大阪千日前線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年7月〜9月期の大阪千日前線 (野田阪神駅南巽駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 137万円/坪(41.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +56.0%( +49.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 42 件(1年前(2019年)に比べて -37.3%( -25件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 20.4年(昨年 19.9年から +2.1 %増)。平均土地面積は 32.6 坪 (昨年 36.2 坪から -10.1 %減)。平均建物面積は 60.8 坪 (昨年 63.4 坪から -4.1 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。鶴橋駅南巽駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは桜川駅で昨年に比べ +245.6 %、坪単価は 422 万円/坪となった。

上位 2 駅(桜川駅西長堀駅)は +197.1 %(坪単価 +205.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(阿波座駅北巽駅)は -27.1 %(坪単価 -35.0 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 35.3 % → 2020年 29.4 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 14.9 % → 2020年 16.7 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 32.8 % → 2020年 26.2 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 27.5 % → 2020年 23.5 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった桜川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 422万円/坪(128万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +245.6%( +299.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった北巽駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.3万円/坪(19.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -23.0%( -19.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

大阪千日前線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
大阪千日前線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
野田阪神駅84.6万/坪
(20.3年/20.4坪)
106万/坪
(16.0年/18.5坪)
112万/坪
(24.4年/29.1坪)
玉川駅126万/坪
(28.0年/23.4坪)
-118万/坪
(11.8年/21.2坪)
阿波座駅112万/坪
(37.5年/16.6坪)
163万/坪
(34.5年/39.3坪)
123万/坪
(20.0年/56.0坪)
西長堀駅187万/坪
(24.5年/35.5坪)
75.2万/坪
(45.5年/31.0坪)
-
桜川駅422万/坪
(30.5年/233坪)
122万/坪
(17.5年/36.3坪)
118万/坪
(13.5年/34.8坪)
難波駅---
日本橋駅-203万/坪
(63.5年/13.6坪)
56.2万/坪
(66.5年/45.4坪)
谷町九丁目駅1,439万/坪
(28.5年/72.6坪)
--
鶴橋駅127万/坪
(31.5年/31.3坪)
72.2万/坪
(29.9年/45.5坪)
65.6万/坪
(31.3年/39.9坪)
今里駅85.8万/坪
(8.8年/29.6坪)
73.9万/坪
(16.9年/37.4坪)
77.2万/坪
(20.8年/37.7坪)
新深江駅93.2万/坪
(17.5年/21.7坪)
118万/坪
(11.7年/37.8坪)
75.5万/坪
(8.0年/71.6坪)
小路駅76.5万/坪
(22.5年/25.2坪)
83.0万/坪
(9.5年/28.6坪)
88.4万/坪
(16.4年/61.4坪)
北巽駅64.3万/坪
(16.8年/20.0坪)
83.5万/坪
(15.8年/20.9坪)
70.8万/坪
(10.5年/19.4坪)
南巽駅73.7万/坪
(20.5年/42.0坪)
44.5万/坪
(19.5年/79.4坪)
73.1万/坪
(30.0年/33.3坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

桜川駅422.0 万/坪(昨年同期比 +245.6 %)

桜川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 422万円/坪(128万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +245.6%( +299.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 30.5年(昨年 17.5年から +74.3 %増)。平均土地面積は 232.9 坪 (昨年 36.3 坪から +541.7 %増)。平均建物面積は 284.4 坪 (昨年 98.3 坪から +189.2 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 4.0 分 → 2020年 1.0 分、-75.0 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 100.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 17.5 年 → 2020年 30.5 年、+74.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 100.0 %)

西長堀駅186.9 万/坪(昨年同期比 +148.5 %)

西長堀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 187万円/坪(56.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +148.5%( +111.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 24.5年(昨年 45.5年から -46.1 %減)。平均土地面積は 35.5 坪 (昨年 31.0 坪から +14.6 %増)。平均建物面積は 245.8 坪 (昨年 81.7 坪から +200.9 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 45.5 年 → 2020年 24.5 年、-46.1 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 5.5 分 → 2020年 2.5 分、-54.5 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 50.0 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 50.0 %)

阿波座駅112.1 万/坪(昨年同期比 -31.2 %)

阿波座駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -31.2%( -50.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 37.5年(昨年 34.5年から +8.7 %増)。平均土地面積は 16.6 坪 (昨年 39.3 坪から -57.7 %減)。平均建物面積は 69.6 坪 (昨年 149.7 坪から -53.5 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 3.0 分 → 2020年 1.0 分、-66.7 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 100.0 %)

北巽駅64.3 万/坪(昨年同期比 -23.0 %)

北巽駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.3万円/坪(19.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -23.0%( -19.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 16.8年(昨年 15.8年から +6.3 %増)。平均土地面積は 20.0 坪 (昨年 20.9 坪から -4.2 %減)。平均建物面積は 25.3 坪 (昨年 31.0 坪から -18.3 %減)。

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2019年 11.5 分 → 2020年 12.8 分、+10.9 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 33.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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