阪堺電軌上町線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜12月期の阪堺電軌上町線 (阿倍野駅住吉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 98.6万円/坪(29.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +5.6%( +5.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 46 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 24.4年(昨年 21.1年から +15.6 %増)。平均土地面積は 35.0 坪 (昨年 28.3 坪から +23.5 %増)。平均建物面積は 42.7 坪 (昨年 33.7 坪から +26.8 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。東天下茶屋駅帝塚山四丁目駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは東天下茶屋駅で昨年に比べ +27.8 %、坪単価は 106 万円/坪となった。

上位 2 駅(東天下茶屋駅帝塚山四丁目駅)は +24.5 %(坪単価 +20.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(北畠駅松虫駅)は -6.8 %(坪単価 -6.5 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 5.0 分 → 2019年 4.1 分、-17.9 %と減少)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 13.3 % → 2019年 32.6 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 2.9 % → 2019年 6.2 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 21.1 年 → 2019年 24.4 年、+15.6 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 22.9 % → 2019年 31.2 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 46.7 % → 2019年 39.1 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった帝塚山三丁目駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 120万円/坪(36.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -2.4%( -3.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった松虫駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.0万円/坪(23.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -5.0%( -4.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 9 件(1年前(2018年)に比べて +80.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

阪堺電軌上町線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
阪堺電軌上町線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
阿倍野駅118万/坪
(24.6年/39.8坪)
103万/坪
(16.7年/17.8坪)
102万/坪
(15.1年/42.1坪)
松虫駅79.0万/坪
(37.2年/27.6坪)
83.2万/坪
(34.6年/24.5坪)
154万/坪
(22.2年/54.7坪)
東天下茶屋駅106万/坪
(15.2年/32.1坪)
83.3万/坪
(16.0年/21.2坪)
64.9万/坪
(26.1年/23.2坪)
北畠駅94.2万/坪
(28.8年/43.9坪)
103万/坪
(28.8年/42.0坪)
94.2万/坪
(30.1年/28.6坪)
姫松駅-134万/坪
(16.0年/48.4坪)
161万/坪
(-0.25年/32.8坪)
帝塚山三丁目駅120万/坪
(0年/30.3坪)
123万/坪
(0年/19.7坪)
60.9万/坪
(49.8年/59.7坪)
帝塚山四丁目駅98.0万/坪
(14.5年/29.3坪)
80.8万/坪
(17.2年/24.7坪)
61.9万/坪
(31.8年/30.8坪)
神ノ木駅-30.9万/坪
(32.0年/13.6坪)
-
住吉駅---

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

東天下茶屋駅106.4 万/坪(昨年同期比 +27.8 %)

東天下茶屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 106万円/坪(32.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +27.8%( +23.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2018年)に比べて +33.3%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 15.2年(昨年 16.0年から -4.8 %減)。平均土地面積は 32.1 坪 (昨年 21.2 坪から +51.8 %増)。平均建物面積は 32.0 坪 (昨年 21.2 坪から +51.0 %増)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 16.7 % → 2019年 37.5 %)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 16.7 %)

帝塚山四丁目駅98.0 万/坪(昨年同期比 +21.2 %)

帝塚山四丁目駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 98.0万円/坪(29.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +21.2%( +17.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2018年)に比べて -20.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 14.5年(昨年 17.2年から -15.8 %減)。平均土地面積は 29.3 坪 (昨年 24.7 坪から +18.9 %増)。平均建物面積は 38.0 坪 (昨年 30.4 坪から +25.1 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2018年 17.2 年 → 2019年 14.5 年、-15.8 %と減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 4.4 分 → 2019年 3.2 分、-26.1 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 20.0 % → 2019年 37.5 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 % → 2019年 33.3 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 12.5 % → 2019年 50.0 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 60.0 % → 2019年 50.0 %)

北畠駅94.2 万/坪(昨年同期比 -8.6 %)

北畠駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.2万円/坪(28.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -8.6%( -8.9万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 11 件(1年前(2018年)に比べて +10.0%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 28.8年(昨年 28.8年から -0.0 %減)。平均土地面積は 43.9 坪 (昨年 42.0 坪から +4.3 %増)。平均建物面積は 56.0 坪 (昨年 51.1 坪から +9.5 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 5.5 分 → 2019年 4.1 分、-25.6 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 40.0 % → 2019年 63.6 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 14.3 % → 2019年 25.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 42.9 % → 2019年 50.0 %)

松虫駅79.0 万/坪(昨年同期比 -5.0 %)

松虫駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.0万円/坪(23.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -5.0%( -4.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 9 件(1年前(2018年)に比べて +80.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 37.2年(昨年 34.6年から +7.5 %増)。平均土地面積は 27.6 坪 (昨年 24.5 坪から +12.5 %増)。平均建物面積は 23.5 坪 (昨年 25.7 坪から -8.5 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 4.8 分 → 2019年 3.3 分、-29.8 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 66.7 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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