JR成田線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年1月〜3月期のJR成田線 (佐倉駅松岸駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.1万円/坪(14.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -0.0%( -0.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 79 件(1年前(2020年)に比べて -21.0%( -21件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 24.5年(昨年 21.9年から +12.0 %増)。平均土地面積は 73.1 坪 (昨年 102.8 坪から -28.9 %減)。平均建物面積は 39.9 坪 (昨年 43.4 坪から -8.0 %減)。

近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。佐倉駅は、昨年から 5 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは下総神崎駅で昨年に比べ +155.4 %、坪単価は 30.2 万円/坪となった。

上位 2 駅(下総神崎駅下総豊里駅)は +136.9 %(坪単価 +21.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(佐原駅成田駅)は -39.4 %(坪単価 -27.8 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 24.4 分 → 2021年 19.2 分、-21.3 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 41.1 % → 2021年 36.1 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.1 % → 2021年 2.8 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2020年 21.9 年 → 2021年 24.5 年、+12.0 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 17.9 % → 2021年 25.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 29.5 % → 2021年 22.2 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった佐倉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.1万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +7.6%( +4.7万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった大戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.4万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -36.7%( -4.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

JR成田線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR成田線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
佐倉駅66.1万/坪
(19.3年/62.5坪)
61.5万/坪
(28.0年/123坪)
41.7万/坪
(22.2年/49.9坪)
酒々井駅25.2万/坪
(37.7年/61.0坪)
37.3万/坪
(35.0年/56.7坪)
22.9万/坪
(41.5年/59.0坪)
成田駅59.9万/坪
(30.9年/92.0坪)
98.6万/坪
(6.8年/62.3坪)
69.8万/坪
(20.3年/137坪)
成田空港駅--11.5万/坪
(30.0年/216坪)
久住駅--86.9万/坪
(0.5年/65.0坪)
滑河駅-33.5万/坪
(20.5年/141坪)
-
下総神崎駅30.2万/坪
(18.8年/61.1坪)
11.8万/坪
(27.7年/298坪)
20.6万/坪
(30.0年/51.4坪)
大戸駅8.4万/坪
(43.0年/135坪)
13.3万/坪
(24.5年/208坪)
49.6万/坪
(29.0年/293坪)
佐原駅25.7万/坪
(49.0年/51.4坪)
42.6万/坪
(26.0年/123坪)
19.8万/坪
(49.0年/21.2坪)
香取駅--13.2万/坪
(0年/45.4坪)
水郷駅-19.3万/坪
(25.0年/254坪)
-
小見川駅29.8万/坪
(19.0年/125坪)
32.3万/坪
(25.5年/174坪)
23.3万/坪
(40.7年/146坪)
笹川駅-5.9万/坪
(33.5年/212坪)
-
下総橘駅-21.0万/坪
(33.5年/106坪)
23.9万/坪
(29.0年/151坪)
下総豊里駅45.5万/坪
(25.0年/60.5坪)
20.8万/坪
(24.5年/87.7坪)
18.6万/坪
(20.0年/260坪)
椎柴駅9.6万/坪
(40.0年/90.8坪)
-27.7万/坪
(23.0年/28.7坪)
松岸駅15.6万/坪
(52.0年/126坪)
24.7万/坪
(33.5年/224坪)
1.0万/坪
(55.0年/133坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

下総神崎駅30.2 万/坪(昨年同期比 +155.4 %)

下総神崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.2万円/坪(9.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +155.4%( +18.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 18.8年(昨年 27.7年から -32.1 %減)。平均土地面積は 61.1 坪 (昨年 298.5 坪から -79.5 %減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 69.6 坪から -50.0 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 27.7 年 → 2021年 18.8 年、-32.1 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 47.0 分 → 2021年 30.8 分、-34.5 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 60.0 %)

下総豊里駅45.5 万/坪(昨年同期比 +118.4 %)

下総豊里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.5万円/坪(13.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +118.4%( +24.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 25.0年(昨年 24.5年から +2.0 %増)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 87.7 坪から -31.0 %減)。平均建物面積は 24.2 坪 (昨年 34.0 坪から -28.9 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 18.5 分 → 2021年 26.0 分、+40.5 %と大きく増加)

佐原駅25.7 万/坪(昨年同期比 -39.6 %)

佐原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.7万円/坪(7.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -39.6%( -16.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -83.3%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 49.0年(昨年 26.0年から +88.4 %増)。平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 122.5 坪から -58.0 %減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 43.4 坪から -37.2 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 34.7 分 → 2021年 14.0 分、-59.6 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 26.0 年 → 2021年 49.0 年、+88.4 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 100.0 %)

成田駅59.9 万/坪(昨年同期比 -39.3 %)

成田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.9万円/坪(18.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -39.3%( -38.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(1年前(2020年)に比べて +9.1%( +1件/坪)と堅調に推移しています。)。

平均築年数は 30.9年(昨年 6.8年から +355.7 %増)。平均土地面積は 92.0 坪 (昨年 62.3 坪から +47.7 %増)。平均建物面積は 41.6 坪 (昨年 32.1 坪から +29.6 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 25.1 分 → 2021年 19.4 分、-22.6 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 6.8 年 → 2021年 30.9 年、+355.7 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.1 % → 2021年 22.2 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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