北総鉄道 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年1月〜12月期の北総鉄道 (矢切駅印旛日本医大駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 98.6万円/坪(29.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -2.1%( -2.1万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 495 件(1年前(2019年)に比べて +36.4%( +132件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 7.6年(昨年 6.4年から +19.5 %増)。平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 55.7 坪から +3.2 %増)。平均建物面積は 36.6 坪 (昨年 36.9 坪から -0.8 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。秋山駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは秋山駅で昨年に比べ +16.7 %、坪単価は 83.1 万円/坪となった。

上位 2 駅(秋山駅千葉ニュータウン中央駅)は +8.9 %(坪単価 +6.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(松飛台駅東松戸駅)は -22.5 %(坪単価 -21.4 万円/坪)の下落。

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2019年 6.4 年 → 2020年 7.6 年、+19.5 %と増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2019年 15.1 分 → 2020年 16.8 分、+11.3 %と増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 62.3 % → 2020年 57.3 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 9.4 % → 2020年 11.9 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった印旛日本医大駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 120万円/坪(36.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -4.5%( -5.7万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2019年)に比べて -30.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった西白井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.3万円/坪(17.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -7.4%( -4.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 30 件(1年前(2019年)に比べて +20.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

北総鉄道(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
北総鉄道現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
矢切駅109万/坪
(9.1年/48.1坪)
112万/坪
(9.7年/53.3坪)
98.4万/坪
(18.1年/54.1坪)
北国分駅85.1万/坪
(22.2年/52.8坪)
101万/坪
(8.4年/48.8坪)
89.5万/坪
(14.2年/74.3坪)
秋山駅83.1万/坪
(11.0年/43.8坪)
71.2万/坪
(15.4年/52.6坪)
92.8万/坪
(7.1年/57.8坪)
東松戸駅83.8万/坪
(13.2年/48.9坪)
107万/坪
(5.7年/45.6坪)
96.8万/坪
(6.6年/69.3坪)
松飛台駅64.1万/坪
(34.5年/95.7坪)
84.1万/坪
(7.5年/68.7坪)
64.2万/坪
(21.7年/87.4坪)
大町駅77.7万/坪
(8.4年/43.5坪)
-66.2万/坪
(14.5年/130坪)
新鎌ケ谷駅90.5万/坪
(21.7年/67.4坪)
93.6万/坪
(8.8年/39.0坪)
78.2万/坪
(20.3年/43.1坪)
西白井駅57.3万/坪
(16.7年/97.5坪)
62.0万/坪
(14.4年/48.5坪)
72.6万/坪
(9.8年/50.2坪)
白井駅85.1万/坪
(14.4年/53.7坪)
103万/坪
(10.1年/89.9坪)
72.5万/坪
(17.5年/73.9坪)
小室駅84.9万/坪
(7.0年/53.5坪)
91.3万/坪
(7.0年/48.4坪)
81.8万/坪
(7.5年/53.5坪)
千葉ニュータウン中央駅99.2万/坪
(6.7年/55.8坪)
98.1万/坪
(8.4年/61.4坪)
106万/坪
(4.4年/66.6坪)
印西牧の原駅110万/坪
(1.2年/58.3坪)
112万/坪
(1.1年/55.4坪)
108万/坪
(1.6年/53.7坪)
印旛日本医大駅120万/坪
(4.0年/58.1坪)
126万/坪
(2.2年/75.6坪)
85.8万/坪
(3.7年/56.1坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

秋山駅83.1 万/坪(昨年同期比 +16.7 %)

秋山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.1万円/坪(25.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +16.7%( +11.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 30 件(1年前(2019年)に比べて -3.2%( -1件/坪)と小幅に減少しています。)。

平均築年数は 11.0年(昨年 15.4年から -28.3 %減)。平均土地面積は 43.8 坪 (昨年 52.6 坪から -16.8 %減)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 37.0 坪から -12.3 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 15.4 年 → 2020年 11.0 年、-28.3 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 30.0 % → 2020年 64.3 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 26.7 % → 2020年 14.3 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 14.6 分 → 2020年 19.3 分、+32.1 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 10.0 % → 2020年 10.7 %)

千葉ニュータウン中央駅99.2 万/坪(昨年同期比 +1.1 %)

千葉ニュータウン中央駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.2万円/坪(30.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +1.1%( +1.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 62 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +31件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 6.7年(昨年 8.4年から -19.8 %減)。平均土地面積は 55.8 坪 (昨年 61.4 坪から -9.1 %減)。平均建物面積は 34.6 坪 (昨年 39.9 坪から -13.3 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2019年 8.4 年 → 2020年 6.7 年、-19.8 %と減少)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 60.0 % → 2020年 57.4 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 13.3 % → 2020年 14.8 %)

松飛台駅64.1 万/坪(昨年同期比 -23.7 %)

松飛台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.1万円/坪(19.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -23.7%( -19.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて -42.9%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 34.5年(昨年 7.5年から +359.1 %増)。平均土地面積は 95.7 坪 (昨年 68.7 坪から +39.2 %増)。平均建物面積は 40.1 坪 (昨年 56.6 坪から -29.2 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 7.5 年 → 2020年 34.5 年、+359.1 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 7.4 分 → 2020年 16.0 分、+115.4 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 50.0 %)

東松戸駅83.8 万/坪(昨年同期比 -21.4 %)

東松戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.8万円/坪(25.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -21.4%( -22.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(1年前(2019年)に比べて +50.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 13.2年(昨年 5.7年から +131.3 %増)。平均土地面積は 48.9 坪 (昨年 45.6 坪から +7.3 %増)。平均建物面積は 31.4 坪 (昨年 31.3 坪から +0.2 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 5.7 年 → 2020年 13.2 年、+131.3 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2019年 14.9 分 → 2020年 17.8 分、+19.3 %と増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 87.5 % → 2020年 50.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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