南海加太線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年4月〜6月期の南海加太線 (和歌山市駅加太駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.5万円/坪(11.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -18.8%( -8.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 37 件(1年前(2018年)に比べて +32.1%( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 27.7年(昨年 24.1年から +14.9 %増)。平均土地面積は 59.3 坪 (昨年 50.7 坪から +16.9 %増)。平均建物面積は 45.6 坪 (昨年 43.0 坪から +6.1 %増)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。西ノ庄駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは八幡前駅で昨年に比べ +133.3 %、坪単価は 79.9 万円/坪となった。

上位 2 駅(八幡前駅西ノ庄駅)は +74.3 %(坪単価 +23.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(加太駅和歌山市駅)は -65.6 %(坪単価 -19.5 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 37.0 % → 2019年 29.4 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 7.1 % → 2019年 10.8 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 24.1 年 → 2019年 27.7 年、+14.9 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.9 % → 2019年 38.2 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 29.6 % → 2019年 23.5 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった八幡前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.9万円/坪(24.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +133.3%( +45.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった加太駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.8万円/坪(0.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -85.7%( -16.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

南海加太線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
南海加太線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
和歌山市駅26.9万/坪
(43.0年/53.6坪)
49.3万/坪
(38.6年/56.3坪)
58.3万/坪
(22.0年/72.8坪)
紀ノ川駅38.7万/坪
(25.0年/64.0坪)
43.6万/坪
(21.4年/48.2坪)
55.2万/坪
(9.5年/63.5坪)
東松江駅64.9万/坪
(14.6年/43.4坪)
61.1万/坪
(19.8年/68.1坪)
56.9万/坪
(33.3年/68.7坪)
中松江駅42.0万/坪
(18.1年/90.8坪)
51.5万/坪
(7.5年/48.8坪)
30.2万/坪
(29.8年/49.3坪)
八幡前駅79.9万/坪
(0.25年/37.1坪)
34.2万/坪
(20.3年/40.8坪)
19.8万/坪
(25.8年/60.5坪)
西ノ庄駅14.2万/坪
(35.5年/56.6坪)
12.3万/坪
(28.3年/34.8坪)
57.1万/坪
(0.25年/40.8坪)
二里ケ浜駅62.2万/坪
(0.25年/34.8坪)
62.8万/坪
(0.25年/45.4坪)
-
磯ノ浦駅---
加太駅2.8万/坪
(0年/30.3坪)
19.3万/坪
(51.3年/46.9坪)
-

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

八幡前駅79.9 万/坪(昨年同期比 +133.3 %)

八幡前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.9万円/坪(24.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +133.3%( +45.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 0.3年(昨年 20.3年から -98.8 %減)。平均土地面積は 37.1 坪 (昨年 40.8 坪から -9.3 %減)。平均建物面積は 31.0 坪 (昨年 36.8 坪から -15.8 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 20.3 年 → 2019年 0.3 年、-98.8 %と大きく減少)

西ノ庄駅14.2 万/坪(昨年同期比 +15.2 %)

西ノ庄駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.2万円/坪(4.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +15.2%( +1.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2018年)に比べて +400.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 35.5年(昨年 28.3年から +25.5 %増)。平均土地面積は 56.6 坪 (昨年 34.8 坪から +62.6 %増)。平均建物面積は 29.6 坪 (昨年 22.7 坪から +30.7 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 40.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 28.3 年 → 2019年 35.5 年、+25.5 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 5.0 分 → 2019年 10.4 分、+108.0 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 20.0 %)

加太駅2.8 万/坪(昨年同期比 -85.7 %)

加太駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.8万円/坪(0.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -85.7%( -16.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均土地面積は 30.3 坪 (昨年 46.9 坪から -35.5 %減)。平均建物面積は 18.2 坪 (昨年 19.7 坪から -7.7 %減)。

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 3.0 分 → 2019年 9.0 分、+200.0 %と大きく増加)

和歌山市駅26.9 万/坪(昨年同期比 -45.4 %)

和歌山市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.9万円/坪(8.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -45.4%( -22.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(1年前(2018年)に比べて +37.5%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 43.0年(昨年 38.6年から +11.5 %増)。平均土地面積は 53.6 坪 (昨年 56.3 坪から -4.8 %減)。平均建物面積は 36.1 坪 (昨年 56.0 坪から -35.4 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 28.6 分 → 2019年 24.7 分、-13.6 %と減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 71.4 % → 2019年 60.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 38.6 年 → 2019年 43.0 年、+11.5 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 14.3 % → 2019年 40.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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