泉北高速鉄道 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2022年1月〜12月期の泉北高速鉄道 (中百舌鳥駅和泉中央駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.8万円/坪(25.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -2.1%( -1.8万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 325 件(1年前(2021年)に比べて +6.6%( +20件/坪)と堅調に推移しています。)。

平均築年数は 24.7年(昨年 22.7年から +8.6 %増)。平均土地面積は 65.7 坪 (昨年 58.9 坪から +11.6 %増)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 43.9 坪から +3.5 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。栂・美木多駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは栂・美木多駅で昨年に比べ +27.2 %、坪単価は 74.7 万円/坪となった。

上位 2 駅(栂・美木多駅光明池駅)は +21.8 %(坪単価 +13.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(深井駅中百舌鳥駅)は -20.8 %(坪単価 -20.5 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 30.4 % → 2022年 24.5 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.3 % → 2022年 2.5 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 23.9 % → 2022年 31.7 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 24.6 % → 2022年 18.8 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった和泉中央駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 98.6万円/坪(29.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +6.4%( +5.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 96 件(1年前(2021年)に比べて -2.0%( -2件/坪)と僅かに減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった深井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.7万円/坪(20.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -25.6%( -23.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 75 件(1年前(2021年)に比べて +2.7%( +2件/坪)と僅かに増加しています。)。

泉北高速鉄道(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
泉北高速鉄道現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
中百舌鳥駅94.4万/坪
(26.3年/44.9坪)
112万/坪
(17.1年/59.0坪)
99.8万/坪
(18.7年/38.0坪)
深井駅66.7万/坪
(25.8年/45.1坪)
89.7万/坪
(26.1年/36.5坪)
63.3万/坪
(24.6年/49.1坪)
泉ケ丘駅77.5万/坪
(31.2年/71.5坪)
71.3万/坪
(27.2年/68.4坪)
83.0万/坪
(22.2年/63.2坪)
栂・美木多駅74.7万/坪
(26.7年/64.6坪)
58.7万/坪
(27.8年/68.1坪)
79.6万/坪
(28.5年/99.9坪)
光明池駅79.6万/坪
(26.3年/82.2坪)
68.4万/坪
(33.4年/73.4坪)
67.3万/坪
(25.6年/71.0坪)
和泉中央駅98.6万/坪
(18.4年/77.7坪)
92.7万/坪
(14.8年/63.9坪)
78.3万/坪
(16.6年/56.0坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

栂・美木多駅74.7 万/坪(昨年同期比 +27.2 %)

栂・美木多駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.7万円/坪(22.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +27.2%( +16.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 27 件(1年前(2021年)に比べて -6.9%( -2件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 26.7年(昨年 27.8年から -4.1 %減)。平均土地面積は 64.6 坪 (昨年 68.1 坪から -5.1 %減)。平均建物面積は 52.5 坪 (昨年 41.6 坪から +26.0 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 42.9 % → 2022年 18.5 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 17.9 % → 2022年 18.5 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 40.7 %)

光明池駅79.6 万/坪(昨年同期比 +16.4 %)

光明池駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.6万円/坪(24.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +16.4%( +11.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 41 件(1年前(2021年)に比べて +46.4%( +13件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 26.3年(昨年 33.4年から -21.3 %減)。平均土地面積は 82.2 坪 (昨年 73.4 坪から +12.0 %増)。平均建物面積は 41.1 坪 (昨年 46.6 坪から -11.8 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 33.4 年 → 2022年 26.3 年、-21.3 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.8 % → 2022年 17.1 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 53.8 % → 2022年 39.0 %)

深井駅66.7 万/坪(昨年同期比 -25.6 %)

深井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.7万円/坪(20.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -25.6%( -23.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 75 件(1年前(2021年)に比べて +2.7%( +2件/坪)と僅かに増加しています。)。

平均築年数は 25.8年(昨年 26.1年から -1.0 %減)。平均土地面積は 45.1 坪 (昨年 36.5 坪から +23.5 %増)。平均建物面積は 44.6 坪 (昨年 36.4 坪から +22.5 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 30.6 % → 2022年 24.3 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.4 % → 2022年 2.7 %)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 23.6 % → 2022年 12.2 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 31.9 % → 2022年 33.8 %)

中百舌鳥駅94.4 万/坪(昨年同期比 -16.0 %)

中百舌鳥駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.4万円/坪(28.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -16.0%( -18.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 29 件(1年前(2021年)に比べて +11.5%( +3件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 26.3年(昨年 17.1年から +54.0 %増)。平均土地面積は 44.9 坪 (昨年 59.0 坪から -23.9 %減)。平均建物面積は 61.1 坪 (昨年 73.5 坪から -16.8 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 14.8 分 → 2022年 10.4 分、-29.6 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.8 % → 2022年 20.7 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 17.1 年 → 2022年 26.3 年、+54.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.0 % → 2022年 37.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 40.0 % → 2022年 22.2 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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