JR総武本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年1月〜3月期のJR総武本線 (千葉駅銚子駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.6万円/坪(16.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -2.0%( -1.1万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 161 件(1年前(2020年)に比べて +3.9%( +6件/坪)と小幅に増加しています。)。

平均築年数は 20.7年(昨年 21.6年から -4.2 %減)。平均土地面積は 77.0 坪 (昨年 80.0 坪から -3.8 %減)。平均建物面積は 48.9 坪 (昨年 40.5 坪から +20.6 %増)。

近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が減少。

値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。千葉駅日向駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは干潟駅で昨年に比べ +2060.8 %、坪単価は 13.0 万円/坪となった。

上位 2 駅(干潟駅榎戸駅)は +1083.5 %(坪単価 +11.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(八日市場駅松岸駅)は -64.6 %(坪単価 -22.8 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 40.5 % → 2021年 35.9 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 0.7 % → 2021年 1.9 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2020年 17.6 % → 2021年 17.9 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった物井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.9万円/坪(27.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -11.7%( -12.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて -55.6%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった八日市場駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.9万円/坪(0.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -92.6%( -36.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -80.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。

JR総武本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR総武本線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
千葉駅89.8万/坪
(13.1年/74.3坪)
66.2万/坪
(21.7年/72.8坪)
58.9万/坪
(28.2年/87.2坪)
東千葉駅91.9万/坪
(13.0年/45.6坪)
-98.1万/坪
(17.3年/55.0坪)
都賀駅87.5万/坪
(11.2年/69.6坪)
80.9万/坪
(15.4年/77.1坪)
66.2万/坪
(14.3年/52.8坪)
四街道駅63.6万/坪
(14.9年/62.4坪)
64.8万/坪
(14.0年/52.7坪)
67.6万/坪
(13.1年/58.5坪)
物井駅91.9万/坪
(9.8年/98.7坪)
104万/坪
(0.4年/54.8坪)
56.6万/坪
(19.6年/114坪)
佐倉駅66.1万/坪
(19.3年/62.5坪)
61.5万/坪
(28.0年/123坪)
41.7万/坪
(22.2年/49.9坪)
南酒々井駅---
榎戸駅19.6万/坪
(31.0年/45.4坪)
9.5万/坪
(36.4年/122坪)
15.1万/坪
(28.4年/44.8坪)
八街駅22.2万/坪
(27.1年/63.4坪)
19.5万/坪
(27.8年/91.3坪)
26.9万/坪
(22.4年/83.5坪)
日向駅12.4万/坪
(25.5年/139坪)
6.9万/坪
(34.5年/47.6坪)
39.6万/坪
(16.4年/82.8坪)
成東駅22.5万/坪
(36.8年/75.3坪)
34.7万/坪
(29.3年/60.9坪)
26.1万/坪
(24.6年/59.0坪)
松尾駅18.5万/坪
(32.5年/162坪)
17.6万/坪
(26.0年/176坪)
-
横芝駅37.4万/坪
(13.7年/72.6坪)
42.5万/坪
(37.4年/150坪)
9.2万/坪
(34.0年/81.4坪)
飯倉駅32.0万/坪
(42.0年/151坪)
-8.5万/坪
(30.0年/42.4坪)
八日市場駅2.9万/坪
(22.0年/84.7坪)
39.4万/坪
(40.4年/71.1坪)
11.3万/坪
(26.5年/74.9坪)
干潟駅13.0万/坪
(38.0年/121坪)
0.6万/坪
(44.0年/90.8坪)
31.5万/坪
(10.0年/363坪)
旭駅71.3万/坪
(20.3年/89.7坪)
88.8万/坪
(7.0年/78.7坪)
37.4万/坪
(1.0年/118坪)
飯岡駅35.4万/坪
(20.3年/89.7坪)
45.8万/坪
(19.0年/77.6坪)
21.9万/坪
(34.0年/198坪)
倉橋駅--7.6万/坪
(35.0年/30.3坪)
猿田駅--
松岸駅15.6万/坪
(52.0年/126坪)
24.7万/坪
(33.5年/224坪)
1.0万/坪
(55.0年/133坪)
銚子駅33.2万/坪
(30.0年/107坪)
29.1万/坪
(34.8年/90.1坪)
18.1万/坪
(38.0年/79.6坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

干潟駅13.0 万/坪(昨年同期比 +2060.8 %)

干潟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.0万円/坪(3.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +2060.8%( +12.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 38.0年(昨年 44.0年から -13.6 %減)。平均土地面積は 121.0 坪 (昨年 90.8 坪から +33.3 %増)。平均建物面積は 58.2 坪 (昨年 33.3 坪から +75.0 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2020年 44.0 年 → 2021年 38.0 年、-13.6 %と減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 50.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2020年 30.0 分 → 2021年 33.0 分、+10.0 %と増加)

榎戸駅19.6 万/坪(昨年同期比 +106.1 %)

榎戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.6万円/坪(5.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +106.1%( +10.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 31.0年(昨年 36.4年から -14.7 %減)。平均土地面積は 45.4 坪 (昨年 121.5 坪から -62.7 %減)。平均建物面積は 26.2 坪 (昨年 30.3 坪から -13.3 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2020年 36.4 年 → 2021年 31.0 年、-14.7 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)

八日市場駅2.9 万/坪(昨年同期比 -92.6 %)

八日市場駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.9万円/坪(0.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -92.6%( -36.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -80.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 22.0年(昨年 40.4年から -45.5 %減)。平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 71.1 坪から +19.1 %増)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 31.8 坪から -19.0 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 40.4 年 → 2021年 22.0 年、-45.5 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 29.2 分 → 2021年 60.0 分、+105.5 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 100.0 %)

松岸駅15.6 万/坪(昨年同期比 -36.6 %)

松岸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.6万円/坪(4.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -36.6%( -9.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 52.0年(昨年 33.5年から +55.2 %増)。平均土地面積は 125.5 坪 (昨年 223.9 坪から -43.9 %減)。平均建物面積は 63.5 坪 (昨年 136.1 坪から -53.3 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 25.0 分 → 2021年 18.3 分、-26.7 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 33.5 年 → 2021年 52.0 年、+55.2 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 100.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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