JR武蔵野線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜3月期のJR武蔵野線 (東所沢駅三郷駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 111万円/坪(33.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +0.9%( +1.0万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 155 件(1年前(2018年)に比べて -7.7%( -13件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 9.3年(昨年 9.5年から -1.7 %減)。平均土地面積は 49.1 坪 (昨年 53.8 坪から -8.7 %減)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 46.0 坪から -7.8 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく減少。

値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。新座駅三郷駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは三郷駅で昨年に比べ +46.6 %、坪単価は 93.4 万円/坪となった。

上位 2 駅(三郷駅新座駅)は +44.7 %(坪単価 +38.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(新三郷駅武蔵浦和駅)は -23.7 %(坪単価 -24.9 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.2 % → 2019年 3.3 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 6.6 % → 2019年 3.9 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 18.0 % → 2019年 22.4 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 66.5 % → 2019年 61.8 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった新座駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 159万円/坪(48.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +42.7%( +47.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2018年)に比べて +10.0%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった新三郷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.2万円/坪(17.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -29.3%( -24.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2018年)に比べて +75.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

JR武蔵野線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR武蔵野線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
東所沢駅89.5万/坪
(14.6年/122坪)
89.6万/坪
(20.2年/76.1坪)
88.4万/坪
(22.6年/45.8坪)
新座駅159万/坪
(10.2年/35.8坪)
111万/坪
(10.2年/28.9坪)
102万/坪
(5.9年/33.8坪)
北朝霞駅---
西浦和駅116万/坪
(5.3年/58.3坪)
130万/坪
(6.3年/31.0坪)
105万/坪
(11.0年/27.8坪)
武蔵浦和駅115万/坪
(4.3年/24.0坪)
140万/坪
(7.7年/38.8坪)
137万/坪
(18.4年/30.0坪)
南浦和駅140万/坪
(6.3年/32.4坪)
141万/坪
(5.9年/34.5坪)
140万/坪
(10.3年/36.8坪)
東浦和駅101万/坪
(8.6年/41.2坪)
104万/坪
(7.8年/39.9坪)
96.6万/坪
(9.9年/40.1坪)
東川口駅109万/坪
(7.2年/43.1坪)
115万/坪
(6.3年/35.7坪)
83.2万/坪
(12.2年/43.3坪)
南越谷駅---
越谷レイクタウン駅111万/坪
(8.5年/52.8坪)
129万/坪
(8.7年/142坪)
127万/坪
(5.2年/51.6坪)
吉川駅91.2万/坪
(14.4年/69.4坪)
78.7万/坪
(14.7年/65.0坪)
84.0万/坪
(10.9年/45.3坪)
吉川美南駅108万/坪
(1.0年/36.3坪)
100万/坪
(0年/40.8坪)
119万/坪
(12.3年/71.5坪)
新三郷駅59.2万/坪
(17.0年/40.0坪)
83.6万/坪
(5.3年/53.3坪)
79.7万/坪
(18.3年/76.2坪)
三郷駅93.4万/坪
(16.8年/75.9坪)
63.7万/坪
(18.3年/67.3坪)
88.6万/坪
(6.9年/54.7坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

三郷駅93.4 万/坪(昨年同期比 +46.6 %)

三郷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.4万円/坪(28.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +46.6%( +29.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2018年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 16.8年(昨年 18.3年から -7.9 %減)。平均土地面積は 75.9 坪 (昨年 67.3 坪から +12.8 %増)。平均建物面積は 103.2 坪 (昨年 102.5 坪から +0.7 %増)。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 % → 2019年 60.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 10.5 分 → 2019年 16.8 分、+60.0 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 % → 2019年 20.0 %)

新座駅158.7 万/坪(昨年同期比 +42.7 %)

新座駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 159万円/坪(48.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +42.7%( +47.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2018年)に比べて +10.0%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 10.2年(昨年 10.2年から -0.2 %減)。平均土地面積は 35.8 坪 (昨年 28.9 坪から +23.8 %増)。平均建物面積は 24.9 坪 (昨年 26.2 坪から -5.1 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 20.0 % → 2019年 9.1 %)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 70.0 % → 2019年 63.6 %)

新三郷駅59.2 万/坪(昨年同期比 -29.3 %)

新三郷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.2万円/坪(17.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -29.3%( -24.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2018年)に比べて +75.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 17.0年(昨年 5.3年から +218.7 %増)。平均土地面積は 40.0 坪 (昨年 53.3 坪から -25.0 %減)。平均建物面積は 35.2 坪 (昨年 29.1 坪から +21.0 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 5.3 年 → 2019年 17.0 年、+218.7 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 66.7 % → 2019年 42.9 %)

武蔵浦和駅114.5 万/坪(昨年同期比 -18.1 %)

武蔵浦和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 115万円/坪(34.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -18.1%( -25.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2018年)に比べて -41.7%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 4.3年(昨年 7.7年から -44.1 %減)。平均土地面積は 24.0 坪 (昨年 38.8 坪から -38.2 %減)。平均建物面積は 33.5 坪 (昨年 42.6 坪から -21.4 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 7.7 年 → 2019年 4.3 年、-44.1 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 75.0 % → 2019年 85.7 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 14.1 分 → 2019年 17.0 分、+20.7 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 8.3 % → 2019年 14.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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