139.9 万/坪(昨年同期比 +95.8 %)
下新庄駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 140万円/坪(42.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +95.8%( +68.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 18.0年(昨年 25.5年から -29.4 %減)。平均土地面積は 113.4 坪 (昨年 33.3 坪から +240.9 %増)。平均建物面積は 157.3 坪 (昨年 56.0 坪から +181.1 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 25.5 年 → 2022年 18.0 年、-29.4 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 6.5 分 → 2022年 3.5 分、-46.2 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 100.0 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 50.0 %)
吹田駅 136.0 万/坪(昨年同期比 +49.5 %)
吹田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 136万円/坪(41.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +49.5%( +45.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて -47.4%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.1年(昨年 23.5年から +2.4 %増)。平均土地面積は 54.9 坪 (昨年 29.1 坪から +88.4 %増)。平均建物面積は 42.0 坪 (昨年 33.9 坪から +23.9 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 35.3 % → 2022年 20.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 23.5 % → 2022年 30.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 23.5 % → 2022年 30.0 %)
豊津駅 88.5 万/坪(昨年同期比 -47.8 %)
豊津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.5万円/坪(26.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -47.8%( -81.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -62.5%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.0年(昨年 16.0年から +6.3 %増)。平均土地面積は 21.7 坪 (昨年 139.7 坪から -84.5 %減)。平均建物面積は 29.2 坪 (昨年 61.6 坪から -52.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 8.2 分 → 2022年 5.3 分、-35.4 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 37.5 % → 2022年 66.7 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 % → 2022年 33.3 %)
関大前駅 162.4 万/坪(昨年同期比 -32.3 %)
関大前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 162万円/坪(49.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -32.3%( -77.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.0年(昨年 1.3年から +1100.1 %増)。平均土地面積は 44.7 坪 (昨年 51.0 坪から -12.3 %減)。平均建物面積は 46.9 坪 (昨年 33.1 坪から +41.7 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 1.3 年 → 2022年 15.0 年、+1100.1 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 58.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示