南海本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年1月〜3月期の南海本線 (和歌山大学前駅和歌山市駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.5万円/坪(21.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +9.3%( +5.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 28 件(1年前(2019年)に比べて +40.0%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 27.0年(昨年 23.3年から +15.8 %増)。平均土地面積は 60.9 坪 (昨年 88.4 坪から -31.1 %減)。平均建物面積は 59.6 坪 (昨年 61.3 坪から -2.8 %減)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。和歌山大学前駅和歌山市駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは和歌山市駅で昨年に比べ +70.4 %、坪単価は 86.7 万円/坪となった。

上位 1 駅(和歌山市駅)は +70.4 %(坪単価 +35.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(紀ノ川駅)は -44.4 %(坪単価 -23.4 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2019年 25.4 分 → 2020年 20.8 分、-17.9 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 21.1 % → 2020年 5.3 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 5.0 % → 2020年 7.1 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2019年 23.3 年 → 2020年 27.0 年、+15.8 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 31.6 % → 2020年 52.6 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 36.8 % → 2020年 26.3 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった和歌山大学前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 141万円/坪(42.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +41.0%( +40.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった紀ノ川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.3万円/坪(8.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -44.4%( -23.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2019年)に比べて +66.7%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

南海本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
南海本線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
和歌山大学前駅141万/坪
(0.5年/49.5坪)
99.6万/坪
(2.8年/47.5坪)
97.7万/坪
(1.2年/47.8坪)
紀ノ川駅29.3万/坪
(35.1年/41.8坪)
52.8万/坪
(25.9年/106坪)
26.8万/坪
(29.7年/60.0坪)
和歌山市駅86.7万/坪
(25.6年/76.5坪)
50.9万/坪
(34.1年/99.7坪)
35.5万/坪
(39.4年/67.6坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

和歌山市駅86.7 万/坪(昨年同期比 +70.4 %)

和歌山市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.7万円/坪(26.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +70.4%( +35.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(1年前(2019年)に比べて +55.6%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 25.6年(昨年 34.1年から -25.1 %減)。平均土地面積は 76.5 坪 (昨年 99.7 坪から -23.2 %減)。平均建物面積は 50.7 坪 (昨年 72.8 坪から -30.3 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 34.1 年 → 2020年 25.6 年、-25.1 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 29.0 分 → 2020年 22.5 分、-22.4 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 12.5 % → 2020年 22.2 %)

紀ノ川駅29.3 万/坪(昨年同期比 -44.4 %)

紀ノ川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.3万円/坪(8.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -44.4%( -23.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2019年)に比べて +66.7%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 35.1年(昨年 25.9年から +36.0 %増)。平均土地面積は 41.8 坪 (昨年 105.6 坪から -60.4 %減)。平均建物面積は 77.4 坪 (昨年 67.8 坪から +14.2 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2019年 19.8 分 → 2020年 17.0 分、-14.3 %と減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 25.9 年 → 2020年 35.1 年、+36.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 75.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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