JR富良野線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年1月〜3月期のJR富良野線 (旭川駅富良野駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.6万円/坪(12.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +18.8%( +6.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 109 件(1年前(2020年)に比べて -17.4%( -23件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 27.8年(昨年 28.7年から -3.4 %減)。平均土地面積は 90.0 坪 (昨年 89.4 坪から +0.7 %増)。平均建物面積は 50.1 坪 (昨年 45.4 坪から +10.4 %増)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。旭川駅富良野駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは美瑛駅で昨年に比べ +111.2 %、坪単価は 31.8 万円/坪となった。

上位 1 駅(美瑛駅)は +111.2 %(坪単価 +16.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(上富良野駅)は -59.4 %(坪単価 -14.3 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 40.9 % → 2021年 38.1 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 34.6 % → 2021年 32.4 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 1.5 % → 2021年 0.9 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 17.3 % → 2021年 17.1 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった富良野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.6万円/坪(13.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +38.2%( +12.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった上富良野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.7万円/坪(2.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -59.4%( -14.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

JR富良野線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR富良野線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
旭川駅40.7万/坪
(27.6年/89.6坪)
33.4万/坪
(28.5年/88.3坪)
32.8万/坪
(28.0年/81.6坪)
神楽岡駅---
西御料駅---
西瑞穂駅---
西神楽駅--
西聖和駅---
千代ケ岡駅---
北美瑛駅---
美瑛駅31.8万/坪
(25.0年/122坪)
15.0万/坪
(40.5年/103坪)
32.1万/坪
(22.3年/315坪)
美馬牛駅---
上富良野駅9.7万/坪
(45.4年/93.8坪)
24.0万/坪
(25.0年/75.6坪)
12.9万/坪
(39.0年/93.8坪)
西中駅---
中富良野駅-75.1万/坪
(0年/109坪)
-
鹿討駅---
学田駅---
富良野駅45.6万/坪
(21.3年/66.2坪)
33.0万/坪
(29.8年/99.4坪)
28.1万/坪
(27.9年/127坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

美瑛駅31.8 万/坪(昨年同期比 +111.2 %)

美瑛駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.8万円/坪(9.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +111.2%( +16.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 25.0年(昨年 40.5年から -38.3 %減)。平均土地面積は 121.8 坪 (昨年 103.4 坪から +17.8 %増)。平均建物面積は 67.7 坪 (昨年 35.3 坪から +91.8 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 40.5 年 → 2021年 25.0 年、-38.3 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 33.3 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 100.0 %)

上富良野駅9.7 万/坪(昨年同期比 -59.4 %)

上富良野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.7万円/坪(2.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -59.4%( -14.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 45.4年(昨年 25.0年から +81.3 %増)。平均土地面積は 93.8 坪 (昨年 75.6 坪から +24.0 %増)。平均建物面積は 29.7 坪 (昨年 33.3 坪から -10.6 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 24.0 分 → 2021年 10.0 分、-58.3 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 33.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 25.0 年 → 2021年 45.4 年、+81.3 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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