近鉄奈良線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜12月期の近鉄奈良線 (大阪難波駅石切駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.0万円/坪(22.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -1.4%( -1.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 402 件(1年前(2018年)に比べて +0.2%( +1件/坪)と僅かに増加しています。)。

平均築年数は 25.7年(昨年 24.6年から +4.3 %増)。平均土地面積は 43.4 坪 (昨年 44.9 坪から -3.3 %減)。平均建物面積は 45.1 坪 (昨年 52.4 坪から -14.0 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が増加。

値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。布施駅東花園駅額田駅石切駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは河内小阪駅で昨年に比べ +117.4 %、坪単価は 185 万円/坪となった。

上位 2 駅(河内小阪駅額田駅)は +107.4 %(坪単価 +62.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(八戸ノ里駅河内永和駅)は -39.6 %(坪単価 -36.3 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 29.3 % → 2019年 25.0 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.4 % → 2019年 1.8 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 28.7 % → 2019年 34.4 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 5.2 % → 2019年 2.5 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった河内小阪駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 185万円/坪(56.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +117.4%( +99.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2018年)に比べて -40.9%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった枚岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.4万円/坪(13.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -16.9%( -9.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 16 件(1年前(2018年)に比べて +300.0%( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。

近鉄奈良線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
近鉄奈良線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
大阪難波駅---
近鉄日本橋駅-291万/坪
(3.5年/22.7坪)
141万/坪
(27.3年/17.4坪)
大阪上本町駅111万/坪
(36.2年/30.3坪)
122万/坪
(32.9年/60.0坪)
103万/坪
(50.1年/28.7坪)
鶴橋駅79.7万/坪
(28.4年/39.2坪)
92.2万/坪
(33.0年/47.9坪)
80.2万/坪
(33.1年/32.3坪)
今里駅81.4万/坪
(21.9年/32.2坪)
70.2万/坪
(27.9年/46.6坪)
71.0万/坪
(25.4年/38.4坪)
布施駅73.3万/坪
(31.2年/54.3坪)
54.2万/坪
(31.6年/51.2坪)
62.6万/坪
(31.7年/47.7坪)
河内永和駅62.0万/坪
(31.6年/41.7坪)
101万/坪
(21.1年/41.0坪)
71.7万/坪
(28.4年/52.2坪)
河内小阪駅185万/坪
(30.5年/64.7坪)
85.1万/坪
(21.9年/41.8坪)
79.3万/坪
(25.4年/35.0坪)
八戸ノ里駅49.2万/坪
(36.3年/79.1坪)
82.5万/坪
(21.5年/40.0坪)
98.5万/坪
(23.5年/76.5坪)
若江岩田駅63.6万/坪
(24.7年/30.7坪)
80.7万/坪
(22.4年/34.2坪)
61.4万/坪
(23.2年/40.1坪)
河内花園駅70.6万/坪
(22.1年/33.9坪)
67.7万/坪
(25.8年/42.4坪)
68.3万/坪
(20.0年/28.1坪)
東花園駅77.1万/坪
(21.6年/25.6坪)
60.5万/坪
(28.0年/52.9坪)
65.2万/坪
(24.1年/28.4坪)
瓢箪山駅59.4万/坪
(29.7年/54.2坪)
64.1万/坪
(23.5年/45.3坪)
57.7万/坪
(25.5年/48.2坪)
枚岡駅45.4万/坪
(31.0年/52.7坪)
54.6万/坪
(24.8年/20.4坪)
67.6万/坪
(18.3年/22.5坪)
額田駅50.5万/坪
(29.2年/70.1坪)
25.6万/坪
(39.0年/31.4坪)
51.8万/坪
(23.9年/38.5坪)
石切駅77.2万/坪
(11.8年/32.9坪)
54.7万/坪
(26.1年/50.1坪)
53.9万/坪
(29.7年/32.9坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

河内小阪駅185.1 万/坪(昨年同期比 +117.4 %)

河内小阪駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 185万円/坪(56.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +117.4%( +99.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2018年)に比べて -40.9%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 30.5年(昨年 21.9年から +39.2 %増)。平均土地面積は 64.7 坪 (昨年 41.8 坪から +54.8 %増)。平均建物面積は 69.7 坪 (昨年 66.0 坪から +5.5 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 47.4 % → 2019年 18.2 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 21.9 年 → 2019年 30.5 年、+39.2 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2018年 8.1 分 → 2019年 9.7 分、+19.1 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 10.5 % → 2019年 45.5 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 22.7 % → 2019年 15.4 %)

額田駅50.5 万/坪(昨年同期比 +97.4 %)

額田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.5万円/坪(15.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +97.4%( +24.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2018年)に比べて +175.0%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 29.2年(昨年 39.0年から -25.0 %減)。平均土地面積は 70.1 坪 (昨年 31.4 坪から +123.4 %増)。平均建物面積は 38.1 坪 (昨年 28.7 坪から +32.6 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 39.0 年 → 2019年 29.2 年、-25.0 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 10.0 %)

八戸ノ里駅49.2 万/坪(昨年同期比 -40.4 %)

八戸ノ里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.2万円/坪(14.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -40.4%( -33.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 21 件(1年前(2018年)に比べて +23.5%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 36.3年(昨年 21.5年から +68.6 %増)。平均土地面積は 79.1 坪 (昨年 40.0 坪から +97.5 %増)。平均建物面積は 87.3 坪 (昨年 46.8 坪から +86.5 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 41.2 % → 2019年 36.8 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 11.8 % → 2019年 14.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 21.5 年 → 2019年 36.3 年、+68.6 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 11.8 % → 2019年 47.4 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 29.4 % → 2019年 5.3 %)

河内永和駅62.0 万/坪(昨年同期比 -38.8 %)

河内永和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.0万円/坪(18.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -38.8%( -39.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(1年前(2018年)に比べて +9.1%( +1件/坪)と堅調に推移しています。)。

平均築年数は 31.6年(昨年 21.1年から +49.5 %増)。平均土地面積は 41.7 坪 (昨年 41.0 坪から +1.8 %増)。平均建物面積は 63.5 坪 (昨年 49.9 坪から +27.3 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 36.4 % → 2019年 33.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 21.1 年 → 2019年 31.6 年、+49.5 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2018年 5.7 分 → 2019年 6.3 分、+10.6 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 9.1 % → 2019年 33.3 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 45.5 % → 2019年 33.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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