JR総武本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年1月〜12月期のJR総武本線 (千葉駅銚子駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.0万円/坪(15.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +13.5%( +6.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 694 件(1年前(2019年)に比べて +20.9%( +120件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 22.8年(昨年 24.7年から -7.7 %減)。平均土地面積は 72.9 坪 (昨年 75.0 坪から -2.9 %減)。平均建物面積は 42.9 坪 (昨年 46.2 坪から -7.1 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が減少。

値上がりした駅数は 14 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。全体的に上昇基調。榎戸駅旭駅銚子駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは八日市場駅で昨年に比べ +195.4 %、坪単価は 40.5 万円/坪となった。

上位 2 駅(八日市場駅倉橋駅)は +167.8 %(坪単価 +18.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(南酒々井駅干潟駅)は -78.5 %(坪単価 -47.1 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 19.2 % → 2020年 25.9 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 49.4 % → 2020年 43.8 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 3.5 % → 2020年 3.2 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった物井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.3万円/坪(25.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +9.0%( +6.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 33 件(1年前(2019年)に比べて +73.7%( +14件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった干潟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.7万円/坪(3.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -76.8%( -35.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2019年)に比べて +16.7%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。

JR総武本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR総武本線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
千葉駅66.2万/坪
(21.8年/61.1坪)
61.9万/坪
(26.4年/79.6坪)
77.9万/坪
(23.6年/86.8坪)
東千葉駅74.7万/坪
(29.7年/87.9坪)
77.4万/坪
(18.8年/46.2坪)
65.9万/坪
(25.4年/82.6坪)
都賀駅73.4万/坪
(18.5年/59.5坪)
61.7万/坪
(21.1年/65.1坪)
64.3万/坪
(17.1年/52.2坪)
四街道駅70.7万/坪
(13.9年/61.5坪)
64.7万/坪
(16.8年/55.6坪)
60.9万/坪
(16.6年/61.1坪)
物井駅83.3万/坪
(7.7年/61.0坪)
76.4万/坪
(10.8年/73.2坪)
90.6万/坪
(4.6年/56.1坪)
佐倉駅52.7万/坪
(29.2年/91.9坪)
60.2万/坪
(26.9年/80.9坪)
59.4万/坪
(16.8年/82.0坪)
南酒々井駅14.5万/坪
(53.5年/118坪)
73.2万/坪
(10.8年/30.3坪)
41.2万/坪
(7.8年/43.9坪)
榎戸駅23.2万/坪
(28.7年/66.5坪)
17.7万/坪
(27.7年/57.8坪)
30.2万/坪
(24.5年/77.5坪)
八街駅26.1万/坪
(27.1年/78.5坪)
24.4万/坪
(26.8年/78.6坪)
29.9万/坪
(22.1年/81.0坪)
日向駅19.7万/坪
(27.9年/49.3坪)
17.3万/坪
(26.8年/62.2坪)
18.4万/坪
(24.5年/73.6坪)
成東駅25.4万/坪
(29.3年/90.4坪)
29.7万/坪
(26.6年/91.7坪)
24.2万/坪
(27.0年/90.3坪)
松尾駅17.6万/坪
(26.0年/176坪)
15.7万/坪
(30.0年/81.5坪)
14.4万/坪
(31.0年/114坪)
横芝駅33.4万/坪
(28.0年/103坪)
28.4万/坪
(29.5年/118坪)
19.0万/坪
(28.7年/119坪)
飯倉駅17.8万/坪
(30.5年/66.6坪)
24.5万/坪
(20.8年/135坪)
30.2万/坪
(27.3年/107坪)
八日市場駅40.5万/坪
(33.0年/95.0坪)
13.7万/坪
(37.5年/137坪)
19.1万/坪
(37.4年/161坪)
干潟駅10.7万/坪
(37.0年/127坪)
46.3万/坪
(14.8年/125坪)
63.4万/坪
(18.2年/146坪)
旭駅46.1万/坪
(24.4年/99.8坪)
24.9万/坪
(28.8年/94.1坪)
32.6万/坪
(27.5年/187坪)
飯岡駅39.6万/坪
(19.6年/98.8坪)
19.4万/坪
(33.8年/115坪)
27.0万/坪
(26.1年/76.7坪)
倉橋駅18.3万/坪
(4.3年/60.5坪)
7.6万/坪
(35.0年/30.3坪)
10.4万/坪
(38.7年/68.6坪)
猿田駅8.6万/坪
(23.5年/393坪)
--
松岸駅19.0万/坪
(33.3年/78.3坪)
42.8万/坪
(25.7年/109坪)
22.4万/坪
(28.7年/125坪)
銚子駅22.1万/坪
(34.2年/81.2坪)
17.2万/坪
(39.7年/78.6坪)
25.0万/坪
(37.3年/92.5坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

八日市場駅40.5 万/坪(昨年同期比 +195.4 %)

八日市場駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.5万円/坪(12.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +195.4%( +26.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2019年)に比べて +50.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 33.0年(昨年 37.5年から -11.9 %減)。平均土地面積は 95.0 坪 (昨年 137.4 坪から -30.9 %減)。平均建物面積は 35.1 坪 (昨年 82.0 坪から -57.2 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2019年 37.5 年 → 2020年 33.0 年、-11.9 %と減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 60.0 % → 2020年 33.3 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 30.0 分 → 2020年 36.2 分、+20.7 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 40.0 % → 2020年 44.4 %)

倉橋駅18.3 万/坪(昨年同期比 +140.2 %)

倉橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.3万円/坪(5.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +140.2%( +10.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 4.3年(昨年 35.0年から -87.9 %減)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 30.3 坪から +100.0 %増)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 30.3 坪から +5.0 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 35.0 年 → 2020年 4.3 年、-87.9 %と大きく減少)

南酒々井駅14.5 万/坪(昨年同期比 -80.1 %)

南酒々井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.5万円/坪(4.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -80.1%( -58.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 53.5年(昨年 10.8年から +397.7 %増)。平均土地面積は 118.0 坪 (昨年 30.3 坪から +290.0 %増)。平均建物面積は 35.5 坪 (昨年 139.2 坪から -74.5 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 28.0 分 → 2020年 2.0 分、-92.9 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 10.8 年 → 2020年 53.5 年、+397.7 %と大きく増加)

干潟駅10.7 万/坪(昨年同期比 -76.8 %)

干潟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.7万円/坪(3.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -76.8%( -35.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2019年)に比べて +16.7%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 37.0年(昨年 14.8年から +150.6 %増)。平均土地面積は 127.5 坪 (昨年 124.8 坪から +2.2 %増)。平均建物面積は 46.9 坪 (昨年 37.1 坪から +26.5 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2019年 26.5 分 → 2020年 23.7 分、-10.5 %と減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 14.8 年 → 2020年 37.0 年、+150.6 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 66.7 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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