JR外房線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年1月〜3月期のJR外房線 (千葉駅安房鴨川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.5万円/坪(16.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +1.9%( +1.0万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 170 件(1年前(2020年)に比べて +19.7%( +28件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 23.3年(昨年 24.1年から -3.4 %減)。平均土地面積は 89.6 坪 (昨年 89.9 坪から -0.4 %減)。平均建物面積は 39.4 坪 (昨年 35.6 坪から +10.6 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。

値上がりした駅数は 13 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。千葉駅永田駅上総一ノ宮駅鵜原駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは安房天津駅で昨年に比べ +340.0 %、坪単価は 26.4 万円/坪となった。

上位 2 駅(安房天津駅太東駅)は +256.6 %(坪単価 +14.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(三門駅安房鴨川駅)は -52.7 %(坪単価 -38.7 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 22.6 % → 2021年 18.5 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.4 % → 2021年 2.9 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2020年 31.3 分 → 2021年 36.0 分、+15.2 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2020年 40.9 % → 2021年 41.1 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった本千葉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 113万円/坪(34.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +8.3%( +8.6万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった太東駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.9万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +173.2%( +7.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

JR外房線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR外房線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
千葉駅89.8万/坪
(13.1年/74.3坪)
66.2万/坪
(21.7年/72.8坪)
58.9万/坪
(28.2年/87.2坪)
本千葉駅113万/坪
(6.0年/38.2坪)
104万/坪
(14.3年/65.0坪)
49.9万/坪
(23.6年/89.2坪)
蘇我駅77.1万/坪
(14.5年/51.7坪)
108万/坪
(23.8年/137坪)
75.1万/坪
(14.2年/64.3坪)
鎌取駅109万/坪
(6.8年/50.1坪)
110万/坪
(11.0年/60.8坪)
142万/坪
(4.4年/71.5坪)
誉田駅52.5万/坪
(18.1年/55.0坪)
85.0万/坪
(14.3年/54.3坪)
80.2万/坪
(10.6年/60.4坪)
土気駅63.4万/坪
(21.1年/71.5坪)
63.5万/坪
(16.5年/83.2坪)
42.6万/坪
(27.1年/111坪)
大網駅36.5万/坪
(27.9年/83.9坪)
31.0万/坪
(28.4年/106坪)
27.1万/坪
(27.2年/87.6坪)
永田駅35.7万/坪
(20.3年/66.6坪)
26.2万/坪
(21.5年/68.1坪)
13.5万/坪
(27.5年/275坪)
本納駅21.2万/坪
(33.6年/156坪)
19.9万/坪
(33.7年/161坪)
28.3万/坪
(30.5年/82.9坪)
新茂原駅40.1万/坪
(22.2年/59.7坪)
34.6万/坪
(24.4年/67.8坪)
39.8万/坪
(25.9年/105坪)
茂原駅31.6万/坪
(31.7年/105坪)
27.1万/坪
(28.8年/86.0坪)
28.8万/坪
(28.0年/85.8坪)
八積駅28.0万/坪
(32.6年/141坪)
50.2万/坪
(30.7年/70.4坪)
13.0万/坪
(30.5年/103坪)
上総一ノ宮駅55.7万/坪
(14.7年/67.6坪)
39.5万/坪
(18.8年/91.3坪)
31.9万/坪
(23.3年/111坪)
東浪見駅28.2万/坪
(41.0年/137坪)
37.2万/坪
(44.7年/131坪)
178万/坪
(12.0年/293坪)
太東駅11.9万/坪
(29.3年/45.4坪)
4.4万/坪
(23.7年/143坪)
19.6万/坪
(25.0年/41.3坪)
長者町駅-19.1万/坪
(26.0年/69.6坪)
26.2万/坪
(22.0年/110坪)
三門駅32.1万/坪
(27.4年/106坪)
77.1万/坪
(1.0年/142坪)
-
大原駅-11.0万/坪
(44.0年/60.5坪)
12.2万/坪
(39.5年/129坪)
浪花駅30.7万/坪
(30.6年/138坪)
34.2万/坪
(25.0年/105坪)
22.4万/坪
(28.0年/133坪)
御宿駅48.1万/坪
(34.5年/128坪)
19.3万/坪
(40.5年/48.4坪)
34.9万/坪
(17.3年/113坪)
勝浦駅17.8万/坪
(36.0年/203坪)
20.6万/坪
(42.0年/89.2坪)
27.2万/坪
(46.5年/101坪)
鵜原駅12.5万/坪
(38.5年/154坪)
10.2万/坪
(42.0年/157坪)
51.6万/坪
(14.0年/162坪)
上総興津駅36.8万/坪
(22.5年/172坪)
16.5万/坪
(21.0年/75.6坪)
46.3万/坪
(16.8年/113坪)
行川アイランド駅---
安房小湊駅9.4万/坪
(46.0年/139坪)
-41.8万/坪
(34.0年/303坪)
安房天津駅26.4万/坪
(37.0年/230坪)
6.0万/坪
(37.0年/46.9坪)
5.6万/坪
(37.0年/59.0坪)
安房鴨川駅36.5万/坪
(21.5年/74.1坪)
68.9万/坪
(21.0年/150坪)
27.8万/坪
(41.0年/230坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

安房天津駅26.4 万/坪(昨年同期比 +340.0 %)

安房天津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.4万円/坪(8.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +340.0%( +20.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 37.0年(昨年 37.0年から -0.0 %減)。平均土地面積は 229.9 坪 (昨年 46.9 坪から +390.3 %増)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 33.3 坪から -31.8 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.0 分 → 2021年 30.0 分、+400.0 %と大きく増加)

太東駅11.9 万/坪(昨年同期比 +173.2 %)

太東駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.9万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +173.2%( +7.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 29.3年(昨年 23.7年から +23.6 %増)。平均土地面積は 45.4 坪 (昨年 143.2 坪から -68.3 %減)。平均建物面積は 29.9 坪 (昨年 14.4 坪から +107.9 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 23.7 年 → 2021年 29.3 年、+23.6 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 100.0 %)

三門駅32.1 万/坪(昨年同期比 -58.4 %)

三門駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.1万円/坪(9.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -58.4%( -45.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 27.4年(昨年 1.0年から +2627.8 %増)。平均土地面積は 106.4 坪 (昨年 142.2 坪から -25.2 %減)。平均建物面積は 16.1 坪 (昨年 27.2 坪から -40.7 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 28.0 分 → 2021年 13.3 分、-52.4 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 1.0 年 → 2021年 27.4 年、+2627.8 %と大きく増加)

安房鴨川駅36.5 万/坪(昨年同期比 -47.0 %)

安房鴨川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.5万円/坪(11.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -47.0%( -32.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 21.5年(昨年 21.0年から +2.4 %増)。平均土地面積は 74.1 坪 (昨年 149.7 坪から -50.5 %減)。平均建物面積は 21.9 坪 (昨年 36.3 坪から -39.6 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 52.0 分 → 2021年 29.5 分、-43.3 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 50.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 50.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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