JR京浜東北線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年4月〜6月期のJR京浜東北線 (大宮駅川口駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 119万円/坪(36.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -1.2%( -1.4万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 209 件(1年前(2018年)に比べて -11.1%( -26件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 13.2年(昨年 12.0年から +10.3 %増)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 44.5 坪から -8.4 %減)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 43.2 坪から +1.6 %増)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。大宮駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大宮駅で昨年に比べ +28.0 %、坪単価は 122 万円/坪となった。

上位 2 駅(大宮駅浦和駅)は +19.2 %(坪単価 +20.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(与野駅南浦和駅)は -24.4 %(坪単価 -34.5 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 0.9 % → 2019年 2.4 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 13.0 % → 2019年 12.2 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 12.0 年 → 2019年 13.2 年、+10.3 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 15.2 % → 2019年 19.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 58.7 % → 2019年 57.1 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった浦和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 147万円/坪(44.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +10.4%( +13.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 32 件(1年前(2018年)に比べて +3.2%( +1件/坪)と小幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった与野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.1万円/坪(28.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -33.1%( -46.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2018年)に比べて -35.7%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。

JR京浜東北線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR京浜東北線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
大宮駅122万/坪
(10.7年/49.8坪)
95.2万/坪
(11.8年/76.2坪)
112万/坪
(16.3年/49.2坪)
さいたま新都心駅99.1万/坪
(12.8年/31.8坪)
114万/坪
(12.8年/75.9坪)
98.6万/坪
(16.3年/49.5坪)
与野駅93.1万/坪
(13.9年/49.9坪)
139万/坪
(9.4年/72.5坪)
145万/坪
(9.4年/36.3坪)
北浦和駅120万/坪
(8.9年/45.2坪)
127万/坪
(5.9年/34.7坪)
111万/坪
(9.9年/32.6坪)
浦和駅147万/坪
(12.5年/33.0坪)
133万/坪
(9.3年/37.8坪)
151万/坪
(14.3年/34.9坪)
南浦和駅123万/坪
(8.6年/43.3坪)
145万/坪
(10.2年/38.3坪)
118万/坪
(8.7年/34.4坪)
蕨駅113万/坪
(17.4年/29.8坪)
104万/坪
(18.8年/26.9坪)
112万/坪
(17.2年/41.0坪)
西川口駅113万/坪
(15.9年/45.7坪)
120万/坪
(17.0年/40.5坪)
107万/坪
(15.4年/28.7坪)
川口駅103万/坪
(15.8年/43.3坪)
110万/坪
(16.5年/33.9坪)
109万/坪
(10.1年/41.6坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

大宮駅121.9 万/坪(昨年同期比 +28.0 %)

大宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 122万円/坪(36.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +28.0%( +26.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 30 件(1年前(2018年)に比べて -14.3%( -5件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 10.7年(昨年 11.8年から -9.1 %減)。平均土地面積は 49.8 坪 (昨年 76.2 坪から -34.7 %減)。平均建物面積は 51.8 坪 (昨年 59.8 坪から -13.4 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 27.0 分 → 2019年 22.5 分、-16.6 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 45.7 % → 2019年 56.7 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 2.9 % → 2019年 6.7 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 17.1 % → 2019年 26.7 %)

浦和駅146.5 万/坪(昨年同期比 +10.4 %)

浦和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 147万円/坪(44.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +10.4%( +13.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 32 件(1年前(2018年)に比べて +3.2%( +1件/坪)と小幅に増加しています。)。

平均築年数は 12.5年(昨年 9.3年から +34.3 %増)。平均土地面積は 33.0 坪 (昨年 37.8 坪から -12.6 %減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 43.0 坪から -15.5 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 23.0 分 → 2019年 20.6 分、-10.5 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 13.3 % → 2019年 9.4 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 9.3 年 → 2019年 12.5 年、+34.3 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 73.3 % → 2019年 53.1 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 10.0 % → 2019年 15.6 %)

与野駅93.1 万/坪(昨年同期比 -33.1 %)

与野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.1万円/坪(28.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -33.1%( -46.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2018年)に比べて -35.7%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 13.9年(昨年 9.4年から +47.7 %増)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 72.5 坪から -31.1 %減)。平均建物面積は 50.4 坪 (昨年 53.2 坪から -5.1 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 9.4 年 → 2019年 13.9 年、+47.7 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 11.9 分 → 2019年 19.7 分、+64.9 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 14.3 % → 2019年 25.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 71.4 % → 2019年 50.0 %)

南浦和駅122.5 万/坪(昨年同期比 -15.8 %)

南浦和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 123万円/坪(37.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -15.8%( -23.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 19 件(1年前(2018年)に比べて -45.7%( -16件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 8.6年(昨年 10.2年から -15.8 %減)。平均土地面積は 43.3 坪 (昨年 38.3 坪から +12.9 %増)。平均建物面積は 35.8 坪 (昨年 44.7 坪から -19.9 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2018年 10.2 年 → 2019年 8.6 年、-15.8 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 62.9 % → 2019年 70.6 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 20.0 % → 2019年 11.8 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2018年 17.4 分 → 2019年 19.4 分、+11.8 %と増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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