阪神本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2022年1月〜3月期の阪神本線 (元町駅杭瀬駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 122万円/坪(37.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +3.5%( +4.1万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 119 件(1年前(2021年)に比べて -8.5%( -11件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 22.1年(昨年 22.0年から +0.8 %増)。平均土地面積は 48.6 坪 (昨年 45.9 坪から +6.1 %増)。平均建物面積は 50.9 坪 (昨年 57.6 坪から -11.6 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 12 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。御影駅青木駅深江駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新在家駅で昨年に比べ +225.6 %、坪単価は 111 万円/坪となった。

上位 2 駅(新在家駅青木駅)は +155.6 %(坪単価 +74.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(魚崎駅尼崎センタープール前駅)は -38.8 %(坪単価 -60.1 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 0.8 % → 2022年 7.8 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 23.4 % → 2022年 21.4 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 27.4 % → 2022年 34.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.9 % → 2022年 30.1 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった御影駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 199万円/坪(60.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +68.0%( +80.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2021年)に比べて +225.0%( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった杭瀬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.5万円/坪(8.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -19.7%( -6.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

阪神本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
阪神本線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
元町駅52.3万/坪
(62.0年/16.6坪)
80.6万/坪
(33.0年/133坪)
251万/坪
(2.0年/18.2坪)
春日野道駅99.8万/坪
(28.1年/36.1坪)
99.5万/坪
(20.8年/41.1坪)
108万/坪
(20.3年/28.1坪)
岩屋駅65.3万/坪
(39.0年/62.0坪)
--
西灘駅143万/坪
(0年/16.6坪)
-154万/坪
(0年/28.0坪)
大石駅139万/坪
(14.0年/14.6坪)
127万/坪
(10.7年/14.0坪)
121万/坪
(21.0年/28.5坪)
新在家駅111万/坪
(18.0年/27.2坪)
34.0万/坪
(25.0年/19.7坪)
-
石屋川駅129万/坪
(19.0年/23.7坪)
189万/坪
(0.5年/24.2坪)
131万/坪
(11.2年/20.9坪)
御影駅199万/坪
(31.2年/64.1坪)
118万/坪
(18.3年/54.1坪)
174万/坪
(6.9年/79.7坪)
住吉駅184万/坪
(9.7年/39.3坪)
158万/坪
(12.4年/39.9坪)
154万/坪
(18.0年/75.6坪)
魚崎駅89.0万/坪
(34.4年/55.5坪)
155万/坪
(0.5年/32.1坪)
121万/坪
(11.5年/17.4坪)
青木駅157万/坪
(0年/213坪)
84.8万/坪
(27.4年/68.6坪)
130万/坪
(11.7年/23.7坪)
深江駅72.8万/坪
(33.0年/48.4坪)
52.1万/坪
(39.0年/29.9坪)
93.2万/坪
(14.8年/31.8坪)
芦屋駅157万/坪
(13.0年/62.4坪)
166万/坪
(22.6年/66.9坪)
158万/坪
(18.8年/77.6坪)
打出駅101万/坪
(25.8年/77.1坪)
126万/坪
(16.0年/42.7坪)
114万/坪
(18.7年/33.8坪)
香櫨園駅151万/坪
(12.3年/105坪)
133万/坪
(26.4年/31.8坪)
106万/坪
(25.0年/39.8坪)
西宮駅151万/坪
(30.0年/34.8坪)
133万/坪
(19.2年/28.9坪)
142万/坪
(23.5年/17.4坪)
今津駅184万/坪
(5.0年/121坪)
-140万/坪
(6.0年/26.5坪)
久寿川駅-149万/坪
(1.0年/28.7坪)
128万/坪
(0年/13.6坪)
甲子園駅153万/坪
(9.9年/42.0坪)
134万/坪
(17.5年/44.2坪)
123万/坪
(13.2年/74.1坪)
鳴尾・武庫川女子大前駅128万/坪
(16.0年/52.9坪)
134万/坪
(13.3年/34.4坪)
64.8万/坪
(46.0年/25.7坪)
武庫川駅78.8万/坪
(22.2年/25.0坪)
70.0万/坪
(39.0年/64.7坪)
62.8万/坪
(29.3年/64.8坪)
尼崎センタープール前駅100万/坪
(0年/27.5坪)
154万/坪
(1.0年/31.0坪)
98.6万/坪
(20.3年/33.6坪)
出屋敷駅44.3万/坪
(30.0年/20.2坪)
46.3万/坪
(37.0年/30.9坪)
74.3万/坪
(22.8年/29.3坪)
尼崎駅95.7万/坪
(26.8年/43.4坪)
112万/坪
(28.3年/75.5坪)
107万/坪
(12.7年/57.3坪)
大物駅63.3万/坪
(27.4年/43.9坪)
52.8万/坪
(17.5年/25.7坪)
84.2万/坪
(22.5年/28.0坪)
杭瀬駅26.5万/坪
(44.5年/25.2坪)
33.0万/坪
(46.0年/20.6坪)
45.4万/坪
(34.5年/26.2坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

新在家駅110.5 万/坪(昨年同期比 +225.6 %)

新在家駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 111万円/坪(33.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +225.6%( +76.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 18.0年(昨年 25.0年から -28.0 %減)。平均土地面積は 27.2 坪 (昨年 19.7 坪から +38.5 %増)。平均建物面積は 40.1 坪 (昨年 56.0 坪から -28.4 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 25.0 年 → 2022年 18.0 年、-28.0 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 50.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 1.0 分 → 2022年 7.5 分、+650.0 %と大きく増加)

青木駅157.4 万/坪(昨年同期比 +85.5 %)

青木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 157万円/坪(47.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +85.5%( +72.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 0.0年(昨年 27.4年から -100.0 %減)。平均土地面積は 212.5 坪 (昨年 68.6 坪から +209.9 %増)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 72.1 坪から -55.9 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 27.4 年 → 2022年 0.0 年、-100.0 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 13.0 分 → 2022年 6.5 分、-50.0 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 100.0 %)

魚崎駅89.0 万/坪(昨年同期比 -42.5 %)

魚崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.0万円/坪(26.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -42.5%( -65.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 34.4年(昨年 0.5年から +6784.7 %増)。平均土地面積は 55.5 坪 (昨年 32.1 坪から +72.5 %増)。平均建物面積は 55.4 坪 (昨年 32.1 坪から +72.2 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 0.5 年 → 2022年 34.4 年、+6784.7 %と大きく増加)

尼崎センタープール前駅100.0 万/坪(昨年同期比 -35.2 %)

尼崎センタープール前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 100万円/坪(30.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -35.2%( -54.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +150.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 0.0年(昨年 1.0年から -100.0 %減)。平均土地面積は 27.5 坪 (昨年 31.0 坪から -11.2 %減)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 29.5 坪から -23.1 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 1.0 年 → 2022年 0.0 年、-100.0 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 8.0 分 → 2022年 10.0 分、+25.0 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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