中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜12月期のJR高崎線 (浦和駅~神保原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.2万円/坪(27.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +1.2%( +1.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 1314 件(1年前(2020年)に比べて -2.2%( -30件/坪)と僅かに減少しています。)。
平均築年数は 14.1年(昨年 12.1年から +17.1 %増)。平均土地面積は 62.7 坪 (昨年 57.1 坪から +9.7 %増)。平均建物面積は 43.3 坪 (昨年 39.2 坪から +10.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が減少、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が小幅増加。
値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。行田駅、岡部駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは岡部駅で昨年に比べ +81.8 %、坪単価は 70.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(岡部駅、行田駅)は +57.6 %(坪単価 +24.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(神保原駅、さいたま新都心駅)は -21.1 %(坪単価 -17.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.2 % → 2021年 2.1 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.7 % → 2021年 1.8 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 12.1 年 → 2021年 14.1 年、+17.1 %と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 55.2 % → 2021年 46.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 22.4 % → 2021年 25.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった浦和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 176万円/坪(53.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +18.0%( +26.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 111 件(1年前(2020年)に比べて -10.5%( -13件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった神保原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.4万円/坪(12.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -24.7%( -13.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 32 件(1年前(2020年)に比べて -13.5%( -5件/坪)と不調に推移しています。)。
JR高崎線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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浦和駅 | 176万/坪 (10.9年/40.7坪) | 149万/坪 (8.4年/35.2坪) | 146万/坪 (11.0年/37.8坪) |
さいたま新都心駅 | 104万/坪 (11.4年/33.9坪) | 126万/坪 (11.3年/33.9坪) | 121万/坪 (7.0年/41.2坪) |
大宮駅 | 143万/坪 (13.8年/53.3坪) | 139万/坪 (8.9年/40.6坪) | 118万/坪 (12.2年/49.1坪) |
宮原駅 | 106万/坪 (9.1年/52.6坪) | 112万/坪 (7.7年/41.1坪) | 108万/坪 (9.8年/62.0坪) |
上尾駅 | 101万/坪 (10.6年/50.8坪) | 89.1万/坪 (9.0年/48.6坪) | 80.9万/坪 (14.8年/54.2坪) |
北上尾駅 | 105万/坪 (8.4年/55.7坪) | 93.6万/坪 (8.7年/59.6坪) | 82.5万/坪 (13.2年/47.1坪) |
桶川駅 | 72.0万/坪 (17.6年/59.5坪) | 79.6万/坪 (15.1年/53.7坪) | 79.6万/坪 (14.3年/65.1坪) |
北本駅 | 85.1万/坪 (10.5年/57.6坪) | 71.0万/坪 (9.9年/56.0坪) | 62.4万/坪 (15.4年/64.6坪) |
鴻巣駅 | 70.8万/坪 (13.6年/71.0坪) | 60.0万/坪 (17.4年/58.4坪) | 70.6万/坪 (14.8年/92.6坪) |
北鴻巣駅 | 65.5万/坪 (17.7年/95.3坪) | 64.8万/坪 (8.8年/74.3坪) | 52.5万/坪 (19.6年/78.3坪) |
吹上駅 | 58.9万/坪 (14.5年/54.3坪) | 59.6万/坪 (15.9年/61.7坪) | 57.1万/坪 (13.4年/56.3坪) |
行田駅 | 70.3万/坪 (14.3年/63.3坪) | 52.7万/坪 (15.3年/71.4坪) | 56.9万/坪 (17.7年/82.2坪) |
熊谷駅 | 45.7万/坪 (21.3年/81.4坪) | 53.5万/坪 (19.0年/84.0坪) | 52.2万/坪 (19.6年/76.3坪) |
籠原駅 | 62.3万/坪 (14.8年/76.1坪) | 64.8万/坪 (14.7年/75.3坪) | 69.7万/坪 (11.9年/69.0坪) |
深谷駅 | 54.2万/坪 (16.7年/84.7坪) | 58.3万/坪 (15.1年/83.4坪) | 48.5万/坪 (23.3年/105坪) |
岡部駅 | 70.5万/坪 (8.9年/95.8坪) | 38.8万/坪 (19.8年/75.8坪) | 53.0万/坪 (18.6年/167坪) |
本庄駅 | 52.6万/坪 (17.4年/79.4坪) | 52.7万/坪 (15.3年/75.1坪) | 47.9万/坪 (17.7年/84.0坪) |
神保原駅 | 40.4万/坪 (18.1年/81.6坪) | 53.7万/坪 (12.8年/67.8坪) | 39.5万/坪 (18.9年/74.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
岡部駅 70.5 万/坪(昨年同期比 +81.8 %)
岡部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.5万円/坪(21.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +81.8%( +31.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 8.9年(昨年 19.8年から -55.0 %減)。平均土地面積は 95.8 坪 (昨年 75.8 坪から +26.4 %増)。平均建物面積は 35.8 坪 (昨年 32.7 坪から +9.4 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 19.8 年 → 2021年 8.9 年、-55.0 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 22.6 分 → 2021年 13.1 分、-41.9 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.5 % → 2021年 66.7 %)
行田駅 70.3 万/坪(昨年同期比 +33.4 %)
行田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.3万円/坪(21.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +33.4%( +17.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 28 件(1年前(2020年)に比べて -6.7%( -2件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 14.3年(昨年 15.3年から -6.0 %減)。平均土地面積は 63.3 坪 (昨年 71.4 坪から -11.4 %減)。平均建物面積は 35.3 坪 (昨年 54.7 坪から -35.6 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 36.7 % → 2021年 26.9 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 6.7 % → 2021年 11.5 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 42.3 %)
神保原駅 40.4 万/坪(昨年同期比 -24.7 %)
神保原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.4万円/坪(12.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -24.7%( -13.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 32 件(1年前(2020年)に比べて -13.5%( -5件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 18.1年(昨年 12.8年から +41.3 %増)。平均土地面積は 81.6 坪 (昨年 67.8 坪から +20.4 %増)。平均建物面積は 38.4 坪 (昨年 31.9 坪から +20.6 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 12.8 年 → 2021年 18.1 年、+41.3 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 18.9 分 → 2021年 25.0 分、+31.8 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 38.2 % → 2021年 44.8 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 41.2 % → 2021年 34.5 %)
さいたま新都心駅 103.8 万/坪(昨年同期比 -17.4 %)
さいたま新都心駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -17.4%( -21.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2020年)に比べて -35.7%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 11.4年(昨年 11.3年から +0.5 %増)。平均土地面積は 33.9 坪 (昨年 33.9 坪から -0.2 %減)。平均建物面積は 32.1 坪 (昨年 32.5 坪から -1.2 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 % → 2021年 11.1 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 67.9 % → 2021年 55.6 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示