札幌市南北線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年10月〜12月期の札幌市南北線 (麻生駅真駒内駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.7万円/坪(18.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +14.8%( +7.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 184 件(1年前(2019年)に比べて -0.5%( -1件/坪)と僅かに減少しています。)。

平均築年数は 22.4年(昨年 24.0年から -6.8 %減)。平均土地面積は 72.7 坪 (昨年 75.2 坪から -3.2 %減)。平均建物面積は 67.8 坪 (昨年 58.0 坪から +16.8 %増)。

近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が減少。

値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。北34条駅幌平橋駅平岸駅南平岸駅澄川駅自衛隊前駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは南平岸駅で昨年に比べ +59.9 %、坪単価は 85.2 万円/坪となった。

上位 2 駅(南平岸駅澄川駅)は +49.8 %(坪単価 +26.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(すすきの駅中の島駅)は -49.8 %(坪単価 -38.9 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 15.0 % → 2020年 19.5 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 2.2 % → 2020年 4.6 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 1.6 % → 2020年 1.1 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2019年 41.1 % → 2020年 41.4 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった南平岸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.2万円/坪(25.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +59.9%( +31.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2019年)に比べて +80.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となったすすきの駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.1万円/坪(10.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -60.5%( -50.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

札幌市南北線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
札幌市南北線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
麻生駅63.9万/坪
(19.5年/63.6坪)
55.2万/坪
(20.6年/79.6坪)
50.6万/坪
(24.7年/82.2坪)
北34条駅68.8万/坪
(25.0年/63.5坪)
56.1万/坪
(18.8年/61.0坪)
53.8万/坪
(23.0年/63.5坪)
北24条駅56.2万/坪
(21.2年/66.0坪)
71.3万/坪
(19.7年/56.5坪)
44.0万/坪
(26.0年/94.3坪)
北18条駅76.8万/坪
(20.8年/174坪)
-54.0万/坪
(23.3年/107坪)
北12条駅---
さっぽろ駅36.7万/坪
(48.8年/22.7坪)
--
大通駅102万/坪
(34.3年/49.9坪)
--
すすきの駅33.1万/坪
(41.3年/74.1坪)
83.6万/坪
(9.8年/63.5坪)
273万/坪
(28.8年/58.0坪)
中島公園駅67.4万/坪
(8.8年/64.5坪)
61.0万/坪
(19.3年/42.4坪)
64.7万/坪
(9.2年/74.3坪)
幌平橋駅71.1万/坪
(13.3年/48.4坪)
53.3万/坪
(39.8年/109坪)
58.9万/坪
(16.4年/85.5坪)
中の島駅42.3万/坪
(27.8年/72.6坪)
69.5万/坪
(28.6年/70.5坪)
48.8万/坪
(23.3年/42.0坪)
平岸駅35.1万/坪
(22.8年/59.0坪)
27.2万/坪
(53.8年/46.9坪)
44.7万/坪
(16.6年/91.6坪)
南平岸駅85.2万/坪
(5.4年/67.4坪)
53.2万/坪
(26.2年/48.1坪)
86.4万/坪
(1.4年/39.3坪)
澄川駅76.0万/坪
(21.8年/83.2坪)
54.4万/坪
(24.1年/80.4坪)
51.4万/坪
(24.7年/65.3坪)
自衛隊前駅61.2万/坪
(30.1年/62.7坪)
50.5万/坪
(22.9年/82.8坪)
40.3万/坪
(36.0年/63.5坪)
真駒内駅38.0万/坪
(28.1年/88.3坪)
32.4万/坪
(33.2年/73.3坪)
38.7万/坪
(27.6年/78.0坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

南平岸駅85.2 万/坪(昨年同期比 +59.9 %)

南平岸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.2万円/坪(25.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +59.9%( +31.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2019年)に比べて +80.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 5.4年(昨年 26.2年から -79.4 %減)。平均土地面積は 67.4 坪 (昨年 48.1 坪から +40.1 %増)。平均建物面積は 88.1 坪 (昨年 65.3 坪から +34.8 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 26.2 年 → 2020年 5.4 年、-79.4 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 20.0 % → 2020年 25.0 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 20.0 % → 2020年 12.5 %)

澄川駅76.0 万/坪(昨年同期比 +39.6 %)

澄川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.0万円/坪(23.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +39.6%( +21.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2019年)に比べて -5.9%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 21.8年(昨年 24.1年から -9.4 %減)。平均土地面積は 83.2 坪 (昨年 80.4 坪から +3.4 %増)。平均建物面積は 51.3 坪 (昨年 103.7 坪から -50.5 %減)。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 6.7 % → 2020年 25.0 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 40.0 % → 2020年 12.5 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2019年 16.6 分 → 2020年 18.5 分、+11.5 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 20.0 % → 2020年 37.5 %)

すすきの駅33.1 万/坪(昨年同期比 -60.5 %)

すすきの駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.1万円/坪(10.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -60.5%( -50.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 41.3年(昨年 9.8年から +323.0 %増)。平均土地面積は 74.1 坪 (昨年 63.5 坪から +16.7 %増)。平均建物面積は 90.8 坪 (昨年 251.1 坪から -63.9 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 9.8 年 → 2020年 41.3 年、+323.0 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 7.0 分 → 2020年 8.5 分、+21.4 %と大きく増加)

中の島駅42.3 万/坪(昨年同期比 -39.2 %)

中の島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.3万円/坪(12.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -39.2%( -27.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -80.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 27.8年(昨年 28.6年から -2.8 %減)。平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 70.5 坪から +3.0 %増)。平均建物面積は 130.1 坪 (昨年 97.7 坪から +33.1 %増)。


セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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