【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年10月〜12月期の大阪長堀鶴見緑地線 (大正駅～門真南駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.0万円/坪(25.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -23.8％( -26.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 53 件(１年前(2019年)に比べて -11.7％( -7件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 27.3年(昨年 26.8年から +2.0 ％増)。平均土地面積は 34.6 坪 (昨年 35.0 坪から -1.1 ％減)。平均建物面積は 46.9 坪 (昨年 72.7 坪から -35.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。谷町六丁目駅、京橋駅、蒲生四丁目駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは玉造駅で昨年に比べ +281.8 ％、坪単価は 231 万円/坪となった。
上位 2 駅(玉造駅、蒲生四丁目駅)は +174.4 ％(坪単価 +103.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鶴見緑地駅、今福鶴見駅)は -19.4 ％(坪単価 -18.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 32.7 ％ → 2020年 23.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 10.2 ％ → 2020年 12.8 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2019年 10.3 分 → 2020年 12.0 分、+15.8 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 26.5 ％ → 2020年 38.3 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 21.7 ％ → 2020年 17.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった玉造駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 231万円/坪(70.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +281.8％( +170.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大正駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.2万円/坪(16.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -3.3％( -1.8万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 14 件(前年比変わらず)。
| 大阪長堀鶴見緑地線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大正駅 | 54.2万/坪 (31.7年/35.7坪) | 56.1万/坪 (23.7年/24.8坪) | 60.9万/坪 (25.5年/37.6坪) |
| ドーム前千代崎駅 | 99.2万/坪 (42.8年/18.2坪) | - | - |
| 西長堀駅 | 159万/坪 (28.8年/39.3坪) | - | - |
| 西大橋駅 | - | 153万/坪 (21.8年/39.3坪) | - |
| 心斎橋駅 | - | 291万/坪 (46.0年/38.6坪) | 248万/坪 (60.8年/21.2坪) |
| 長堀橋駅 | - | 129万/坪 (0年/28.7坪) | 266万/坪 (41.8年/9.6坪) |
| 松屋町駅 | - | 175万/坪 (26.8年/105坪) | 98.5万/坪 (40.4年/48.9坪) |
| 谷町六丁目駅 | 119万/坪 (33.5年/21.2坪) | 92.0万/坪 (27.3年/37.1坪) | 196万/坪 (10.8年/60.5坪) |
| 玉造駅 | 231万/坪 (0.8年/16.6坪) | 60.6万/坪 (52.8年/22.7坪) | 114万/坪 (35.6年/47.8坪) |
| 森ノ宮駅 | - | 406万/坪 (38.8年/64.3坪) | 99.2万/坪 (51.8年/12.1坪) |
| 大阪ビジネスパーク駅 | - | - | - |
| 京橋駅 | 150万/坪 (24.3年/45.4坪) | 94.3万/坪 (30.1年/20.8坪) | 69.0万/坪 (54.8年/20.4坪) |
| 蒲生四丁目駅 | 87.8万/坪 (29.0年/31.5坪) | 52.6万/坪 (42.4年/15.1坪) | 103万/坪 (3.8年/23.4坪) |
| 今福鶴見駅 | 85.8万/坪 (23.3年/17.8坪) | 104万/坪 (9.1年/22.7坪) | 94.0万/坪 (33.3年/21.0坪) |
| 横堤駅 | 90.4万/坪 (16.0年/20.6坪) | 87.7万/坪 (23.1年/43.0坪) | 83.6万/坪 (23.8年/126坪) |
| 鶴見緑地駅 | 72.1万/坪 (18.8年/19.7坪) | 91.5万/坪 (23.3年/17.4坪) | 132万/坪 (-0.25年/24.6坪) |
| 門真南駅 | 68.3万/坪 (28.0年/59.0坪) | 57.4万/坪 (28.8年/26.1坪) | 40.7万/坪 (16.3年/17.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
玉造駅 231.4 万/坪(昨年同期比 +281.8 ％)
玉造駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 231万円/坪(70.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +281.8％( +170.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.8年(昨年 52.8年から -98.6 ％減)。平均土地面積は 16.6 坪 (昨年 22.7 坪から -26.7 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 90.8 坪から -66.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 52.8 年 → 2020年 0.8 年、-98.6 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 100.0 ％)
蒲生四丁目駅 87.8 万/坪(昨年同期比 +67.1 ％)
蒲生四丁目駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.8万円/坪(26.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +67.1％( +35.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2019年)に比べて +150.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.0年(昨年 42.4年から -31.6 ％減)。平均土地面積は 31.5 坪 (昨年 15.1 坪から +108.0 ％増)。平均建物面積は 39.2 坪 (昨年 28.0 坪から +40.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 42.4 年 → 2020年 29.0 年、-31.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 10.0 分 → 2020年 6.4 分、-36.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 ％ → 2020年 25.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 ％ → 2020年 37.5 ％)
鶴見緑地駅 72.1 万/坪(昨年同期比 -21.2 ％)
鶴見緑地駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.1万円/坪(21.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -21.2％( -19.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.8年(昨年 23.3年から -19.3 ％減)。平均土地面積は 19.7 坪 (昨年 17.4 坪から +13.0 ％増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 23.4 坪から +41.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 23.3 年 → 2020年 18.8 年、-19.3 ％と減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 12.0 分 → 2020年 18.0 分、+50.0 ％と大きく増加)
今福鶴見駅 85.8 万/坪(昨年同期比 -17.6 ％)
今福鶴見駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.8万円/坪(26.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -17.6％( -18.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて -33.3％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.3年(昨年 9.1年から +156.0 ％増)。平均土地面積は 17.8 坪 (昨年 22.7 坪から -21.7 ％減)。平均建物面積は 29.5 坪 (昨年 36.8 坪から -19.9 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 9.1 年 → 2020年 23.3 年、+156.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2019年 9.3 分 → 2020年 10.8 分、+15.2 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 ％ → 2020年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示