札幌市南北線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜12月期の札幌市南北線 (麻生駅真駒内駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.8万円/坪(19.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +18.7%( +9.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 643 件(1年前(2018年)に比べて +10.7%( +62件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 22.5年(昨年 23.5年から -4.3 %減)。平均土地面積は 73.4 坪 (昨年 73.7 坪から -0.5 %減)。平均建物面積は 62.2 坪 (昨年 70.9 坪から -12.3 %減)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく減少。

値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全体的に上昇基調。麻生駅北24条駅すすきの駅中の島駅澄川駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは南平岸駅で昨年に比べ +153.0 %、坪単価は 182 万円/坪となった。

上位 2 駅(南平岸駅すすきの駅)は +108.6 %(坪単価 +108.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(さっぽろ駅北18条駅)は -53.1 %(坪単価 -90.2 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 22.9 % → 2019年 19.9 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 20.9 % → 2019年 22.4 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 7.4 % → 2019年 5.6 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 2.2 % → 2019年 1.7 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となったすすきの駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 271万円/坪(82.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +64.3%( +106.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった真駒内駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.7万円/坪(10.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -15.7%( -6.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 125 件(1年前(2018年)に比べて +20.2%( +21件/坪)と大幅に増加しています。)。

札幌市南北線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
札幌市南北線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
麻生駅58.0万/坪
(20.3年/72.0坪)
48.3万/坪
(23.4年/70.1坪)
48.1万/坪
(20.1年/71.5坪)
北34条駅53.9万/坪
(22.9年/64.0坪)
53.0万/坪
(26.4年/74.7坪)
49.8万/坪
(26.8年/59.7坪)
北24条駅67.5万/坪
(20.3年/73.4坪)
50.7万/坪
(22.7年/76.0坪)
55.8万/坪
(17.2年/62.0坪)
北18条駅50.2万/坪
(15.5年/92.3坪)
87.4万/坪
(23.8年/79.5坪)
80.8万/坪
(15.3年/82.8坪)
北12条駅--78.8万/坪
(22.9年/104坪)
さっぽろ駅81.5万/坪
(27.7年/127坪)
225万/坪
(35.5年/142坪)
48.2万/坪
(44.0年/120坪)
大通駅163万/坪
(38.5年/303坪)
237万/坪
(26.1年/124坪)
160万/坪
(36.0年/54.5坪)
すすきの駅271万/坪
(15.7年/80.9坪)
165万/坪
(27.5年/80.4坪)
83.4万/坪
(39.7年/94.5坪)
中島公園駅64.6万/坪
(18.8年/67.6坪)
57.1万/坪
(13.1年/66.9坪)
126万/坪
(30.3年/87.9坪)
幌平橋駅91.8万/坪
(19.3年/90.8坪)
83.5万/坪
(16.6年/73.8坪)
70.4万/坪
(25.4年/96.5坪)
中の島駅76.2万/坪
(20.8年/68.9坪)
48.0万/坪
(25.9年/115坪)
51.2万/坪
(17.5年/84.9坪)
平岸駅59.3万/坪
(31.1年/104坪)
53.0万/坪
(20.5年/88.6坪)
76.2万/坪
(13.6年/100坪)
南平岸駅182万/坪
(19.6年/73.4坪)
71.9万/坪
(17.5年/53.4坪)
62.8万/坪
(19.9年/66.8坪)
澄川駅65.7万/坪
(18.6年/61.0坪)
52.1万/坪
(25.4年/63.4坪)
52.7万/坪
(24.5年/63.7坪)
自衛隊前駅52.9万/坪
(22.2年/71.2坪)
50.6万/坪
(27.1年/63.4坪)
51.7万/坪
(27.4年/60.7坪)
真駒内駅33.7万/坪
(30.1年/71.2坪)
40.0万/坪
(25.7年/78.7坪)
39.2万/坪
(26.3年/91.7坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

南平岸駅181.8 万/坪(昨年同期比 +153.0 %)

南平岸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 182万円/坪(55.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +153.0%( +109.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 30 件(1年前(2018年)に比べて +42.9%( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 19.6年(昨年 17.5年から +11.9 %増)。平均土地面積は 73.4 坪 (昨年 53.4 坪から +37.5 %増)。平均建物面積は 61.4 坪 (昨年 89.2 坪から -31.1 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 17.5 年 → 2019年 19.6 年、+11.9 %と増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 10.5 分 → 2019年 14.0 分、+33.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 4.8 % → 2019年 17.2 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 42.9 % → 2019年 31.0 %)

すすきの駅271.1 万/坪(昨年同期比 +64.3 %)

すすきの駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 271万円/坪(82.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +64.3%( +106.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 15.7年(昨年 27.5年から -42.8 %減)。平均土地面積は 80.9 坪 (昨年 80.4 坪から +0.6 %増)。平均建物面積は 128.2 坪 (昨年 297.2 坪から -56.9 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 27.5 年 → 2019年 15.7 年、-42.8 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 50.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 4.8 分 → 2019年 7.0 分、+44.8 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 25.0 %)

さっぽろ駅81.5 万/坪(昨年同期比 -63.7 %)

さっぽろ駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.5万円/坪(24.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -63.7%( -143.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 27.7年(昨年 35.5年から -22.1 %減)。平均土地面積は 126.5 坪 (昨年 142.2 坪から -11.0 %減)。平均建物面積は 453.8 坪 (昨年 199.7 坪から +127.3 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 35.5 年 → 2019年 27.7 年、-22.1 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 66.7 % → 2019年 33.3 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2018年 8.0 分 → 2019年 9.0 分、+12.5 %と増加)

北18条駅50.2 万/坪(昨年同期比 -42.5 %)

北18条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.2万円/坪(15.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -42.5%( -37.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 15.5年(昨年 23.8年から -34.7 %減)。平均土地面積は 92.3 坪 (昨年 79.5 坪から +16.0 %増)。平均建物面積は 174.4 坪 (昨年 127.9 坪から +36.4 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 23.8 年 → 2019年 15.5 年、-34.7 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 14.3 % → 2019年 42.9 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2018年 8.6 分 → 2019年 10.0 分、+16.7 %と増加)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 28.6 % → 2019年 14.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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