JR総武線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年1月〜3月期のJR総武線 (市川駅千葉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 127万円/坪(38.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +25.3%( +25.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 206 件(1年前(2019年)に比べて +12.0%( +22件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 14.2年(昨年 17.8年から -19.9 %減)。平均土地面積は 54.6 坪 (昨年 54.9 坪から -0.6 %減)。平均建物面積は 47.7 坪 (昨年 53.0 坪から -10.0 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全体的に上昇基調。本八幡駅稲毛駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは船橋駅で昨年に比べ +193.0 %、坪単価は 314 万円/坪となった。

上位 2 駅(船橋駅稲毛駅)は +111.0 %(坪単価 +113.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(西千葉駅東船橋駅)は -14.5 %(坪単価 -16.3 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2019年 17.8 年 → 2020年 14.2 年、-19.9 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 38.5 % → 2020年 53.7 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 14.9 % → 2020年 11.6 %)

価格下落要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 2.9 % → 2020年 1.6 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 4.9 % → 2020年 4.9 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった船橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 314万円/坪(94.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +193.0%( +206.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(1年前(2019年)に比べて +21.4%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった千葉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.2万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +12.4%( +7.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 19 件(1年前(2019年)に比べて -38.7%( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。

JR総武線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR総武線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
市川駅126万/坪
(15.7年/36.7坪)
126万/坪
(20.0年/44.5坪)
107万/坪
(23.9年/53.6坪)
本八幡駅134万/坪
(15.0年/43.7坪)
106万/坪
(17.2年/39.5坪)
110万/坪
(21.1年/51.0坪)
下総中山駅128万/坪
(11.9年/60.5坪)
124万/坪
(13.9年/38.8坪)
101万/坪
(21.0年/53.8坪)
西船橋駅155万/坪
(2.6年/34.2坪)
133万/坪
(9.7年/47.0坪)
113万/坪
(7.8年/33.6坪)
船橋駅314万/坪
(16.8年/57.4坪)
107万/坪
(21.9年/56.6坪)
131万/坪
(9.2年/45.6坪)
東船橋駅131万/坪
(6.3年/51.1坪)
146万/坪
(10.9年/59.7坪)
133万/坪
(3.9年/39.5坪)
津田沼駅141万/坪
(5.0年/86.7坪)
121万/坪
(14.1年/49.0坪)
138万/坪
(17.9年/91.7坪)
幕張本郷駅112万/坪
(8.6年/66.7坪)
97.7万/坪
(14.3年/79.9坪)
96.5万/坪
(13.2年/71.4坪)
幕張駅129万/坪
(5.2年/75.9坪)
120万/坪
(2.8年/40.8坪)
116万/坪
(0年/39.6坪)
新検見川駅85.0万/坪
(15.0年/52.6坪)
74.5万/坪
(19.7年/43.6坪)
117万/坪
(16.2年/85.6坪)
稲毛駅92.1万/坪
(17.3年/53.6坪)
71.3万/坪
(17.0年/51.8坪)
96.4万/坪
(8.8年/50.1坪)
西千葉駅76.6万/坪
(18.8年/102坪)
94.4万/坪
(18.2年/47.1坪)
84.4万/坪
(30.0年/44.8坪)
千葉駅66.2万/坪
(21.7年/72.8坪)
58.9万/坪
(28.2年/87.2坪)
96.3万/坪
(23.8年/101坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

船橋駅313.5 万/坪(昨年同期比 +193.0 %)

船橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 314万円/坪(94.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +193.0%( +206.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(1年前(2019年)に比べて +21.4%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 16.8年(昨年 21.9年から -23.5 %減)。平均土地面積は 57.4 坪 (昨年 56.6 坪から +1.4 %増)。平均建物面積は 55.3 坪 (昨年 88.2 坪から -37.3 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 21.9 年 → 2020年 16.8 年、-23.5 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 46.2 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 7.7 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2019年 16.9 分 → 2020年 18.9 分、+12.4 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 38.5 %)

稲毛駅92.1 万/坪(昨年同期比 +29.1 %)

稲毛駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.1万円/坪(27.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +29.1%( +20.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 30 件(1年前(2019年)に比べて +66.7%( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 17.3年(昨年 17.0年から +2.1 %増)。平均土地面積は 53.6 坪 (昨年 51.8 坪から +3.6 %増)。平均建物面積は 35.8 坪 (昨年 38.1 坪から -6.0 %減)。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 29.4 % → 2020年 48.1 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 35.3 % → 2020年 25.9 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 5.9 % → 2020年 14.8 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 5.9 % → 2020年 3.7 %)

西千葉駅76.6 万/坪(昨年同期比 -18.9 %)

西千葉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.6万円/坪(23.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -18.9%( -17.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 18.8年(昨年 18.2年から +3.2 %増)。平均土地面積は 101.7 坪 (昨年 47.1 坪から +115.8 %増)。平均建物面積は 69.2 坪 (昨年 37.3 坪から +85.5 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 17.8 分 → 2020年 11.8 分、-34.1 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 25.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 25.0 %)

東船橋駅131.3 万/坪(昨年同期比 -10.1 %)

東船橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 131万円/坪(39.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -10.1%( -14.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 15 件(1年前(2019年)に比べて +15.4%( +2件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 6.3年(昨年 10.9年から -42.2 %減)。平均土地面積は 51.1 坪 (昨年 59.7 坪から -14.3 %減)。平均建物面積は 52.5 坪 (昨年 42.2 坪から +24.3 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 10.9 年 → 2020年 6.3 年、-42.2 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 53.8 % → 2020年 69.2 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 7.7 % → 2020年 15.4 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 15.4 % → 2020年 13.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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