JR成田線我孫子支線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年1月〜12月期のJR成田線我孫子支線 (成田駅我孫子駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.4万円/坪(19.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -0.3%( -0.2万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 216 件(1年前(2020年)に比べて -3.1%( -7件/坪)と小幅に減少しています。)。

平均築年数は 18.8年(昨年 15.0年から +24.8 %増)。平均土地面積は 62.6 坪 (昨年 65.2 坪から -4.0 %減)。平均建物面積は 38.3 坪 (昨年 38.0 坪から +0.7 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。

値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全体的に上昇基調。安食駅小林駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは安食駅で昨年に比べ +38.5 %、坪単価は 40.2 万円/坪となった。

上位 2 駅(安食駅小林駅)は +31.4 %(坪単価 +11.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(下総松崎駅新木駅)は -30.2 %(坪単価 -8.6 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 26.5 % → 2021年 24.3 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.3 % → 2021年 1.4 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 15.0 年 → 2021年 18.8 年、+24.8 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.1 % → 2021年 20.8 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 48.4 % → 2021年 40.6 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった成田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.0万円/坪(26.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +1.7%( +1.5万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 38 件(1年前(2020年)に比べて -7.3%( -3件/坪)と弱含みに推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった下総松崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.4万円/坪(3.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -45.4%( -10.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

JR成田線我孫子支線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR成田線我孫子支線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
成田駅89.0万/坪
(11.8年/63.6坪)
87.5万/坪
(12.4年/72.4坪)
97.4万/坪
(17.2年/111坪)
下総松崎駅12.4万/坪
(0年/69.6坪)
22.7万/坪
(35.2年/187坪)
25.1万/坪
(26.9年/65.0坪)
安食駅40.2万/坪
(23.8年/71.9坪)
29.0万/坪
(26.8年/73.2坪)
25.5万/坪
(33.7年/52.3坪)
小林駅64.3万/坪
(6.2年/56.0坪)
51.8万/坪
(15.8年/75.5坪)
48.9万/坪
(11.6年/114坪)
木下駅46.9万/坪
(24.2年/56.9坪)
45.8万/坪
(18.3年/45.6坪)
40.8万/坪
(20.2年/174坪)
布佐駅45.6万/坪
(17.4年/54.7坪)
40.1万/坪
(20.2年/55.9坪)
60.9万/坪
(30.1年/52.7坪)
新木駅39.1万/坪
(30.6年/54.0坪)
46.0万/坪
(19.8年/64.1坪)
29.4万/坪
(24.0年/58.6坪)
湖北駅50.0万/坪
(17.9年/82.3坪)
58.5万/坪
(7.6年/49.7坪)
46.7万/坪
(16.5年/50.2坪)
東我孫子駅-80.8万/坪
(4.9年/47.3坪)
43.4万/坪
(29.3年/59.7坪)
我孫子駅81.7万/坪
(20.1年/56.0坪)
79.1万/坪
(14.3年/64.8坪)
76.7万/坪
(16.9年/47.3坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

安食駅40.2 万/坪(昨年同期比 +38.5 %)

安食駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.2万円/坪(12.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +38.5%( +11.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 20 件(1年前(2020年)に比べて -16.7%( -4件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 23.8年(昨年 26.8年から -11.4 %減)。平均土地面積は 71.9 坪 (昨年 73.2 坪から -1.8 %減)。平均建物面積は 44.3 坪 (昨年 33.4 坪から +32.7 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2020年 26.8 年 → 2021年 23.8 年、-11.4 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 21.7 % → 2021年 33.3 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 14.5 分 → 2021年 18.6 分、+29.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 8.7 % → 2021年 11.1 %)

小林駅64.3 万/坪(昨年同期比 +24.2 %)

小林駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.3万円/坪(19.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +24.2%( +12.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(1年前(2020年)に比べて +58.3%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 6.2年(昨年 15.8年から -60.6 %減)。平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 75.5 坪から -25.9 %減)。平均建物面積は 37.6 坪 (昨年 33.8 坪から +11.4 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 15.8 年 → 2021年 6.2 年、-60.6 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 17.8 分 → 2021年 9.2 分、-48.4 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 77.8 %)

下総松崎駅12.4 万/坪(昨年同期比 -45.4 %)

下総松崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.4万円/坪(3.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -45.4%( -10.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 186.8 坪から -62.8 %減)。平均建物面積は 12.1 坪 (昨年 47.3 坪から -74.4 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 23.5 分 → 2021年 8.0 分、-66.0 %と大きく減少)

新木駅39.1 万/坪(昨年同期比 -14.9 %)

新木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.1万円/坪(11.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -14.9%( -6.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 24 件(1年前(2020年)に比べて +71.4%( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 30.6年(昨年 19.8年から +54.8 %増)。平均土地面積は 54.0 坪 (昨年 64.1 坪から -15.7 %減)。平均建物面積は 32.6 坪 (昨年 42.5 坪から -23.1 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 28.6 % → 2021年 21.7 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 19.8 年 → 2021年 30.6 年、+54.8 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2020年 11.6 分 → 2021年 13.0 分、+12.0 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 21.4 % → 2021年 47.8 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 28.6 % → 2021年 21.7 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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