JR総武線快速 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年10月〜12月期のJR総武線快速 (市川駅千葉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +6.8%( +6.6万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 103 件(1年前(2019年)に比べて +27.2%( +22件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 13.7年(昨年 17.7年から -22.4 %減)。平均土地面積は 47.0 坪 (昨年 51.6 坪から -9.0 %減)。平均建物面積は 43.7 坪 (昨年 46.3 坪から -5.5 %減)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が減少。

値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。船橋駅千葉駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは船橋駅で昨年に比べ +41.0 %、坪単価は 133 万円/坪となった。

上位 1 駅(船橋駅)は +41.0 %(坪単価 +38.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(津田沼駅)は -42.5 %(坪単価 -94.0 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 17.7 年 → 2020年 13.7 年、-22.4 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 23.0 % → 2020年 19.4 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 16.2 % → 2020年 13.3 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 1.2 % → 2020年 1.0 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった市川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 134万円/坪(40.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +15.7%( +18.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 23 件(1年前(2019年)に比べて -32.4%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった千葉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.6万円/坪(22.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +33.8%( +18.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 28 件(1年前(2019年)に比べて +86.7%( +13件/坪)と大幅に増加しています。)。

JR総武線快速(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR総武線快速現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
市川駅134万/坪
(16.8年/49.5坪)
116万/坪
(21.4年/45.7坪)
120万/坪
(20.2年/36.6坪)
船橋駅133万/坪
(8.3年/42.7坪)
94.5万/坪
(17.5年/45.9坪)
114万/坪
(33.6年/62.7坪)
津田沼駅127万/坪
(2.1年/29.7坪)
221万/坪
(0.8年/79.7坪)
45.9万/坪
(13.8年/40.8坪)
稲毛駅92.0万/坪
(9.2年/43.8坪)
83.5万/坪
(12.8年/41.4坪)
86.4万/坪
(16.5年/54.7坪)
千葉駅72.6万/坪
(21.4年/54.5坪)
54.2万/坪
(18.9年/76.6坪)
60.6万/坪
(24.3年/78.3坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

船橋駅133.3 万/坪(昨年同期比 +41.0 %)

船橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 133万円/坪(40.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +41.0%( +38.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(1年前(2019年)に比べて +111.1%( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 8.3年(昨年 17.5年から -52.8 %減)。平均土地面積は 42.7 坪 (昨年 45.9 坪から -6.8 %減)。平均建物面積は 44.5 坪 (昨年 95.3 坪から -53.3 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 17.5 年 → 2020年 8.3 年、-52.8 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 12.5 % → 2020年 50.0 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 37.5 % → 2020年 18.8 %)

津田沼駅127.5 万/坪(昨年同期比 -42.5 %)

津田沼駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 127万円/坪(38.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -42.5%( -94.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 2.1年(昨年 0.8年から +177.2 %増)。平均土地面積は 29.7 坪 (昨年 79.7 坪から -62.7 %減)。平均建物面積は 28.5 坪 (昨年 30.3 坪から -5.8 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 0.8 年 → 2020年 2.1 年、+177.2 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2019年 12.0 分 → 2020年 13.5 分、+12.5 %と増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 16.7 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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