中古一戸建て相場の概況
2021年4月〜6月期のJR総武線 (市川駅~千葉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 118万円/坪(35.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -2.1%( -2.5万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 221 件(1年前(2020年)に比べて +13.3%( +26件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 12.1年(昨年 11.0年から +10.1 %増)。平均土地面積は 49.8 坪 (昨年 45.3 坪から +9.9 %増)。平均建物面積は 38.8 坪 (昨年 36.5 坪から +6.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。東船橋駅、津田沼駅、西千葉駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは東船橋駅で昨年に比べ +53.6 %、坪単価は 195 万円/坪となった。
上位 2 駅(東船橋駅、西千葉駅)は +43.7 %(坪単価 +50.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(船橋駅、幕張本郷駅)は -21.7 %(坪単価 -41.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.1 % → 2021年 2.4 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 11.0 年 → 2021年 12.1 年、+10.1 %と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 64.0 % → 2021年 58.3 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 9.7 % → 2021年 11.4 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東船橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 195万円/坪(59.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +53.6%( +68.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて -16.7%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった千葉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.0万円/坪(22.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +16.3%( +10.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 32 件(1年前(2020年)に比べて +39.1%( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR総武線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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市川駅 | 127万/坪 (18.4年/30.0坪) | 132万/坪 (11.1年/39.6坪) | 109万/坪 (21.9年/43.8坪) |
本八幡駅 | 135万/坪 (12.7年/39.1坪) | 129万/坪 (7.6年/38.1坪) | 121万/坪 (13.5年/33.3坪) |
下総中山駅 | 133万/坪 (13.7年/30.4坪) | 140万/坪 (3.7年/36.9坪) | 134万/坪 (13.9年/28.7坪) |
西船橋駅 | 129万/坪 (8.5年/47.1坪) | 142万/坪 (0.6年/37.3坪) | 132万/坪 (6.7年/61.5坪) |
船橋駅 | 151万/坪 (4.2年/38.9坪) | 220万/坪 (4.5年/38.1坪) | 114万/坪 (25.1年/55.6坪) |
東船橋駅 | 195万/坪 (20.9年/111坪) | 127万/坪 (0.8年/33.8坪) | 133万/坪 (5.1年/38.1坪) |
津田沼駅 | 126万/坪 (6.8年/19.7坪) | 96.7万/坪 (9.3年/33.3坪) | 114万/坪 (15.3年/48.8坪) |
幕張本郷駅 | 99.1万/坪 (16.0年/76.0坪) | 113万/坪 (6.3年/44.6坪) | 113万/坪 (12.3年/52.1坪) |
幕張駅 | 119万/坪 (8.3年/48.1坪) | 128万/坪 (0.6年/51.4坪) | 125万/坪 (2.3年/39.8坪) |
新検見川駅 | 112万/坪 (11.8年/58.1坪) | 98.2万/坪 (8.4年/48.1坪) | 101万/坪 (16.2年/86.4坪) |
稲毛駅 | 101万/坪 (7.1年/58.9坪) | 88.9万/坪 (20.2年/60.0坪) | 88.6万/坪 (10.3年/40.8坪) |
西千葉駅 | 130万/坪 (13.8年/51.3坪) | 96.8万/坪 (20.8年/80.9坪) | 181万/坪 (23.5年/72.6坪) |
千葉駅 | 75.0万/坪 (13.6年/69.5坪) | 64.5万/坪 (21.6年/55.8坪) | 76.0万/坪 (30.2年/75.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東船橋駅 195.3 万/坪(昨年同期比 +53.6 %)
東船橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 195万円/坪(59.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +53.6%( +68.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて -16.7%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 20.9年(昨年 0.8年から +2672.0 %増)。平均土地面積は 111.3 坪 (昨年 33.8 坪から +229.6 %増)。平均建物面積は 48.4 坪 (昨年 30.3 坪から +60.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 12.2 分 → 2021年 10.0 分、-17.8 %と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 0.8 年 → 2021年 20.9 年、+2672.0 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 40.0 %)
西千葉駅 129.5 万/坪(昨年同期比 +33.8 %)
西千葉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 130万円/坪(39.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +33.8%( +32.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2020年)に比べて +175.0%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 13.8年(昨年 20.8年から -33.5 %減)。平均土地面積は 51.3 坪 (昨年 80.9 坪から -36.6 %減)。平均建物面積は 47.2 坪 (昨年 67.1 坪から -29.6 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 20.8 年 → 2021年 13.8 年、-33.5 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 18.8 分 → 2021年 10.0 分、-46.7 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 63.6 %)
船橋駅 150.6 万/坪(昨年同期比 -31.5 %)
船橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 151万円/坪(45.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -31.5%( -69.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 4.2年(昨年 4.5年から -6.7 %減)。平均土地面積は 38.9 坪 (昨年 38.1 坪から +2.0 %増)。平均建物面積は 57.0 坪 (昨年 46.1 坪から +23.7 %増)。
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 80.0 % → 2021年 70.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 6.7 % → 2021年 10.0 %)
幕張本郷駅 99.1 万/坪(昨年同期比 -12.0 %)
幕張本郷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.1万円/坪(30.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -12.0%( -13.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて -60.0%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.0年(昨年 6.3年から +155.9 %増)。平均土地面積は 76.0 坪 (昨年 44.6 坪から +70.3 %増)。平均建物面積は 119.0 坪 (昨年 32.7 坪から +264.2 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 15.8 分 → 2021年 12.5 分、-20.9 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 6.3 年 → 2021年 16.0 年、+155.9 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示