阪急京都本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年4月〜6月期の阪急京都本線 (大阪梅田駅水無瀬駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.6万円/坪(27.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -10.9%( -11.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 127 件(1年前(2020年)に比べて +8.5%( +10件/坪)と堅調に推移しています。)。

平均築年数は 22.4年(昨年 21.4年から +4.4 %増)。平均土地面積は 44.5 坪 (昨年 44.8 坪から -0.7 %減)。平均建物面積は 55.6 坪 (昨年 48.1 坪から +15.8 %増)。

近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく減少。

値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。淡路駅上新庄駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは上新庄駅で昨年に比べ +63.8 %、坪単価は 52.5 万円/坪となった。

上位 2 駅(上新庄駅淡路駅)は +51.0 %(坪単価 +19.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(水無瀬駅十三駅)は -36.2 %(坪単価 -62.7 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 28.0 % → 2021年 26.0 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 0.9 % → 2021年 1.6 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 10.3 % → 2021年 7.1 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.6 % → 2021年 31.7 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった水無瀬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 141万円/坪(42.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -36.2%( -79.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +300.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった上新庄駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.5万円/坪(15.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +63.8%( +20.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +250.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

阪急京都本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
阪急京都本線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
大阪梅田駅---
十三駅80.7万/坪
(30.5年/34.8坪)
126万/坪
(19.8年/35.9坪)
87.4万/坪
(13.1年/22.7坪)
南方駅-161万/坪
(26.3年/59.7坪)
-
崇禅寺駅104万/坪
(18.3年/25.0坪)
--
淡路駅67.3万/坪
(17.3年/33.3坪)
48.7万/坪
(39.7年/36.3坪)
-
上新庄駅52.5万/坪
(34.6年/82.5坪)
32.1万/坪
(46.8年/15.9坪)
81.5万/坪
(19.9年/141坪)
相川駅-60.1万/坪
(29.5年/20.4坪)
158万/坪
(0.25年/36.3坪)
正雀駅80.1万/坪
(26.2年/42.8坪)
92.3万/坪
(14.4年/62.3坪)
124万/坪
(17.8年/39.3坪)
摂津市駅83.1万/坪
(27.3年/20.0坪)
74.1万/坪
(26.9年/22.7坪)
74.1万/坪
(25.3年/112坪)
南茨木駅87.8万/坪
(24.4年/107坪)
86.3万/坪
(24.8年/73.4坪)
58.9万/坪
(45.8年/213坪)
茨木市駅112万/坪
(16.8年/33.2坪)
122万/坪
(25.9年/51.1坪)
96.1万/坪
(19.4年/35.3坪)
総持寺駅117万/坪
(16.3年/40.3坪)
117万/坪
(13.8年/39.8坪)
93.0万/坪
(13.1年/30.8坪)
富田駅62.4万/坪
(25.3年/22.8坪)
88.8万/坪
(16.9年/30.7坪)
70.2万/坪
(25.6年/37.5坪)
高槻市駅92.9万/坪
(22.1年/44.4坪)
116万/坪
(17.5年/35.5坪)
86.9万/坪
(24.8年/60.3坪)
上牧駅59.8万/坪
(30.9年/48.9坪)
84.2万/坪
(13.9年/84.4坪)
74.9万/坪
(31.9年/33.3坪)
水無瀬駅141万/坪
(16.9年/41.6坪)
220万/坪
(28.3年/133坪)
106万/坪
(15.8年/23.4坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

上新庄駅52.5 万/坪(昨年同期比 +63.8 %)

上新庄駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.5万円/坪(15.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +63.8%( +20.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +250.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 34.6年(昨年 46.8年から -26.1 %減)。平均土地面積は 82.5 坪 (昨年 15.9 坪から +419.7 %増)。平均建物面積は 154.3 坪 (昨年 34.8 坪から +343.5 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 46.8 年 → 2021年 34.6 年、-26.1 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 42.9 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.0 分 → 2021年 8.9 分、+47.6 %と大きく増加)

淡路駅67.3 万/坪(昨年同期比 +38.2 %)

淡路駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.3万円/坪(20.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +38.2%( +18.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 17.3年(昨年 39.7年から -56.5 %減)。平均土地面積は 33.3 坪 (昨年 36.3 坪から -8.3 %減)。平均建物面積は 88.9 坪 (昨年 72.3 坪から +22.9 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 39.7 年 → 2021年 17.3 年、-56.5 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2020年 6.8 分 → 2021年 6.0 分、-12.2 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 60.0 % → 2021年 50.0 %)

水無瀬駅140.7 万/坪(昨年同期比 -36.2 %)

水無瀬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 141万円/坪(42.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -36.2%( -79.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +300.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 16.9年(昨年 28.3年から -40.1 %減)。平均土地面積は 41.6 坪 (昨年 133.1 坪から -68.8 %減)。平均建物面積は 30.6 坪 (昨年 27.2 坪から +12.5 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 28.3 年 → 2021年 16.9 年、-40.1 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2020年 9.0 分 → 2021年 8.0 分、-11.1 %と減少)

十三駅80.7 万/坪(昨年同期比 -36.1 %)

十三駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.7万円/坪(24.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -36.1%( -45.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 30.5年(昨年 19.8年から +54.4 %増)。平均土地面積は 34.8 坪 (昨年 35.9 坪から -3.2 %減)。平均建物面積は 86.2 坪 (昨年 40.8 坪から +111.1 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 12.5 分 → 2021年 9.2 分、-26.4 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 25.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 19.8 年 → 2021年 30.5 年、+54.4 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 50.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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