JR釧網本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜12月期のJR釧網本線 (釧路駅網走駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.2万円/坪(6.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -14.9%( -3.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 210 件(1年前(2018年)に比べて +22.8%( +39件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 32.0年(昨年 28.9年から +11.0 %増)。平均土地面積は 108.9 坪 (昨年 117.6 坪から -7.4 %減)。平均建物面積は 52.6 坪 (昨年 51.4 坪から +2.3 %増)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。遠矢駅磯分内駅摩周駅知床斜里駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは知床斜里駅で昨年に比べ +95.4 %、坪単価は 12.1 万円/坪となった。

上位 2 駅(知床斜里駅遠矢駅)は +71.2 %(坪単価 +4.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(川湯温泉駅茅沼駅)は -52.3 %(坪単価 -6.5 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 51.9 % → 2019年 49.2 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 0.6 % → 2019年 1.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 28.9 年 → 2019年 32.0 年、+11.0 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 27.8 % → 2019年 34.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 12.7 % → 2019年 6.3 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった東釧路駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.4万円/坪(11.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -11.4%( -4.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 24 件(1年前(2018年)に比べて +26.3%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった川湯温泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.0万円/坪(1.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -63.0%( -6.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

JR釧網本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR釧網本線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
釧路駅25.0万/坪
(31.6年/95.1坪)
28.1万/坪
(28.0年/96.3坪)
24.7万/坪
(28.0年/82.9坪)
東釧路駅37.4万/坪
(24.7年/83.3坪)
42.3万/坪
(17.5年/147坪)
32.9万/坪
(22.4年/122坪)
遠矢駅11.4万/坪
(31.2年/72.0坪)
7.7万/坪
(31.8年/90.1坪)
17.5万/坪
(28.4年/111坪)
塘路駅---
茅沼駅8.9万/坪
(37.3年/251坪)
15.2万/坪
(26.0年/91.8坪)
20.3万/坪
(27.5年/60.5坪)
標茶駅-5.0万/坪
(23.5年/63.5坪)
17.0万/坪
(34.6年/167坪)
磯分内駅14.5万/坪
(14.5年/133坪)
10.2万/坪
(25.1年/244坪)
-
摩周駅8.9万/坪
(38.3年/135坪)
6.3万/坪
(36.3年/132坪)
10.8万/坪
(33.2年/278坪)
美留和駅8.8万/坪
(36.4年/136坪)
-
川湯温泉駅4.0万/坪
(39.4年/175坪)
10.7万/坪
(37.8年/263坪)
-
緑駅-
札弦駅5.8万/坪
(49.8年/115坪)
--
清里町駅5.3万/坪
(38.6年/153坪)
8.5万/坪
(21.8年/169坪)
12.9万/坪
(0年/182坪)
中斜里駅--6.0万/坪
(0年/219坪)
知床斜里駅12.1万/坪
(31.3年/148坪)
6.2万/坪
(47.2年/96.1坪)
24.1万/坪
(33.2年/177坪)
浜小清水駅6.9万/坪
(46.9年/107坪)
-5.4万/坪
(24.5年/192坪)
北浜駅---
藻琴駅---
鱒浦駅---
桂台駅---
網走駅20.0万/坪
(34.6年/140坪)
30.7万/坪
(31.2年/134坪)
31.5万/坪
(30.2年/107坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

知床斜里駅12.1 万/坪(昨年同期比 +95.4 %)

知床斜里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.1万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +95.4%( +5.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 31.3年(昨年 47.2年から -33.7 %減)。平均土地面積は 147.6 坪 (昨年 96.1 坪から +53.5 %増)。平均建物面積は 75.8 坪 (昨年 41.8 坪から +81.4 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 47.2 年 → 2019年 31.3 年、-33.7 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 87.5 % → 2019年 37.5 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 11.1 分 → 2019年 13.6 分、+22.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 12.5 % → 2019年 50.0 %)

遠矢駅11.4 万/坪(昨年同期比 +47.0 %)

遠矢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.4万円/坪(3.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +47.0%( +3.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2018年)に比べて +60.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 31.2年(昨年 31.8年から -1.8 %減)。平均土地面積は 72.0 坪 (昨年 90.1 坪から -20.1 %減)。平均建物面積は 30.8 坪 (昨年 32.1 坪から -3.9 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 87.5 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 23.0 分 → 2019年 27.6 分、+20.1 %と大きく増加)

川湯温泉駅4.0 万/坪(昨年同期比 -63.0 %)

川湯温泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.0万円/坪(1.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -63.0%( -6.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 39.4年(昨年 37.8年から +4.2 %増)。平均土地面積は 175.5 坪 (昨年 263.2 坪から -33.3 %減)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 56.0 坪から -27.0 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 30.0 分 → 2019年 11.7 分、-61.1 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 33.3 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 66.7 %)

茅沼駅8.9 万/坪(昨年同期比 -41.6 %)

茅沼駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.9万円/坪(2.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -41.6%( -6.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 37.3年(昨年 26.0年から +43.3 %増)。平均土地面積は 251.1 坪 (昨年 91.8 坪から +173.6 %増)。平均建物面積は 48.4 坪 (昨年 22.7 坪から +113.3 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 26.0 年 → 2019年 37.3 年、+43.3 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 20.0 分 → 2019年 28.0 分、+40.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 66.7 % → 2019年 100.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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