【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期のJR札沼線 (桑園駅~北海道医療大学駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.1万円/坪(23.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +6.7%( +4.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 60 件(1年前(2020年)に比べて +62.2%( +23件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.1年(昨年 17.3年から -1.2 %減)。平均土地面積は 87.2 坪 (昨年 77.2 坪から +12.9 %増)。平均建物面積は 45.6 坪 (昨年 52.3 坪から -12.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。あいの里教育大駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは当別駅で昨年に比べ +1067.4 %、坪単価は 66.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(当別駅、桑園駅)は +973.5 %(坪単価 +348.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(拓北駅、百合が原駅)は -44.3 %(坪単価 -48.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 41.7 % → 2021年 43.1 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 13.9 % → 2021年 13.8 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 12.5 分 → 2021年 19.4 分、+55.1 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 13.9 % → 2021年 10.0 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 2.8 % → 2021年 1.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった桑園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 708万円/坪(214万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +879.6%( +636.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった太美駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.5万円/坪(11.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +140.1%( +22.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR札沼線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
桑園駅 | 708万/坪 (55.0年/393坪) | 72.3万/坪 (8.0年/87.7坪) | 87.7万/坪 (15.0年/148坪) |
八軒駅 | 84.4万/坪 (19.6年/96.8坪) | 80.1万/坪 (22.5年/63.0坪) | 53.6万/坪 (22.3年/70.6坪) |
新川駅 | 75.7万/坪 (11.0年/46.1坪) | 95.9万/坪 (0年/30.3坪) | 59.2万/坪 (24.6年/73.5坪) |
新琴似駅 | - | - | - |
太平駅 | 76.2万/坪 (11.0年/39.8坪) | 37.9万/坪 (36.4年/62.0坪) | - |
百合が原駅 | 67.4万/坪 (13.9年/72.7坪) | 101万/坪 (7.9年/59.6坪) | 54.6万/坪 (28.8年/48.1坪) |
篠路駅 | 54.5万/坪 (17.9年/104坪) | 65.5万/坪 (21.3年/107坪) | 52.9万/坪 (16.6年/123坪) |
拓北駅 | 50.8万/坪 (23.3年/101坪) | 114万/坪 (0年/59.7坪) | 46.7万/坪 (22.0年/68.6坪) |
あいの里教育大駅 | 69.9万/坪 (9.0年/64.1坪) | 52.3万/坪 (18.3年/66.6坪) | 77.3万/坪 (10.8年/57.9坪) |
あいの里公園駅 | 51.0万/坪 (16.0年/88.5坪) | - | - |
太美駅 | 38.5万/坪 (28.8年/94.3坪) | 16.0万/坪 (35.4年/127坪) | 21.5万/坪 (26.0年/69.6坪) |
当別駅 | 66.5万/坪 (13.0年/115坪) | 5.7万/坪 (36.0年/136坪) | 16.5万/坪 (24.0年/44.6坪) |
北海道医療大学駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
当別駅 66.5 万/坪(昨年同期比 +1067.4 %)
当別駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.5万円/坪(20.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +1067.4%( +60.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 13.0年(昨年 36.0年から -63.9 %減)。平均土地面積は 115.0 坪 (昨年 136.1 坪から -15.6 %減)。平均建物面積は 35.5 坪 (昨年 87.7 坪から -59.5 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 36.0 年 → 2021年 13.0 年、-63.9 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.0 分 → 2021年 16.3 分、+172.2 %と大きく増加)
桑園駅 708.4 万/坪(昨年同期比 +879.6 %)
桑園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 708万円/坪(214万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +879.6%( +636.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 55.0年(昨年 8.0年から +587.5 %増)。平均土地面積は 393.3 坪 (昨年 87.7 坪から +348.3 %増)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 193.6 坪から -78.1 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 8.0 年 → 2021年 55.0 年、+587.5 %と大きく増加)
拓北駅 50.8 万/坪(昨年同期比 -55.5 %)
拓北駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.8万円/坪(15.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -55.5%( -63.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 100.8 坪 (昨年 59.7 坪から +68.8 %増)。平均建物面積は 45.9 坪 (昨年 31.0 坪から +48.0 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 9.0 分 → 2021年 12.3 分、+37.0 %と大きく増加)
百合が原駅 67.4 万/坪(昨年同期比 -33.1 %)
百合が原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.4万円/坪(20.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -33.1%( -33.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 13.9年(昨年 7.9年から +75.8 %増)。平均土地面積は 72.7 坪 (昨年 59.6 坪から +22.0 %増)。平均建物面積は 41.3 坪 (昨年 42.2 坪から -2.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 12.0 分 → 2021年 10.7 分、-11.1 %と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 7.9 年 → 2021年 13.9 年、+75.8 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 8.3 % → 2021年 16.7 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 8.3 % → 2021年 16.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示