西武池袋線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年4月〜6月期の西武池袋線 (所沢駅吾野駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.3万円/坪(25.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +0.9%( +0.7万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 138 件(1年前(2018年)に比べて -13.8%( -22件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 11.9年(昨年 13.4年から -11.5 %減)。平均土地面積は 46.2 坪 (昨年 49.1 坪から -5.9 %減)。平均建物面積は 33.7 坪 (昨年 37.0 坪から -8.8 %減)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が増加。

値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。小手指駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは武蔵横手駅で昨年に比べ +326.3 %、坪単価は 62.6 万円/坪となった。

上位 2 駅(武蔵横手駅小手指駅)は +176.4 %(坪単価 +37.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(所沢駅狭山ケ丘駅)は -21.8 %(坪単価 -22.5 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2018年 13.4 年 → 2019年 11.9 年、-11.5 %と減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 12.7 % → 2019年 9.0 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 21.0 % → 2019年 20.1 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2018年 18.9 分 → 2019年 21.3 分、+12.7 %と増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 53.5 % → 2019年 50.7 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 5.0 % → 2019年 2.9 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった小手指駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 130万円/坪(39.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +26.5%( +27.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2018年)に比べて -33.3%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった高麗駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.5万円/坪(7.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -13.6%( -3.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

西武池袋線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
西武池袋線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
所沢駅82.2万/坪
(21.5年/35.9坪)
115万/坪
(11.4年/43.2坪)
116万/坪
(12.7年/50.4坪)
西所沢駅93.8万/坪
(8.6年/37.1坪)
95.7万/坪
(10.1年/31.4坪)
78.2万/坪
(15.1年/39.2坪)
小手指駅130万/坪
(4.4年/38.6坪)
103万/坪
(13.2年/75.5坪)
99.4万/坪
(18.8年/38.0坪)
狭山ケ丘駅69.7万/坪
(16.4年/80.5坪)
82.3万/坪
(12.0年/40.6坪)
74.3万/坪
(18.3年/32.0坪)
武蔵藤沢駅95.7万/坪
(11.9年/43.5坪)
96.5万/坪
(15.5年/42.4坪)
85.0万/坪
(10.7年/43.4坪)
稲荷山公園駅30.9万/坪
(39.3年/39.3坪)
--
入間市駅73.7万/坪
(18.0年/45.5坪)
75.8万/坪
(12.9年/51.3坪)
80.1万/坪
(8.7年/39.9坪)
仏子駅64.1万/坪
(12.5年/48.0坪)
59.4万/坪
(15.9年/45.5坪)
52.4万/坪
(20.4年/47.9坪)
元加治駅59.5万/坪
(9.3年/45.4坪)
62.3万/坪
(9.8年/53.2坪)
32.1万/坪
(28.5年/43.1坪)
飯能駅84.5万/坪
(8.0年/57.4坪)
72.2万/坪
(20.3年/72.9坪)
82.2万/坪
(7.5年/60.9坪)
東飯能駅57.8万/坪
(13.1年/56.3坪)
59.6万/坪
(9.5年/35.7坪)
67.8万/坪
(12.9年/45.7坪)
高麗駅23.5万/坪
(19.3年/60.5坪)
27.1万/坪
(16.8年/48.4坪)
29.6万/坪
(27.6年/71.1坪)
武蔵横手駅62.6万/坪
(11.3年/93.8坪)
14.7万/坪
(20.3年/81.7坪)
-
東吾野駅---
吾野駅--3.1万/坪
(38.3年/124坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

武蔵横手駅62.6 万/坪(昨年同期比 +326.3 %)

武蔵横手駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.6万円/坪(18.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +326.3%( +47.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 11.3年(昨年 20.3年から -44.5 %減)。平均土地面積は 93.8 坪 (昨年 81.7 坪から +14.8 %増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 40.8 坪から -29.6 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 20.3 年 → 2019年 11.3 年、-44.5 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 28.0 分 → 2019年 5.0 分、-82.1 %と大きく減少)

小手指駅130.1 万/坪(昨年同期比 +26.5 %)

小手指駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 130万円/坪(39.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +26.5%( +27.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2018年)に比べて -33.3%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 4.4年(昨年 13.2年から -67.0 %減)。平均土地面積は 38.6 坪 (昨年 75.5 坪から -48.9 %減)。平均建物面積は 30.4 坪 (昨年 54.0 坪から -43.7 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 13.2 年 → 2019年 4.4 年、-67.0 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 14.3 % → 2019年 10.0 %)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 57.1 % → 2019年 50.0 %)

所沢駅82.2 万/坪(昨年同期比 -28.3 %)

所沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.2万円/坪(24.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -28.3%( -32.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2018年)に比べて -27.3%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 21.5年(昨年 11.4年から +89.6 %増)。平均土地面積は 35.9 坪 (昨年 43.2 坪から -16.8 %減)。平均建物面積は 35.7 坪 (昨年 48.4 坪から -26.2 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 36.4 % → 2019年 25.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 11.4 年 → 2019年 21.5 年、+89.6 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 17.2 分 → 2019年 21.8 分、+26.6 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 54.5 % → 2019年 37.5 %)

狭山ケ丘駅69.7 万/坪(昨年同期比 -15.3 %)

狭山ケ丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.7万円/坪(21.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -15.3%( -12.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 12 件(1年前(2018年)に比べて -45.5%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 16.4年(昨年 12.0年から +37.1 %増)。平均土地面積は 80.5 坪 (昨年 40.6 坪から +98.6 %増)。平均建物面積は 58.5 坪 (昨年 29.2 坪から +100.6 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 22.7 % → 2019年 8.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 12.0 年 → 2019年 16.4 年、+37.1 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2018年 16.1 分 → 2019年 17.8 分、+10.3 %と増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 63.6 % → 2019年 50.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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