東武野田線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年4月〜6月期の東武野田線 (大宮駅南桜井駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 98.7万円/坪(29.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -13.1%( -14.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 151 件(1年前(2020年)に比べて +16.2%( +21件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 15.6年(昨年 9.5年から +63.5 %増)。平均土地面積は 53.1 坪 (昨年 55.2 坪から -3.9 %減)。平均建物面積は 39.5 坪 (昨年 40.0 坪から -1.2 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。東岩槻駅春日部駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは春日部駅で昨年に比べ +15.0 %、坪単価は 90.5 万円/坪となった。

上位 2 駅(春日部駅東岩槻駅)は +12.7 %(坪単価 +9.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(八木崎駅藤の牛島駅)は -80.6 %(坪単価 -75.7 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.3 % → 2021年 3.3 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 0.8 % → 2021年 1.4 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 9.5 年 → 2021年 15.6 年、+63.5 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2020年 17.7 分 → 2021年 20.2 分、+13.6 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 5.6 % → 2021年 15.9 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 65.9 % → 2021年 47.6 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった大宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 153万円/坪(46.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -21.0%( -40.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 38 件(1年前(2020年)に比べて +5.6%( +2件/坪)と堅調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった八木崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.6万円/坪(2.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -91.0%( -96.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

東武野田線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
東武野田線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
大宮駅153万/坪
(12.3年/60.9坪)
194万/坪
(9.0年/43.6坪)
122万/坪
(10.7年/49.8坪)
北大宮駅162万/坪
(0.25年/28.2坪)
-93.7万/坪
(12.8年/25.7坪)
大宮公園駅163万/坪
(4.5年/43.5坪)
-149万/坪
(0.5年/39.7坪)
大和田駅102万/坪
(10.6年/50.9坪)
99.3万/坪
(5.2年/70.3坪)
83.7万/坪
(5.6年/62.3坪)
七里駅111万/坪
(13.7年/39.1坪)
111万/坪
(4.1年/36.6坪)
75.9万/坪
(11.3年/70.5坪)
岩槻駅50.0万/坪
(24.8年/58.1坪)
80.3万/坪
(10.3年/43.0坪)
65.9万/坪
(15.5年/44.9坪)
東岩槻駅82.4万/坪
(10.1年/40.2坪)
74.7万/坪
(5.3年/147坪)
58.9万/坪
(14.3年/51.9坪)
豊春駅59.1万/坪
(21.5年/33.3坪)
63.9万/坪
(14.0年/52.4坪)
71.4万/坪
(8.6年/39.3坪)
八木崎駅9.6万/坪
(48.3年/169坪)
107万/坪
(0.25年/55.0坪)
33.0万/坪
(36.3年/45.4坪)
春日部駅90.5万/坪
(8.3年/47.5坪)
78.7万/坪
(15.5年/50.9坪)
73.2万/坪
(17.9年/51.6坪)
藤の牛島駅23.1万/坪
(48.8年/31.0坪)
77.6万/坪
(0.6年/41.3坪)
60.3万/坪
(19.9年/35.1坪)
南桜井駅52.0万/坪
(22.9年/58.4坪)
59.6万/坪
(16.3年/83.8坪)
59.6万/坪
(20.6年/89.2坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

春日部駅90.5 万/坪(昨年同期比 +15.0 %)

春日部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.5万円/坪(27.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +15.0%( +11.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 15 件(1年前(2020年)に比べて -6.2%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 8.3年(昨年 15.5年から -46.6 %減)。平均土地面積は 47.5 坪 (昨年 50.9 坪から -6.6 %減)。平均建物面積は 48.8 坪 (昨年 33.4 坪から +46.3 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 15.5 年 → 2021年 8.3 年、-46.6 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 43.8 % → 2021年 73.3 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 18.8 % → 2021年 20.0 %)

東岩槻駅82.4 万/坪(昨年同期比 +10.4 %)

東岩槻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.4万円/坪(24.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +10.4%( +7.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +40.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 10.1年(昨年 5.3年から +92.0 %増)。平均土地面積は 40.2 坪 (昨年 147.3 坪から -72.7 %減)。平均建物面積は 30.5 坪 (昨年 132.5 坪から -77.0 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 5.3 年 → 2021年 10.1 年、+92.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 33.3 %)

八木崎駅9.6 万/坪(昨年同期比 -91.0 %)

八木崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.6万円/坪(2.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -91.0%( -96.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 48.3年(昨年 0.3年から +19056.5 %増)。平均土地面積は 169.4 坪 (昨年 55.0 坪から +208.3 %増)。平均建物面積は 239.0 坪 (昨年 39.3 坪から +507.7 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 0.3 年 → 2021年 48.3 年、+19056.5 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 5.7 分 → 2021年 15.0 分、+164.7 %と大きく増加)

藤の牛島駅23.1 万/坪(昨年同期比 -70.2 %)

藤の牛島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.1万円/坪(7.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -70.2%( -54.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 48.8年(昨年 0.6年から +8221.0 %増)。平均土地面積は 31.0 坪 (昨年 41.3 坪から -25.0 %減)。平均建物面積は 16.6 坪 (昨年 29.2 坪から -43.1 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 0.6 年 → 2021年 48.8 年、+8221.0 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 14.0 分 → 2021年 18.5 分、+32.1 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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