近鉄大阪線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2022年1月〜3月期の近鉄大阪線 (大阪上本町駅大阪教育大前駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.9万円/坪(22.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -4.6%( -3.6万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 117 件(1年前(2021年)に比べて +10.4%( +11件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 28.8年(昨年 22.1年から +30.5 %増)。平均土地面積は 42.1 坪 (昨年 51.1 坪から -17.7 %減)。平均建物面積は 40.5 坪 (昨年 44.2 坪から -8.4 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。今里駅久宝寺口駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは恩智駅で昨年に比べ +103.9 %、坪単価は 70.9 万円/坪となった。

上位 2 駅(恩智駅久宝寺口駅)は +77.1 %(坪単価 +32.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(法善寺駅布施駅)は -48.2 %(坪単価 -45.3 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.8 % → 2022年 6.0 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 26.9 % → 2022年 20.2 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 22.1 年 → 2022年 28.8 年、+30.5 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.8 % → 2022年 41.3 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 31.2 % → 2022年 26.0 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった近鉄八尾駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +11.2%( +11.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 9 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった布施駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.8万円/坪(13.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -42.3%( -31.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

近鉄大阪線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
近鉄大阪線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
大阪上本町駅-311万/坪
(54.0年/27.2坪)
120万/坪
(73.1年/16.6坪)
鶴橋駅51.1万/坪
(48.7年/20.6坪)
80.2万/坪
(27.0年/46.6坪)
47.3万/坪
(36.7年/26.6坪)
今里駅97.2万/坪
(26.2年/31.3坪)
74.3万/坪
(19.9年/24.8坪)
79.0万/坪
(16.0年/70.0坪)
布施駅42.8万/坪
(37.4年/20.0坪)
74.3万/坪
(12.0年/38.6坪)
62.0万/坪
(45.8年/65.0坪)
俊徳道駅65.5万/坪
(18.8年/25.7坪)
77.1万/坪
(17.5年/31.9坪)
109万/坪
(0年/21.2坪)
長瀬駅67.6万/坪
(24.0年/40.0坪)
97.2万/坪
(21.7年/35.9坪)
97.8万/坪
(17.2年/36.5坪)
弥刀駅79.3万/坪
(22.9年/28.9坪)
73.8万/坪
(13.6年/49.5坪)
74.1万/坪
(22.8年/36.5坪)
久宝寺口駅87.0万/坪
(21.8年/41.1坪)
57.9万/坪
(22.3年/122坪)
54.1万/坪
(24.2年/80.9坪)
近鉄八尾駅116万/坪
(39.3年/88.2坪)
104万/坪
(12.0年/77.6坪)
60.3万/坪
(30.5年/38.8坪)
河内山本駅70.4万/坪
(27.5年/39.0坪)
67.6万/坪
(27.6年/41.8坪)
82.6万/坪
(25.6年/32.9坪)
高安駅79.9万/坪
(21.9年/30.6坪)
75.0万/坪
(21.6年/36.5坪)
42.8万/坪
(39.7年/25.2坪)
恩智駅70.9万/坪
(21.5年/57.8坪)
34.8万/坪
(39.6年/125坪)
77.7万/坪
(16.6年/25.9坪)
法善寺駅50.4万/坪
(24.0年/34.8坪)
110万/坪
(5.0年/38.8坪)
139万/坪
(0年/59.0坪)
堅下駅64.9万/坪
(35.5年/29.5坪)
-99.0万/坪
(13.8年/74.5坪)
安堂駅-10.2万/坪
(47.0年/19.7坪)
19.3万/坪
(43.5年/21.9坪)
河内国分駅50.2万/坪
(34.6年/87.7坪)
43.3万/坪
(28.0年/79.2坪)
63.4万/坪
(30.0年/32.1坪)
大阪教育大前駅---

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

恩智駅70.9 万/坪(昨年同期比 +103.9 %)

恩智駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.9万円/坪(21.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +103.9%( +36.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 21.5年(昨年 39.6年から -45.7 %減)。平均土地面積は 57.8 坪 (昨年 124.6 坪から -53.6 %減)。平均建物面積は 32.9 坪 (昨年 76.5 坪から -57.0 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 39.6 年 → 2022年 21.5 年、-45.7 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 60.0 % → 2022年 25.0 %)

久宝寺口駅87.0 万/坪(昨年同期比 +50.2 %)

久宝寺口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.0万円/坪(26.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +50.2%( +29.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 21.8年(昨年 22.3年から -2.4 %減)。平均土地面積は 41.1 坪 (昨年 122.1 坪から -66.4 %減)。平均建物面積は 26.5 坪 (昨年 86.2 坪から -69.3 %減)。

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 40.0 %)

法善寺駅50.4 万/坪(昨年同期比 -54.0 %)

法善寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.4万円/坪(15.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -54.0%( -59.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 24.0年(昨年 5.0年から +380.0 %増)。平均土地面積は 34.8 坪 (昨年 38.8 坪から -10.4 %減)。平均建物面積は 36.8 坪 (昨年 24.2 坪から +52.1 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 5.0 年 → 2022年 24.0 年、+380.0 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2021年 7.0 分 → 2022年 8.3 分、+19.0 %と増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 % → 2022年 33.3 %)

布施駅42.8 万/坪(昨年同期比 -42.3 %)

布施駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.8万円/坪(13.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -42.3%( -31.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 37.4年(昨年 12.0年から +211.1 %増)。平均土地面積は 20.0 坪 (昨年 38.6 坪から -48.0 %減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 49.2 坪から -41.5 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 12.0 年 → 2022年 37.4 年、+211.1 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 25.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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