JR福知山線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年7月〜9月期のJR福知山線 (尼崎駅丹波竹田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.5万円/坪(22.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -9.9%( -8.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 130 件(1年前(2018年)に比べて +3.2%( +4件/坪)と小幅に増加しています。)。

平均築年数は 22.9年(昨年 20.9年から +9.7 %増)。平均土地面積は 66.4 坪 (昨年 58.6 坪から +13.3 %増)。平均建物面積は 50.5 坪 (昨年 48.9 坪から +3.2 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。尼崎駅三田駅相野駅黒井駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは黒井駅で昨年に比べ +65.8 %、坪単価は 13.9 万円/坪となった。

上位 2 駅(黒井駅尼崎駅)は +53.9 %(坪単価 +16.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(生瀬駅石生駅)は -58.9 %(坪単価 -28.6 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 0.9 % → 2019年 3.3 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 23.3 % → 2019年 20.7 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 20.9 分 → 2019年 26.6 分、+27.4 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 30.2 % → 2019年 35.5 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 29.3 % → 2019年 24.8 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった中山寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 113万円/坪(34.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +14.1%( +14.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった石生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.7万円/坪(4.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -54.6%( -16.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2018年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

JR福知山線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR福知山線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
尼崎駅94.9万/坪
(22.5年/69.8坪)
66.8万/坪
(28.6年/56.9坪)
83.9万/坪
(24.9年/35.8坪)
塚口駅95.9万/坪
(16.9年/40.2坪)
111万/坪
(17.3年/51.7坪)
123万/坪
(15.7年/57.3坪)
猪名寺駅67.2万/坪
(22.3年/26.5坪)
62.2万/坪
(22.5年/27.6坪)
91.3万/坪
(10.2年/38.3坪)
伊丹駅94.1万/坪
(18.9年/29.8坪)
117万/坪
(17.4年/31.2坪)
99.8万/坪
(15.4年/46.9坪)
北伊丹駅72.5万/坪
(15.5年/59.0坪)
97.6万/坪
(1.5年/40.8坪)
98.7万/坪
(6.5年/31.8坪)
川西池田駅71.4万/坪
(32.5年/30.3坪)
59.9万/坪
(25.3年/31.0坪)
40.8万/坪
(42.5年/13.6坪)
中山寺駅113万/坪
(4.0年/243坪)
99.4万/坪
(11.2年/94.0坪)
48.3万/坪
(32.0年/19.3坪)
宝塚駅105万/坪
(20.1年/69.2坪)
92.7万/坪
(22.7年/75.4坪)
80.5万/坪
(20.9年/37.3坪)
生瀬駅23.6万/坪
(35.2年/56.5坪)
64.3万/坪
(23.5年/45.4坪)
51.5万/坪
(41.0年/85.5坪)
西宮名塩駅58.4万/坪
(19.0年/70.3坪)
63.8万/坪
(15.5年/64.3坪)
35.5万/坪
(25.3年/68.4坪)
武田尾駅---
道場駅---
三田駅49.3万/坪
(31.7年/62.3坪)
36.5万/坪
(24.5年/55.7坪)
21.5万/坪
(29.0年/54.5坪)
新三田駅-18.4万/坪
(30.5年/61.0坪)
-
広野駅-14.5万/坪
(25.5年/31.0坪)
43.8万/坪
(10.1年/52.0坪)
相野駅32.9万/坪
(28.6年/93.5坪)
26.4万/坪
(28.5年/70.3坪)
19.6万/坪
(27.9年/132坪)
藍本駅---
草野駅3.0万/坪
(34.5年/182坪)
--
古市駅18.2万/坪
(0年/121坪)
-114万/坪
(-0.50年/93.8坪)
南矢代駅---
篠山口駅24.9万/坪
(27.4年/119坪)
27.5万/坪
(24.4年/124坪)
26.3万/坪
(29.1年/97.5坪)
丹波大山駅70.0万/坪
(9.5年/56.0坪)
--
下滝駅-39.2万/坪
(21.5年/188坪)
-
谷川駅5.3万/坪
(47.5年/172坪)
-5.9万/坪
(30.0年/74.9坪)
柏原駅-32.8万/坪
(25.0年/77.9坪)
38.2万/坪
(19.2年/68.5坪)
石生駅13.7万/坪
(37.5年/147坪)
30.3万/坪
(25.5年/108坪)
29.7万/坪
(19.9年/129坪)
黒井駅13.9万/坪
(38.0年/63.5坪)
8.4万/坪
(21.5年/237坪)
5.2万/坪
(41.5年/231坪)
市島駅34.1万/坪
(27.5年/60.5坪)
-52.6万/坪
(8.5年/135坪)
丹波竹田駅20.9万/坪
(48.5年/136坪)
--

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

黒井駅13.9 万/坪(昨年同期比 +65.8 %)

黒井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.9万円/坪(4.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +65.8%( +5.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 38.0年(昨年 21.5年から +76.7 %増)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 236.7 坪から -73.2 %減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 74.1 坪から -61.2 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 14.5 分 → 2019年 4.5 分、-69.0 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 50.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 21.5 年 → 2019年 38.0 年、+76.7 %と大きく増加)

尼崎駅94.9 万/坪(昨年同期比 +42.0 %)

尼崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.9万円/坪(28.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +42.0%( +28.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(1年前(2018年)に比べて -17.6%( -3件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 22.5年(昨年 28.6年から -21.2 %減)。平均土地面積は 69.8 坪 (昨年 56.9 坪から +22.8 %増)。平均建物面積は 47.2 坪 (昨年 80.7 坪から -41.5 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 28.6 年 → 2019年 22.5 年、-21.2 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 20.0 % → 2019年 42.9 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 40.0 % → 2019年 21.4 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2018年 11.9 分 → 2019年 13.9 分、+16.6 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 26.7 % → 2019年 35.7 %)

生瀬駅23.6 万/坪(昨年同期比 -63.2 %)

生瀬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.6万円/坪(7.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -63.2%( -40.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 35.2年(昨年 23.5年から +49.6 %増)。平均土地面積は 56.5 坪 (昨年 45.4 坪から +24.4 %増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 27.2 坪から +22.2 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 23.5 年 → 2019年 35.2 年、+49.6 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 11.0 分 → 2019年 13.3 分、+21.2 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 66.7 %)

石生駅13.7 万/坪(昨年同期比 -54.6 %)

石生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.7万円/坪(4.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -54.6%( -16.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2018年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 37.5年(昨年 25.5年から +47.0 %増)。平均土地面積は 147.0 坪 (昨年 107.9 坪から +36.3 %増)。平均建物面積は 107.8 坪 (昨年 50.4 坪から +113.8 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 33.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 25.5 年 → 2019年 37.5 年、+47.0 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 41.3 分 → 2019年 61.8 分、+49.5 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 66.7 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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