新京成電鉄線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年10月〜12月期の新京成電鉄線 (松戸駅京成津田沼駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.0万円/坪(24.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +4.2%( +3.3万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 163 件(1年前(2018年)に比べて +10.9%( +16件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 14.6年(昨年 14.9年から -2.1 %減)。平均土地面積は 45.9 坪 (昨年 48.4 坪から -5.3 %減)。平均建物面積は 36.9 坪 (昨年 39.0 坪から -5.2 %減)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく減少。

値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。上本郷駅松戸新田駅常盤平駅元山駅二和向台駅高根公団駅習志野駅京成津田沼駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは二和向台駅で昨年に比べ +79.1 %、坪単価は 79.7 万円/坪となった。

上位 2 駅(二和向台駅上本郷駅)は +75.9 %(坪単価 +40.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(くぬぎ山駅五香駅)は -29.4 %(坪単価 -14.7 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 14.1 分 → 2019年 12.6 分、-11.0 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 40.3 % → 2019年 43.9 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.4 % → 2019年 2.7 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 2.7 % → 2019年 0.6 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった京成津田沼駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 167万円/坪(50.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +41.2%( +48.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となったくぬぎ山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.8万円/坪(7.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -30.5%( -10.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

新京成電鉄線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
新京成電鉄線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
松戸駅78.8万/坪
(21.6年/48.3坪)
87.1万/坪
(24.3年/56.6坪)
109万/坪
(20.2年/64.1坪)
上本郷駅107万/坪
(21.0年/46.9坪)
61.7万/坪
(21.0年/34.4坪)
89.3万/坪
(14.5年/64.6坪)
松戸新田駅131万/坪
(6.1年/38.0坪)
109万/坪
(8.2年/35.1坪)
83.0万/坪
(8.8年/85.5坪)
みのり台駅106万/坪
(14.6年/54.1坪)
92.1万/坪
(15.9年/68.9坪)
100万/坪
(2.8年/63.5坪)
八柱駅98.9万/坪
(3.0年/34.0坪)
118万/坪
(11.1年/63.0坪)
76.2万/坪
(23.5年/57.5坪)
常盤平駅98.0万/坪
(16.8年/53.2坪)
66.7万/坪
(20.1年/140坪)
48.4万/坪
(37.3年/90.5坪)
五香駅46.9万/坪
(22.9年/46.9坪)
65.4万/坪
(15.8年/49.8坪)
73.4万/坪
(12.0年/43.8坪)
元山駅89.9万/坪
(7.8年/41.2坪)
71.4万/坪
(20.9年/38.6坪)
62.0万/坪
(17.0年/36.7坪)
くぬぎ山駅24.8万/坪
(41.8年/30.8坪)
35.6万/坪
(38.3年/73.4坪)
224万/坪
(7.8年/33.3坪)
北初富駅48.6万/坪
(17.3年/38.6坪)
-75.9万/坪
(7.4年/37.8坪)
新鎌ケ谷駅101万/坪
(0.8年/27.2坪)
--
初富駅57.7万/坪
(20.4年/60.5坪)
49.7万/坪
(26.8年/34.8坪)
72.1万/坪
(14.8年/37.8坪)
鎌ケ谷大仏駅55.3万/坪
(17.7年/37.9坪)
59.7万/坪
(7.1年/33.6坪)
61.3万/坪
(15.3年/46.6坪)
二和向台駅79.7万/坪
(5.5年/36.7坪)
44.5万/坪
(25.0年/38.3坪)
80.7万/坪
(13.1年/91.4坪)
三咲駅64.1万/坪
(13.6年/43.5坪)
61.0万/坪
(16.8年/40.6坪)
66.6万/坪
(9.8年/43.7坪)
滝不動駅61.2万/坪
(11.1年/41.8坪)
81.7万/坪
(7.4年/45.9坪)
61.0万/坪
(18.3年/45.2坪)
高根公団駅95.8万/坪
(10.5年/45.1坪)
60.1万/坪
(11.1年/39.3坪)
58.5万/坪
(11.5年/45.0坪)
高根木戸駅62.6万/坪
(21.2年/35.5坪)
84.6万/坪
(8.8年/36.3坪)
101万/坪
(9.0年/43.6坪)
北習志野駅120万/坪
(14.0年/58.8坪)
129万/坪
(6.0年/38.1坪)
139万/坪
(4.9年/57.5坪)
習志野駅125万/坪
(0.5年/51.0坪)
99.6万/坪
(1.8年/35.5坪)
89.0万/坪
(5.6年/44.8坪)
薬園台駅74.9万/坪
(15.8年/71.9坪)
76.9万/坪
(9.6年/46.9坪)
88.6万/坪
(12.1年/44.1坪)
前原駅86.8万/坪
(14.3年/34.0坪)
102万/坪
(10.9年/45.6坪)
107万/坪
(19.9年/42.9坪)
新津田沼駅---
京成津田沼駅167万/坪
(-0.25年/43.9坪)
118万/坪
(6.3年/39.3坪)
89.8万/坪
(20.6年/58.1坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

二和向台駅79.7 万/坪(昨年同期比 +79.1 %)

二和向台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.7万円/坪(24.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +79.1%( +35.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて -55.6%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 5.5年(昨年 25.0年から -78.0 %減)。平均土地面積は 36.7 坪 (昨年 38.3 坪から -4.3 %減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 25.3 坪から +13.4 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 25.0 年 → 2019年 5.5 年、-78.0 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 37.5 % → 2019年 75.0 %)

上本郷駅106.6 万/坪(昨年同期比 +72.7 %)

上本郷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +72.7%( +44.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2018年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 21.0年(昨年 21.0年から -0.2 %減)。平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 34.4 坪から +36.3 %増)。平均建物面積は 29.9 坪 (昨年 29.7 坪から +0.7 %増)。

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 % → 2019年 20.0 %)

くぬぎ山駅24.8 万/坪(昨年同期比 -30.5 %)

くぬぎ山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.8万円/坪(7.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -30.5%( -10.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 41.8年(昨年 38.3年から +9.1 %増)。平均土地面積は 30.8 坪 (昨年 73.4 坪から -58.1 %減)。平均建物面積は 21.2 坪 (昨年 71.8 坪から -70.5 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 33.3 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 7.0 分 → 2019年 10.0 分、+42.9 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 66.7 %)

五香駅46.9 万/坪(昨年同期比 -28.3 %)

五香駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.9万円/坪(14.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -28.3%( -18.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2018年)に比べて -64.7%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 22.9年(昨年 15.8年から +45.5 %増)。平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 49.8 坪から -5.9 %減)。平均建物面積は 36.0 坪 (昨年 36.0 坪から +0.0 %増)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 5.9 % → 2019年 16.7 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 15.8 年 → 2019年 22.9 年、+45.5 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2018年 14.6 分 → 2019年 16.2 分、+10.8 %と増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 41.2 % → 2019年 16.7 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 11.8 % → 2019年 16.7 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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