阪急神戸本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜3月期の阪急神戸本線 (園田駅春日野道駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 136万円/坪(41.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +12.3%( +14.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 106 件(1年前(2018年)に比べて -0.9%( -1件/坪)と僅かに減少しています。)。

平均築年数は 23.4年(昨年 21.6年から +8.1 %増)。平均土地面積は 51.5 坪 (昨年 56.1 坪から -8.2 %減)。平均建物面積は 46.2 坪 (昨年 60.3 坪から -23.4 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全体的に上昇基調。岡本駅六甲駅王子公園駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは御影駅で昨年に比べ +117.4 %、坪単価は 250 万円/坪となった。

上位 2 駅(御影駅岡本駅)は +102.7 %(坪単価 +107.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(西宮北口駅夙川駅)は -34.7 %(坪単価 -78.0 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 34.7 % → 2019年 21.4 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2018年 9.3 % → 2019年 9.4 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 22.8 % → 2019年 33.7 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 33.7 % → 2019年 31.6 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった御影駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 250万円/坪(75.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +117.4%( +135.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2018年)に比べて +83.3%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった園田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.4万円/坪(24.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +12.2%( +9.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 14 件(前年比変わらず)。

阪急神戸本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
阪急神戸本線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
園田駅82.4万/坪
(23.2年/33.8坪)
73.4万/坪
(27.2年/31.1坪)
57.0万/坪
(24.5年/62.8坪)
塚口駅109万/坪
(35.2年/60.5坪)
93.5万/坪
(27.3年/53.9坪)
97.6万/坪
(19.8年/38.5坪)
武庫之荘駅122万/坪
(23.0年/57.9坪)
105万/坪
(13.4年/55.0坪)
110万/坪
(14.2年/38.0坪)
西宮北口駅118万/坪
(19.0年/33.8坪)
242万/坪
(22.3年/152坪)
79.3万/坪
(24.0年/60.5坪)
夙川駅146万/坪
(22.8年/34.8坪)
178万/坪
(25.8年/52.6坪)
230万/坪
(25.8年/103坪)
芦屋川駅236万/坪
(5.3年/72.1坪)
256万/坪
(37.2年/145坪)
172万/坪
(29.0年/81.3坪)
岡本駅171万/坪
(30.4年/47.6坪)
91.1万/坪
(30.0年/38.6坪)
145万/坪
(16.4年/57.5坪)
御影駅250万/坪
(27.2年/89.1坪)
115万/坪
(19.0年/39.3坪)
154万/坪
(17.6年/50.4坪)
六甲駅131万/坪
(24.4年/41.6坪)
108万/坪
(19.8年/35.6坪)
136万/坪
(11.8年/70.2坪)
王子公園駅149万/坪
(18.8年/42.1坪)
87.5万/坪
(22.7年/24.7坪)
80.7万/坪
(25.0年/38.0坪)
春日野道駅126万/坪
(6.0年/28.0坪)
136万/坪
(6.3年/38.2坪)
86.3万/坪
(19.5年/38.1坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

御影駅250.4 万/坪(昨年同期比 +117.4 %)

御影駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 250万円/坪(75.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +117.4%( +135.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2018年)に比べて +83.3%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 27.2年(昨年 19.0年から +43.3 %増)。平均土地面積は 89.1 坪 (昨年 39.3 坪から +126.6 %増)。平均建物面積は 87.0 坪 (昨年 35.3 坪から +146.4 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 22.2 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 19.0 年 → 2019年 27.2 年、+43.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 16.7 % → 2019年 33.3 %)

岡本駅171.2 万/坪(昨年同期比 +87.9 %)

岡本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 171万円/坪(51.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +87.9%( +80.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 30.4年(昨年 30.0年から +1.1 %増)。平均土地面積は 47.6 坪 (昨年 38.6 坪から +23.5 %増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 39.3 坪から -23.1 %減)。

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2018年 6.5 分 → 2019年 7.8 分、+19.2 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 66.7 %)

西宮北口駅117.6 万/坪(昨年同期比 -51.3 %)

西宮北口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 118万円/坪(35.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -51.3%( -124.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2018年)に比べて +28.6%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 19.0年(昨年 22.3年から -14.7 %減)。平均土地面積は 33.8 坪 (昨年 152.3 坪から -77.8 %減)。平均建物面積は 46.9 坪 (昨年 100.3 坪から -53.3 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2018年 22.3 年 → 2019年 19.0 年、-14.7 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 14.3 % → 2019年 37.5 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 14.3 % → 2019年 12.5 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 10.7 分 → 2019年 15.1 分、+41.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 42.9 % → 2019年 50.0 %)

夙川駅146.0 万/坪(昨年同期比 -18.0 %)

夙川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 146万円/坪(44.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -18.0%( -32.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 22.8年(昨年 25.8年から -11.8 %減)。平均土地面積は 34.8 坪 (昨年 52.6 坪から -33.9 %減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 43.6 坪から -34.0 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2018年 25.8 年 → 2019年 22.8 年、-11.8 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 80.0 % → 2019年 25.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 7.8 分 → 2019年 14.5 分、+85.9 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 20.0 % → 2019年 25.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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