東武野田線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜12月期の東武野田線 (川間駅船橋駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.2万円/坪(26.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +7.6%( +6.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 853 件(1年前(2018年)に比べて -7.3%( -67件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 13.1年(昨年 13.5年から -2.9 %減)。平均土地面積は 53.9 坪 (昨年 54.6 坪から -1.2 %減)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 40.7 坪から -3.3 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が増加。

値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 13 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。川間駅七光台駅新柏駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新柏駅で昨年に比べ +48.8 %、坪単価は 99.4 万円/坪となった。

上位 2 駅(新柏駅七光台駅)は +41.4 %(坪単価 +25.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(愛宕駅運河駅)は -21.7 %(坪単価 -13.4 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 22.6 % → 2019年 18.8 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 10.8 % → 2019年 12.6 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 49.7 % → 2019年 47.6 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった流山おおたかの森駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 164万円/坪(49.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +8.7%( +13.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 105 件(1年前(2018年)に比べて +118.8%( +57件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった川間駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.2万円/坪(12.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +23.0%( +7.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 56 件(1年前(2018年)に比べて +1.8%( +1件/坪)と僅かに増加しています。)。

東武野田線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
東武野田線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
川間駅42.2万/坪
(20.5年/62.8坪)
34.3万/坪
(23.5年/75.0坪)
38.6万/坪
(22.3年/82.8坪)
七光台駅71.8万/坪
(15.4年/61.1坪)
53.6万/坪
(12.8年/99.1坪)
48.0万/坪
(23.5年/49.0坪)
清水公園駅79.5万/坪
(4.7年/54.6坪)
79.4万/坪
(2.5年/54.1坪)
76.2万/坪
(2.2年/56.1坪)
愛宕駅44.7万/坪
(22.9年/73.4坪)
57.5万/坪
(13.9年/84.6坪)
53.1万/坪
(10.3年/101坪)
野田市駅53.1万/坪
(12.0年/52.9坪)
60.4万/坪
(8.5年/69.0坪)
41.8万/坪
(18.4年/51.4坪)
梅郷駅70.3万/坪
(10.4年/86.1坪)
59.7万/坪
(11.3年/58.3坪)
68.7万/坪
(10.1年/54.9坪)
運河駅52.1万/坪
(19.4年/45.5坪)
66.1万/坪
(13.6年/50.3坪)
51.7万/坪
(17.9年/52.0坪)
江戸川台駅69.0万/坪
(16.6年/58.3坪)
71.1万/坪
(15.7年/46.8坪)
71.2万/坪
(16.3年/54.0坪)
初石駅79.5万/坪
(18.9年/58.9坪)
91.9万/坪
(14.7年/43.6坪)
94.4万/坪
(9.6年/42.0坪)
流山おおたかの森駅164万/坪
(3.2年/48.0坪)
151万/坪
(3.4年/52.9坪)
135万/坪
(7.6年/60.5坪)
豊四季駅81.2万/坪
(14.1年/68.4坪)
83.1万/坪
(11.3年/47.1坪)
90.4万/坪
(10.5年/41.0坪)
柏駅79.7万/坪
(16.0年/58.7坪)
83.7万/坪
(14.4年/57.0坪)
87.6万/坪
(12.7年/49.9坪)
新柏駅99.4万/坪
(8.3年/42.8坪)
66.8万/坪
(22.7年/44.1坪)
72.2万/坪
(19.2年/39.7坪)
増尾駅79.8万/坪
(7.8年/41.7坪)
68.0万/坪
(15.8年/43.2坪)
73.3万/坪
(10.7年/49.5坪)
逆井駅60.1万/坪
(19.3年/42.9坪)
70.6万/坪
(16.4年/43.6坪)
69.1万/坪
(12.7年/46.3坪)
高柳駅64.9万/坪
(9.9年/57.5坪)
64.1万/坪
(10.3年/60.2坪)
61.6万/坪
(14.8年/52.3坪)
六実駅55.9万/坪
(18.6年/54.4坪)
61.0万/坪
(16.2年/50.8坪)
58.1万/坪
(16.7年/53.0坪)
新鎌ケ谷駅93.6万/坪
(8.8年/39.0坪)
78.2万/坪
(20.3年/43.1坪)
116万/坪
(9.0年/41.7坪)
鎌ケ谷駅69.7万/坪
(16.0年/47.2坪)
87.3万/坪
(9.4年/50.6坪)
80.1万/坪
(10.6年/49.7坪)
馬込沢駅68.1万/坪
(17.0年/44.9坪)
83.4万/坪
(12.3年/44.9坪)
74.7万/坪
(11.2年/48.1坪)
塚田駅126万/坪
(6.6年/36.9坪)
105万/坪
(8.9年/47.8坪)
99.1万/坪
(11.8年/42.7坪)
新船橋駅110万/坪
(13.6年/39.8坪)
117万/坪
(8.3年/30.0坪)
121万/坪
(13.9年/39.6坪)
船橋駅113万/坪
(19.9年/50.4坪)
121万/坪
(17.3年/58.6坪)
112万/坪
(14.9年/58.1坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

新柏駅99.4 万/坪(昨年同期比 +48.8 %)

新柏駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.4万円/坪(30.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +48.8%( +32.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 51 件(1年前(2018年)に比べて +82.1%( +23件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 8.3年(昨年 22.7年から -63.3 %減)。平均土地面積は 42.8 坪 (昨年 44.1 坪から -2.9 %減)。平均建物面積は 32.1 坪 (昨年 33.9 坪から -5.3 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 22.7 年 → 2019年 8.3 年、-63.3 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 28.6 % → 2019年 77.6 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 39.3 % → 2019年 10.2 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2018年 12.4 分 → 2019年 13.9 分、+12.5 %と増加)

七光台駅71.8 万/坪(昨年同期比 +33.9 %)

七光台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.8万円/坪(21.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +33.9%( +18.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(1年前(2018年)に比べて +36.4%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 15.4年(昨年 12.8年から +20.6 %増)。平均土地面積は 61.1 坪 (昨年 99.1 坪から -38.4 %減)。平均建物面積は 30.9 坪 (昨年 50.7 坪から -39.1 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 15.8 分 → 2019年 13.7 分、-13.2 %と減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 10.0 % → 2019年 6.7 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 12.8 年 → 2019年 15.4 年、+20.6 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 10.0 % → 2019年 26.7 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 40.0 % → 2019年 26.7 %)

愛宕駅44.7 万/坪(昨年同期比 -22.3 %)

愛宕駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.7万円/坪(13.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -22.3%( -12.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(1年前(2018年)に比べて -43.3%( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 22.9年(昨年 13.9年から +65.0 %増)。平均土地面積は 73.4 坪 (昨年 84.6 坪から -13.2 %減)。平均建物面積は 38.6 坪 (昨年 53.5 坪から -28.0 %減)。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 3.4 % → 2019年 7.7 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 13.9 年 → 2019年 22.9 年、+65.0 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 16.5 分 → 2019年 21.9 分、+32.4 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 17.2 % → 2019年 30.8 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 55.2 % → 2019年 23.1 %)

運河駅52.1 万/坪(昨年同期比 -21.1 %)

運河駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.1万円/坪(15.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -21.1%( -13.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 20 件(1年前(2018年)に比べて -54.5%( -24件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 19.4年(昨年 13.6年から +42.4 %増)。平均土地面積は 45.5 坪 (昨年 50.3 坪から -9.6 %減)。平均建物面積は 31.5 坪 (昨年 43.2 坪から -27.0 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 13.6 年 → 2019年 19.4 年、+42.4 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 7.1 % → 2019年 15.0 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 26.2 % → 2019年 35.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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