京阪本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2022年1月〜12月期の京阪本線 (淀屋橋駅樟葉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.7万円/坪(23.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +5.7%( +4.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 905 件(1年前(2021年)に比べて -7.8%( -77件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 28.0年(昨年 25.9年から +8.4 %増)。平均土地面積は 41.3 坪 (昨年 42.8 坪から -3.4 %減)。平均建物面積は 43.0 坪 (昨年 43.9 坪から -1.9 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が減少。

値上がりした駅数は 12 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。天満橋駅森小路駅西三荘駅光善寺駅枚方公園駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは淀屋橋駅で昨年に比べ +154.5 %、坪単価は 217 万円/坪となった。

上位 2 駅(淀屋橋駅森小路駅)は +103.6 %(坪単価 +88.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(野江駅関目駅)は -43.8 %(坪単価 -70.3 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.8 % → 2022年 2.9 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 35.1 % → 2022年 38.8 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 11.2 % → 2022年 9.6 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった淀屋橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 217万円/坪(65.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +154.5%( +131.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった萱島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.5万円/坪(15.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -1.0%( -0.5万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 56 件(1年前(2021年)に比べて -16.4%( -11件/坪)と不調に推移しています。)。

京阪本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
京阪本線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
淀屋橋駅217万/坪
(55.0年/30.8坪)
85.3万/坪
(51.0年/99.8坪)
211万/坪
(43.5年/67.3坪)
北浜駅199万/坪
(50.2年/22.7坪)
-216万/坪
(26.5年/105坪)
天満橋駅184万/坪
(43.4年/46.5坪)
150万/坪
(31.6年/77.0坪)
208万/坪
(36.4年/37.5坪)
京橋駅103万/坪
(22.4年/27.1坪)
97.3万/坪
(22.5年/32.1坪)
99.6万/坪
(22.2年/23.1坪)
野江駅88.8万/坪
(30.1年/28.4坪)
188万/坪
(26.8年/60.8坪)
69.3万/坪
(39.3年/53.9坪)
関目駅77.6万/坪
(21.8年/43.1坪)
119万/坪
(27.5年/30.7坪)
92.8万/坪
(12.7年/31.5坪)
森小路駅133万/坪
(10.4年/50.6坪)
86.8万/坪
(28.3年/29.6坪)
85.4万/坪
(25.6年/57.8坪)
千林駅98.0万/坪
(12.6年/30.8坪)
84.9万/坪
(16.3年/27.7坪)
86.4万/坪
(19.4年/48.4坪)
滝井駅-89.6万/坪
(16.4年/38.2坪)
126万/坪
(37.4年/27.2坪)
土居駅95.6万/坪
(17.2年/53.8坪)
96.3万/坪
(21.4年/57.2坪)
94.6万/坪
(20.1年/44.8坪)
守口市駅80.8万/坪
(27.3年/39.8坪)
81.0万/坪
(25.3年/44.9坪)
86.8万/坪
(17.6年/45.1坪)
西三荘駅108万/坪
(27.0年/34.2坪)
74.0万/坪
(19.5年/51.2坪)
66.1万/坪
(18.0年/31.9坪)
門真市駅67.9万/坪
(29.9年/62.2坪)
65.6万/坪
(21.0年/77.7坪)
52.3万/坪
(28.1年/98.5坪)
古川橋駅53.1万/坪
(35.0年/29.8坪)
56.7万/坪
(27.1年/51.0坪)
47.9万/坪
(32.6年/45.0坪)
大和田駅69.4万/坪
(29.1年/35.6坪)
61.8万/坪
(29.3年/38.6坪)
66.3万/坪
(22.0年/33.5坪)
萱島駅49.5万/坪
(30.8年/41.8坪)
50.0万/坪
(30.0年/25.4坪)
46.8万/坪
(31.2年/42.4坪)
寝屋川市駅72.0万/坪
(32.0年/43.9坪)
63.2万/坪
(27.9年/36.6坪)
62.4万/坪
(24.9年/42.1坪)
香里園駅84.6万/坪
(25.5年/45.3坪)
76.5万/坪
(25.1年/45.2坪)
86.1万/坪
(19.3年/44.2坪)
光善寺駅73.5万/坪
(25.0年/48.5坪)
52.3万/坪
(30.3年/38.3坪)
66.4万/坪
(24.6年/56.7坪)
枚方公園駅111万/坪
(15.1年/49.4坪)
92.0万/坪
(18.0年/49.6坪)
107万/坪
(13.9年/38.6坪)
枚方市駅68.2万/坪
(27.6年/45.7坪)
68.7万/坪
(26.5年/43.4坪)
73.0万/坪
(23.4年/46.1坪)
御殿山駅83.2万/坪
(30.3年/48.6坪)
118万/坪
(16.8年/36.2坪)
119万/坪
(16.3年/53.7坪)
牧野駅71.0万/坪
(30.0年/31.1坪)
82.7万/坪
(22.7年/50.4坪)
69.8万/坪
(22.7年/42.7坪)
樟葉駅87.1万/坪
(28.7年/35.7坪)
95.7万/坪
(23.9年/42.5坪)
102万/坪
(17.2年/40.0坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

淀屋橋駅216.9 万/坪(昨年同期比 +154.5 %)

淀屋橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 217万円/坪(65.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +154.5%( +131.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 55.0年(昨年 51.0年から +7.7 %増)。平均土地面積は 30.8 坪 (昨年 99.8 坪から -69.2 %減)。平均建物面積は 131.6 坪 (昨年 574.8 坪から -77.1 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 3.0 分 → 2022年 2.0 分、-33.3 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 33.3 %)

森小路駅132.5 万/坪(昨年同期比 +52.7 %)

森小路駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 133万円/坪(40.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +52.7%( +45.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2021年)に比べて +57.1%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 10.4年(昨年 28.3年から -63.3 %減)。平均土地面積は 50.6 坪 (昨年 29.6 坪から +70.9 %増)。平均建物面積は 58.8 坪 (昨年 33.7 坪から +74.6 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 28.3 年 → 2022年 10.4 年、-63.3 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 % → 2022年 44.4 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 85.7 % → 2022年 36.4 %)

野江駅88.8 万/坪(昨年同期比 -52.7 %)

野江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.8万円/坪(26.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -52.7%( -98.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 30.1年(昨年 26.8年から +12.3 %増)。平均土地面積は 28.4 坪 (昨年 60.8 坪から -53.3 %減)。平均建物面積は 57.0 坪 (昨年 68.7 坪から -17.0 %減)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 % → 2022年 22.2 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2021年 26.8 年 → 2022年 30.1 年、+12.3 %と増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 5.3 分 → 2022年 6.7 分、+25.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 % → 2022年 28.6 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 % → 2022年 28.6 %)

関目駅77.6 万/坪(昨年同期比 -35.0 %)

関目駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.6万円/坪(23.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -35.0%( -41.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2021年)に比べて -42.9%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 21.8年(昨年 27.5年から -20.7 %減)。平均土地面積は 43.1 坪 (昨年 30.7 坪から +40.5 %増)。平均建物面積は 62.8 坪 (昨年 44.0 坪から +42.7 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 27.5 年 → 2022年 21.8 年、-20.7 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 3.8 分 → 2022年 7.2 分、+91.5 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 30.0 % → 2022年 40.0 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 37.5 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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