南海高野線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜3月期の南海高野線 (難波駅天見駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.4万円/坪(21.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +2.4%( +1.6万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 166 件(1年前(2018年)に比べて -0.6%( -1件/坪)と僅かに減少しています。)。

平均築年数は 23.5年(昨年 22.7年から +3.6 %増)。平均土地面積は 59.2 坪 (昨年 54.2 坪から +9.3 %増)。平均建物面積は 46.9 坪 (昨年 50.6 坪から -7.2 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。天下茶屋駅岸里玉出駅沢ノ町駅狭山駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは沢ノ町駅で昨年に比べ +75.6 %、坪単価は 99.2 万円/坪となった。

上位 2 駅(沢ノ町駅岸里玉出駅)は +73.1 %(坪単価 +41.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(滝谷駅千代田駅)は -68.5 %(坪単価 -20.7 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 16.0 分 → 2019年 13.9 分、-13.1 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 39.2 % → 2019年 26.5 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 2.4 % → 2019年 4.2 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 17.6 % → 2019年 30.3 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 13.8 % → 2019年 12.7 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった沢ノ町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.2万円/坪(30.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +75.6%( +42.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった滝谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.7万円/坪(0.20万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -97.3%( -23.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

南海高野線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
南海高野線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
難波駅--81.4万/坪
(36.8年/33.3坪)
今宮戎駅---
新今宮駅--34.7万/坪
(53.0年/48.4坪)
萩ノ茶屋駅14.4万/坪
(55.0年/53.7坪)
--
天下茶屋駅76.9万/坪
(18.7年/59.2坪)
54.5万/坪
(24.8年/20.4坪)
62.9万/坪
(22.8年/26.8坪)
岸里玉出駅97.6万/坪
(21.7年/93.4坪)
57.2万/坪
(19.0年/32.3坪)
94.5万/坪
(4.0年/19.7坪)
帝塚山駅94.4万/坪
(4.0年/63.5坪)
105万/坪
(13.0年/68.8坪)
162万/坪
(11.0年/37.8坪)
住吉東駅75.2万/坪
(25.7年/92.3坪)
107万/坪
(0年/18.2坪)
65.4万/坪
(26.0年/13.6坪)
沢ノ町駅99.2万/坪
(20.5年/173坪)
56.5万/坪
(50.0年/19.7坪)
82.1万/坪
(35.7年/62.0坪)
我孫子前駅91.0万/坪
(28.0年/55.3坪)
78.9万/坪
(17.2年/56.5坪)
83.1万/坪
(7.0年/18.9坪)
浅香山駅93.7万/坪
(33.0年/206坪)
105万/坪
(0.3年/34.5坪)
51.9万/坪
(34.5年/33.9坪)
堺東駅79.2万/坪
(24.3年/38.1坪)
73.0万/坪
(23.9年/49.9坪)
68.1万/坪
(28.4年/42.4坪)
三国ケ丘駅-113万/坪
(0.5年/30.3坪)
113万/坪
(14.7年/24.7坪)
百舌鳥八幡駅-64.9万/坪
(29.0年/15.1坪)
146万/坪
(4.0年/33.3坪)
中百舌鳥駅74.2万/坪
(27.8年/41.6坪)
92.2万/坪
(22.7年/75.0坪)
103万/坪
(17.2年/59.2坪)
白鷺駅91.9万/坪
(17.5年/39.3坪)
80.9万/坪
(20.5年/34.8坪)
91.1万/坪
(26.2年/44.9坪)
初芝駅49.5万/坪
(25.5年/26.2坪)
49.9万/坪
(32.3年/66.6坪)
47.9万/坪
(27.9年/27.7坪)
萩原天神駅51.2万/坪
(29.3年/25.3坪)
42.6万/坪
(31.8年/36.3坪)
90.5万/坪
(1.5年/33.3坪)
北野田駅79.0万/坪
(19.1年/48.3坪)
68.4万/坪
(24.0年/74.6坪)
64.2万/坪
(20.3年/56.2坪)
狭山駅77.8万/坪
(5.8年/32.5坪)
54.4万/坪
(21.3年/62.5坪)
15.1万/坪
(43.5年/27.7坪)
大阪狭山市駅76.5万/坪
(16.3年/51.0坪)
80.7万/坪
(12.7年/37.6坪)
70.3万/坪
(21.7年/77.6坪)
金剛駅72.0万/坪
(21.5年/61.6坪)
79.6万/坪
(18.8年/56.6坪)
75.4万/坪
(19.3年/66.6坪)
滝谷駅0.7万/坪
(43.0年/75.6坪)
24.1万/坪
(29.5年/38.6坪)
22.5万/坪
(34.8年/25.0坪)
千代田駅27.2万/坪
(39.5年/55.5坪)
45.2万/坪
(21.2年/41.2坪)
31.4万/坪
(27.6年/42.8坪)
河内長野駅54.4万/坪
(20.5年/102坪)
55.9万/坪
(21.9年/87.7坪)
35.8万/坪
(31.1年/71.5坪)
三日市町駅33.4万/坪
(27.3年/70.3坪)
28.8万/坪
(36.1年/70.0坪)
43.7万/坪
(24.8年/60.0坪)
美加の台駅25.3万/坪
(32.0年/56.0坪)
-29.3万/坪
(26.8年/59.7坪)
千早口駅---
天見駅---

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

沢ノ町駅99.2 万/坪(昨年同期比 +75.6 %)

沢ノ町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.2万円/坪(30.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +75.6%( +42.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 20.5年(昨年 50.0年から -59.0 %減)。平均土地面積は 173.2 坪 (昨年 19.7 坪から +780.8 %増)。平均建物面積は 60.5 坪 (昨年 29.5 坪から +105.1 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 50.0 年 → 2019年 20.5 年、-59.0 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 4.0 分 → 2019年 3.0 分、-25.0 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 50.0 %)

岸里玉出駅97.6 万/坪(昨年同期比 +70.6 %)

岸里玉出駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 97.6万円/坪(29.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +70.6%( +40.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2018年)に比べて +166.7%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 21.7年(昨年 19.0年から +14.3 %増)。平均土地面積は 93.4 坪 (昨年 32.3 坪から +189.5 %増)。平均建物面積は 121.2 坪 (昨年 46.9 坪から +158.5 %増)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 50.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 19.0 年 → 2019年 21.7 年、+14.3 %と増加)

滝谷駅0.7 万/坪(昨年同期比 -97.3 %)

滝谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.7万円/坪(0.20万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -97.3%( -23.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 43.0年(昨年 29.5年から +45.8 %増)。平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 38.6 坪から +96.1 %増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 30.3 坪から +0.0 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 29.5 年 → 2019年 43.0 年、+45.8 %と大きく増加)

千代田駅27.2 万/坪(昨年同期比 -39.8 %)

千代田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.2万円/坪(8.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -39.8%( -18.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2018年)に比べて -12.5%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 39.5年(昨年 21.2年から +86.5 %増)。平均土地面積は 55.5 坪 (昨年 41.2 坪から +34.7 %増)。平均建物面積は 38.7 坪 (昨年 30.9 坪から +25.2 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 21.2 年 → 2019年 39.5 年、+86.5 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 14.3 % → 2019年 57.1 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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