阪急京都本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年7月〜9月期の阪急京都本線 (大阪梅田駅水無瀬駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(31.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +7.7%( +7.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 135 件(1年前(2020年)に比べて +11.6%( +14件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 18.1年(昨年 19.6年から -7.4 %減)。平均土地面積は 44.5 坪 (昨年 35.0 坪から +27.0 %増)。平均建物面積は 44.7 坪 (昨年 40.1 坪から +11.5 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が増加。

値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全体的に上昇基調。十三駅水無瀬駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは南茨木駅で昨年に比べ +137.3 %、坪単価は 135 万円/坪となった。

上位 2 駅(南茨木駅十三駅)は +89.7 %(坪単価 +58.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(摂津市駅正雀駅)は -28.4 %(坪単価 -26.8 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 23.0 % → 2021年 20.3 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 21.2 % → 2021年 20.3 %)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 38.1 % → 2021年 34.1 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 12.4 % → 2021年 7.4 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった南茨木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 135万円/坪(40.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +137.3%( +77.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +166.7%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった摂津市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.8万円/坪(16.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -38.3%( -34.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

阪急京都本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
阪急京都本線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
大阪梅田駅---
十三駅131万/坪
(15.8年/37.4坪)
92.1万/坪
(23.1年/18.8坪)
86.4万/坪
(36.9年/23.8坪)
南方駅107万/坪
(-0.50年/22.7坪)
122万/坪
(7.5年/21.2坪)
33.1万/坪
(0年/13.6坪)
崇禅寺駅---
淡路駅82.9万/坪
(8.5年/60.5坪)
80.3万/坪
(25.9年/26.7坪)
63.3万/坪
(28.4年/23.3坪)
上新庄駅97.9万/坪
(21.3年/32.7坪)
82.8万/坪
(24.4年/47.0坪)
111万/坪
(34.0年/81.7坪)
相川駅87.3万/坪
(16.5年/25.3坪)
77.7万/坪
(17.0年/27.2坪)
85.8万/坪
(29.8年/30.3坪)
正雀駅83.0万/坪
(13.3年/29.0坪)
102万/坪
(11.7年/52.0坪)
45.1万/坪
(40.7年/22.9坪)
摂津市駅55.8万/坪
(29.2年/19.2坪)
90.5万/坪
(13.8年/25.7坪)
55.9万/坪
(39.9年/45.7坪)
南茨木駅135万/坪
(14.8年/80.7坪)
56.7万/坪
(45.5年/64.5坪)
104万/坪
(9.3年/29.1坪)
茨木市駅127万/坪
(13.3年/60.8坪)
123万/坪
(19.5年/43.2坪)
99.7万/坪
(21.0年/42.0坪)
総持寺駅105万/坪
(13.7年/68.8坪)
124万/坪
(4.5年/28.4坪)
121万/坪
(20.5年/61.3坪)
富田駅89.8万/坪
(20.0年/33.8坪)
89.2万/坪
(16.1年/27.7坪)
93.4万/坪
(16.4年/31.2坪)
高槻市駅80.7万/坪
(22.9年/32.4坪)
77.1万/坪
(27.2年/34.6坪)
109万/坪
(23.0年/51.0坪)
上牧駅107万/坪
(26.7年/61.4坪)
95.3万/坪
(13.0年/21.9坪)
32.3万/坪
(51.0年/22.7坪)
水無瀬駅124万/坪
(14.5年/38.8坪)
95.3万/坪
(6.3年/29.5坪)
149万/坪
(4.0年/28.0坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

南茨木駅134.7 万/坪(昨年同期比 +137.3 %)

南茨木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 135万円/坪(40.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +137.3%( +77.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +166.7%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 14.8年(昨年 45.5年から -67.4 %減)。平均土地面積は 80.7 坪 (昨年 64.5 坪から +25.1 %増)。平均建物面積は 99.3 坪 (昨年 54.5 坪から +82.4 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 45.5 年 → 2021年 14.8 年、-67.4 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 15.0 分 → 2021年 10.8 分、-28.3 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 16.7 %)

十三駅131.0 万/坪(昨年同期比 +42.1 %)

十三駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 131万円/坪(39.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +42.1%( +38.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +60.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 15.8年(昨年 23.1年から -31.8 %減)。平均土地面積は 37.4 坪 (昨年 18.8 坪から +99.6 %増)。平均建物面積は 46.7 坪 (昨年 32.1 坪から +45.6 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 23.1 年 → 2021年 15.8 年、-31.8 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 50.0 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 12.5 %)

摂津市駅55.8 万/坪(昨年同期比 -38.3 %)

摂津市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.8万円/坪(16.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -38.3%( -34.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 29.2年(昨年 13.8年から +110.8 %増)。平均土地面積は 19.2 坪 (昨年 25.7 坪から -25.5 %減)。平均建物面積は 27.7 坪 (昨年 29.5 坪から -6.0 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 13.8 年 → 2021年 29.2 年、+110.8 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2020年 6.5 分 → 2021年 7.3 分、+12.8 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 100.0 %)

正雀駅83.0 万/坪(昨年同期比 -18.5 %)

正雀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.0万円/坪(25.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -18.5%( -18.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて +20.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 13.3年(昨年 11.7年から +13.9 %増)。平均土地面積は 29.0 坪 (昨年 52.0 坪から -44.3 %減)。平均建物面積は 35.0 坪 (昨年 91.1 坪から -61.5 %減)。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 50.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2020年 11.7 年 → 2021年 13.3 年、+13.9 %と増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.0 分 → 2021年 10.3 分、+47.6 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 33.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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