東武野田線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年7月〜9月期の東武野田線 (川間駅船橋駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.8万円/坪(27.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +11.4%( +9.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 233 件(1年前(2018年)に比べて -3.3%( -8件/坪)と小幅に減少しています。)。

平均築年数は 12.9年(昨年 12.2年から +5.7 %増)。平均土地面積は 50.3 坪 (昨年 49.7 坪から +1.2 %増)。平均建物面積は 35.6 坪 (昨年 37.2 坪から -4.3 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 12 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。梅郷駅流山おおたかの森駅増尾駅塚田駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新鎌ケ谷駅で昨年に比べ +323.0 %、坪単価は 125 万円/坪となった。

上位 2 駅(新鎌ケ谷駅新柏駅)は +258.0 %(坪単価 +80.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(運河駅馬込沢駅)は -31.8 %(坪単価 -24.7 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 22.2 % → 2019年 18.3 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 8.7 % → 2019年 13.1 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 8.3 % → 2019年 3.4 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった流山おおたかの森駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 183万円/坪(55.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +23.3%( +34.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 24 件(1年前(2018年)に比べて +60.0%( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった川間駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.7万円/坪(11.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +19.9%( +6.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 13 件(1年前(2018年)に比べて -23.5%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。

東武野田線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
東武野田線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
川間駅38.7万/坪
(24.5年/75.9坪)
32.3万/坪
(23.6年/58.1坪)
46.0万/坪
(21.2年/63.5坪)
七光台駅175万/坪
(23.0年/83.9坪)
74.4万/坪
(0.5年/45.4坪)
39.6万/坪
(31.5年/54.5坪)
清水公園駅81.8万/坪
(7.0年/60.5坪)
90.3万/坪
(0.5年/46.1坪)
72.1万/坪
(0.8年/49.4坪)
愛宕駅60.4万/坪
(11.3年/83.2坪)
62.1万/坪
(4.8年/67.2坪)
61.5万/坪
(6.5年/54.5坪)
野田市駅45.2万/坪
(32.5年/46.9坪)
53.5万/坪
(11.8年/53.3坪)
47.5万/坪
(11.0年/59.0坪)
梅郷駅77.4万/坪
(7.4年/102坪)
45.3万/坪
(15.8年/67.0坪)
66.3万/坪
(9.6年/56.7坪)
運河駅46.3万/坪
(21.5年/30.3坪)
70.0万/坪
(15.7年/51.9坪)
37.3万/坪
(25.5年/58.7坪)
江戸川台駅70.9万/坪
(10.9年/42.1坪)
82.8万/坪
(11.0年/46.8坪)
59.8万/坪
(18.1年/37.4坪)
初石駅91.6万/坪
(17.3年/61.3坪)
126万/坪
(19.5年/56.7坪)
104万/坪
(7.8年/40.8坪)
流山おおたかの森駅183万/坪
(4.5年/44.8坪)
148万/坪
(1.5年/44.3坪)
143万/坪
(5.5年/61.2坪)
豊四季駅72.8万/坪
(21.2年/54.5坪)
70.7万/坪
(6.8年/38.9坪)
85.8万/坪
(11.9年/39.1坪)
柏駅70.8万/坪
(20.9年/47.6坪)
93.9万/坪
(11.0年/47.9坪)
80.8万/坪
(15.6年/44.8坪)
新柏駅98.3万/坪
(11.0年/43.0坪)
33.6万/坪
(37.8年/43.1坪)
45.0万/坪
(26.3年/34.8坪)
増尾駅91.0万/坪
(4.1年/42.7坪)
60.4万/坪
(16.6年/44.3坪)
79.1万/坪
(11.7年/56.6坪)
逆井駅61.2万/坪
(12.4年/42.7坪)
81.4万/坪
(8.1年/42.7坪)
66.7万/坪
(10.1年/44.5坪)
高柳駅65.4万/坪
(7.3年/56.3坪)
61.3万/坪
(5.3年/46.2坪)
64.2万/坪
(14.4年/51.3坪)
六実駅69.6万/坪
(8.5年/28.7坪)
79.7万/坪
(12.1年/39.0坪)
57.4万/坪
(8.0年/38.6坪)
新鎌ケ谷駅125万/坪
(5.5年/35.5坪)
29.6万/坪
(33.5年/31.8坪)
144万/坪
(1.3年/41.6坪)
鎌ケ谷駅84.7万/坪
(1.8年/37.4坪)
88.9万/坪
(6.7年/50.7坪)
67.0万/坪
(18.4年/46.3坪)
馬込沢駅61.1万/坪
(18.4年/42.2坪)
86.8万/坪
(13.0年/41.0坪)
68.8万/坪
(13.5年/44.4坪)
塚田駅144万/坪
(6.1年/38.2坪)
103万/坪
(0.5年/38.5坪)
101万/坪
(18.3年/50.9坪)
新船橋駅116万/坪
(8.0年/40.1坪)
160万/坪
(0.5年/30.3坪)
137万/坪
(18.7年/42.4坪)
船橋駅138万/坪
(14.5年/42.5坪)
136万/坪
(18.3年/59.4坪)
122万/坪
(15.6年/61.9坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

新鎌ケ谷駅125.1 万/坪(昨年同期比 +323.0 %)

新鎌ケ谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +323.0%( +95.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 5.5年(昨年 33.5年から -83.6 %減)。平均土地面積は 35.5 坪 (昨年 31.8 坪から +11.9 %増)。平均建物面積は 29.5 坪 (昨年 22.7 坪から +30.0 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 33.5 年 → 2019年 5.5 年、-83.6 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 16.5 分 → 2019年 10.0 分、-39.4 %と大きく減少)

新柏駅98.3 万/坪(昨年同期比 +193.0 %)

新柏駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 98.3万円/坪(29.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +193.0%( +64.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 23 件(1年前(2018年)に比べて +475.0%( +19件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 11.0年(昨年 37.8年から -70.9 %減)。平均土地面積は 43.0 坪 (昨年 43.1 坪から -0.2 %減)。平均建物面積は 30.4 坪 (昨年 34.4 坪から -11.5 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 37.8 年 → 2019年 11.0 年、-70.9 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2018年 17.2 分 → 2019年 13.9 分、-19.6 %と減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 % → 2019年 18.2 %)

運河駅46.3 万/坪(昨年同期比 -33.9 %)

運河駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.3万円/坪(14.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -33.9%( -23.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -93.3%( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 21.5年(昨年 15.7年から +36.8 %増)。平均土地面積は 30.3 坪 (昨年 51.9 坪から -41.7 %減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 66.8 坪から -54.7 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 12.5 分 → 2019年 11.0 分、-12.2 %と減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 15.7 年 → 2019年 21.5 年、+36.8 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 35.7 % → 2019年 100.0 %)

馬込沢駅61.1 万/坪(昨年同期比 -29.6 %)

馬込沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.1万円/坪(18.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -29.6%( -25.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(1年前(2018年)に比べて -27.8%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 18.4年(昨年 13.0年から +41.3 %増)。平均土地面積は 42.2 坪 (昨年 41.0 坪から +3.0 %増)。平均建物面積は 27.7 坪 (昨年 27.9 坪から -0.9 %減)。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 53.3 % → 2019年 61.5 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 13.0 年 → 2019年 18.4 年、+41.3 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 12.5 分 → 2019年 15.2 分、+21.2 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 20.0 % → 2019年 38.5 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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