阪神本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年4月〜6月期の阪神本線 (元町駅杭瀬駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 98.7万円/坪(29.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -51.9%( -106.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 97 件(1年前(2019年)に比べて -4.9%( -5件/坪)と小幅に減少しています。)。

平均築年数は 19.0年(昨年 20.6年から -7.6 %減)。平均土地面積は 34.3 坪 (昨年 46.3 坪から -25.9 %減)。平均建物面積は 37.5 坪 (昨年 44.4 坪から -15.6 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 15 駅。ほとんどの駅において下落した。大石駅西宮駅尼崎センタープール前駅大物駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは尼崎センタープール前駅で昨年に比べ +61.3 %、坪単価は 107 万円/坪となった。

上位 2 駅(尼崎センタープール前駅西宮駅)は +59.0 %(坪単価 +52.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(尼崎駅石屋川駅)は -75.8 %(坪単価 -348.8 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 29.0 % → 2020年 36.0 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 32.3 % → 2020年 23.3 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2019年 20.4 % → 2020年 20.9 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった芦屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 206万円/坪(62.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -1.3%( -2.6万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて -66.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった出屋敷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.7万円/坪(12.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -34.0%( -22.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2019年)に比べて +80.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

阪神本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
阪神本線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
元町駅--280万/坪
(48.3年/15.1坪)
春日野道駅108万/坪
(12.1年/20.6坪)
121万/坪
(11.3年/28.7坪)
106万/坪
(23.5年/18.2坪)
岩屋駅---
西灘駅131万/坪
(0.25年/18.2坪)
129万/坪
(0.25年/18.2坪)
-
大石駅114万/坪
(15.0年/20.4坪)
75.4万/坪
(16.3年/23.4坪)
91.8万/坪
(25.8年/49.9坪)
新在家駅--102万/坪
(24.3年/16.1坪)
石屋川駅53.7万/坪
(29.3年/24.2坪)
143万/坪
(45.3年/19.7坪)
123万/坪
(7.3年/34.3坪)
御影駅110万/坪
(30.5年/58.4坪)
178万/坪
(26.9年/52.0坪)
146万/坪
(6.3年/42.9坪)
住吉駅149万/坪
(19.5年/21.9坪)
137万/坪
(11.6年/37.8坪)
101万/坪
(32.3年/51.4坪)
魚崎駅152万/坪
(6.3年/101坪)
154万/坪
(1.3年/13.6坪)
57.2万/坪
(38.3年/62.0坪)
青木駅76.6万/坪
(0年/60.5坪)
86.6万/坪
(35.3年/31.3坪)
97.2万/坪
(23.9年/22.7坪)
深江駅62.8万/坪
(21.3年/34.8坪)
127万/坪
(21.6年/25.2坪)
147万/坪
(1.3年/24.2坪)
芦屋駅206万/坪
(2.8年/71.6坪)
209万/坪
(10.7年/63.0坪)
134万/坪
(29.0年/88.7坪)
打出駅143万/坪
(26.9年/39.8坪)
221万/坪
(26.8年/73.4坪)
185万/坪
(7.3年/57.5坪)
香櫨園駅138万/坪
(9.3年/22.7坪)
161万/坪
(12.9年/36.6坪)
137万/坪
(9.1年/32.5坪)
西宮駅180万/坪
(7.3年/86.7坪)
115万/坪
(27.8年/123坪)
123万/坪
(21.3年/58.1坪)
今津駅124万/坪
(0.25年/20.4坪)
275万/坪
(0年/49.9坪)
88.6万/坪
(29.1年/21.2坪)
久寿川駅-101万/坪
(33.3年/34.8坪)
135万/坪
(7.3年/33.3坪)
甲子園駅138万/坪
(14.8年/27.2坪)
158万/坪
(0.25年/40.0坪)
135万/坪
(19.8年/40.6坪)
鳴尾・武庫川女子大前駅139万/坪
(26.3年/38.3坪)
131万/坪
(24.3年/37.8坪)
114万/坪
(28.0年/54.5坪)
武庫川駅57.8万/坪
(21.9年/28.9坪)
85.9万/坪
(21.8年/19.9坪)
95.7万/坪
(23.3年/66.6坪)
尼崎センタープール前駅107万/坪
(13.3年/34.8坪)
66.2万/坪
(40.3年/32.0坪)
43.6万/坪
(35.0年/24.6坪)
出屋敷駅42.7万/坪
(29.6年/20.0坪)
64.7万/坪
(19.8年/80.8坪)
79.0万/坪
(15.8年/21.2坪)
尼崎駅74.4万/坪
(23.6年/34.5坪)
682万/坪
(25.7年/52.0坪)
75.5万/坪
(18.3年/44.4坪)
大物駅60.2万/坪
(22.6年/27.7坪)
44.3万/坪
(30.3年/36.3坪)
52.6万/坪
(27.9年/40.1坪)
杭瀬駅47.4万/坪
(0年/15.9坪)
106万/坪
(4.1年/25.1坪)
23.8万/坪
(41.6年/16.1坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

尼崎センタープール前駅106.8 万/坪(昨年同期比 +61.3 %)

尼崎センタープール前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +61.3%( +40.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて -28.6%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 13.3年(昨年 40.3年から -67.1 %減)。平均土地面積は 34.8 坪 (昨年 32.0 坪から +8.8 %増)。平均建物面積は 31.2 坪 (昨年 30.5 坪から +2.3 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 40.3 年 → 2020年 13.3 年、-67.1 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 13.3 分 → 2020年 6.0 分、-54.8 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 71.4 % → 2020年 20.0 %)

西宮駅180.4 万/坪(昨年同期比 +56.7 %)

西宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 180万円/坪(54.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +56.7%( +65.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 7.3年(昨年 27.8年から -73.9 %減)。平均土地面積は 86.7 坪 (昨年 122.5 坪から -29.2 %減)。平均建物面積は 138.1 坪 (昨年 58.0 坪から +138.3 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 27.8 年 → 2020年 7.3 年、-73.9 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 20.0 % → 2020年 33.3 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 8.4 分 → 2020年 14.7 分、+74.6 %と大きく増加)

尼崎駅74.4 万/坪(昨年同期比 -89.1 %)

尼崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.4万円/坪(22.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -89.1%( -608.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 18 件(1年前(2019年)に比べて +20.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 23.6年(昨年 25.7年から -7.8 %減)。平均土地面積は 34.5 坪 (昨年 52.0 坪から -33.5 %減)。平均建物面積は 33.9 坪 (昨年 34.2 坪から -0.9 %減)。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 15.4 % → 2020年 37.5 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 30.8 % → 2020年 12.5 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 30.8 % → 2020年 37.5 %)

石屋川駅53.7 万/坪(昨年同期比 -62.5 %)

石屋川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.7万円/坪(16.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -62.5%( -89.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 29.3年(昨年 45.3年から -35.4 %減)。平均土地面積は 24.2 坪 (昨年 19.7 坪から +23.1 %増)。平均建物面積は 48.4 坪 (昨年 13.6 坪から +255.6 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 45.3 年 → 2020年 29.3 年、-35.4 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 3.5 分 → 2020年 9.0 分、+157.1 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 100.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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