【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年4月〜6月期の京阪本線 (淀屋橋駅～樟葉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 95.2万円/坪(28.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +20.9％( +16.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 213 件(１年前(2018年)に比べて +13.3％( +25件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 28.6年(昨年 22.1年から +29.5 ％増)。平均土地面積は 41.8 坪 (昨年 38.9 坪から +7.4 ％増)。平均建物面積は 48.2 坪 (昨年 38.2 坪から +26.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 12 駅。ほとんどの駅において下落した。関目駅、萱島駅、寝屋川市駅、枚方市駅、牧野駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは樟葉駅で昨年に比べ +194.8 ％、坪単価は 297 万円/坪となった。
上位 2 駅(樟葉駅、関目駅)は +119.5 ％(坪単価 +123.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(西三荘駅、野江駅)は -72.1 ％(坪単価 -97.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.1 ％ → 2019年 2.5 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 31.4 ％ → 2019年 30.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 22.1 年 → 2019年 28.6 年、+29.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 23.4 ％ → 2019年 37.2 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 30.9 ％ → 2019年 15.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった樟葉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 297万円/坪(90.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +194.8％( +196.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 23 件(１年前(2018年)に比べて +91.7％( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西三荘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.6万円/坪(8.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -75.9％( -90.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
| 京阪本線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 淀屋橋駅 | 291万/坪 (42.3年/27.2坪) | 661万/坪 (0年/31.8坪) | 260万/坪 (58.3年/33.3坪) |
| 北浜駅 | - | - | 58.9万/坪 (37.3年/20.4坪) |
| 天満橋駅 | 91.2万/坪 (49.3年/28.4坪) | - | 81.0万/坪 (38.3年/20.4坪) |
| 京橋駅 | 78.8万/坪 (30.3年/24.7坪) | 102万/坪 (32.3年/23.4坪) | 133万/坪 (30.0年/25.7坪) |
| 野江駅 | 48.6万/坪 (31.3年/28.7坪) | 153万/坪 (0.25年/21.9坪) | 132万/坪 (3.9年/48.0坪) |
| 関目駅 | 165万/坪 (-0.75年/24.2坪) | 115万/坪 (0.25年/25.7坪) | 84.1万/坪 (37.3年/10.6坪) |
| 森小路駅 | 79.3万/坪 (31.3年/67.3坪) | 101万/坪 (20.8年/26.2坪) | 79.7万/坪 (26.8年/17.4坪) |
| 千林駅 | 41.3万/坪 (25.3年/12.1坪) | 64.5万/坪 (22.9年/20.0坪) | 48.5万/坪 (35.8年/87.7坪) |
| 滝井駅 | - | 66.1万/坪 (29.3年/24.2坪) | - |
| 土居駅 | 83.2万/坪 (51.6年/31.8坪) | - | 98.9万/坪 (34.5年/38.8坪) |
| 守口市駅 | 50.4万/坪 (55.3年/53.7坪) | 122万/坪 (0.25年/25.7坪) | 93.5万/坪 (17.3年/24.6坪) |
| 西三荘駅 | 28.6万/坪 (45.8年/60.1坪) | 119万/坪 (1.5年/38.6坪) | - |
| 門真市駅 | 91.7万/坪 (19.3年/32.5坪) | - | 41.9万/坪 (29.1年/17.2坪) |
| 古川橋駅 | 43.7万/坪 (36.0年/26.8坪) | 65.2万/坪 (20.3年/31.8坪) | 62.8万/坪 (23.3年/43.6坪) |
| 大和田駅 | 37.1万/坪 (35.9年/27.2坪) | 56.4万/坪 (23.1年/53.1坪) | 56.3万/坪 (28.9年/66.3坪) |
| 萱島駅 | 40.0万/坪 (35.9年/28.2坪) | 30.8万/坪 (36.7年/38.4坪) | 45.9万/坪 (28.3年/37.1坪) |
| 寝屋川市駅 | 57.7万/坪 (24.7年/33.5坪) | 45.7万/坪 (26.7年/30.6坪) | 57.8万/坪 (23.1年/44.5坪) |
| 香里園駅 | 71.6万/坪 (28.3年/49.0坪) | 83.6万/坪 (24.9年/47.4坪) | 73.9万/坪 (21.1年/34.0坪) |
| 光善寺駅 | 82.6万/坪 (24.0年/46.1坪) | 76.6万/坪 (25.4年/44.1坪) | 69.3万/坪 (19.8年/27.0坪) |
| 枚方公園駅 | 101万/坪 (11.8年/62.2坪) | 101万/坪 (15.2年/61.3坪) | 94.2万/坪 (28.9年/52.9坪) |
| 枚方市駅 | 86.5万/坪 (23.2年/63.6坪) | 60.8万/坪 (27.6年/28.0坪) | 91.7万/坪 (22.0年/58.6坪) |
| 御殿山駅 | 127万/坪 (11.3年/47.3坪) | 138万/坪 (6.5年/38.4坪) | 71.7万/坪 (41.0年/44.6坪) |
| 牧野駅 | 90.7万/坪 (12.7年/42.5坪) | 65.1万/坪 (16.8年/31.3坪) | 71.4万/坪 (22.1年/44.6坪) |
| 樟葉駅 | 297万/坪 (29.2年/42.9坪) | 101万/坪 (20.6年/35.3坪) | 119万/坪 (12.3年/43.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
樟葉駅 297.4 万/坪(昨年同期比 +194.8 ％)
樟葉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 297万円/坪(90.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +194.8％( +196.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 23 件(１年前(2018年)に比べて +91.7％( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.2年(昨年 20.6年から +41.7 ％増)。平均土地面積は 42.9 坪 (昨年 35.3 坪から +21.6 ％増)。平均建物面積は 40.5 坪 (昨年 46.6 坪から -13.1 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 20.6 年 → 2019年 29.2 年、+41.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2018年 18.4 分 → 2019年 20.9 分、+13.3 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 ％ → 2019年 52.2 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 ％ → 2019年 4.3 ％)
関目駅 165.3 万/坪(昨年同期比 +44.3 ％)
関目駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 165万円/坪(50.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +44.3％( +50.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は -0.8年(昨年 0.3年から -397.8 ％減)。平均土地面積は 24.2 坪 (昨年 25.7 坪から -5.9 ％減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 31.0 坪から +7.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 0.3 年 → 2019年 -0.8 年、-397.8 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 5.5 分 → 2019年 2.0 分、-63.6 ％と大きく減少)
西三荘駅 28.6 万/坪(昨年同期比 -75.9 ％)
西三荘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.6万円/坪(8.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -75.9％( -90.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 45.8年(昨年 1.5年から +2946.6 ％増)。平均土地面積は 60.1 坪 (昨年 38.6 坪から +55.9 ％増)。平均建物面積は 100.3 坪 (昨年 49.2 坪から +104.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 14.2 分 → 2019年 8.2 分、-42.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 1.5 年 → 2019年 45.8 年、+2946.6 ％と大きく増加)
野江駅 48.6 万/坪(昨年同期比 -68.3 ％)
野江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.6万円/坪(14.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -68.3％( -104.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.3年(昨年 0.3年から +12306.5 ％増)。平均土地面積は 28.7 坪 (昨年 21.9 坪から +31.0 ％増)。平均建物面積は 102.9 坪 (昨年 30.3 坪から +240.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 7.0 分 → 2019年 1.0 分、-85.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 0.3 年 → 2019年 31.3 年、+12306.5 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示