中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜12月期の阪急甲陽線 (夙川駅~甲陽園駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 135万円/坪(40.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -6.9%( -10.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 111 件(1年前(2020年)に比べて +18.1%( +17件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 17.9年(昨年 18.9年から -5.2 %減)。平均土地面積は 58.0 坪 (昨年 67.0 坪から -13.4 %減)。平均建物面積は 47.4 坪 (昨年 45.1 坪から +5.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。甲陽園駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは苦楽園口駅で昨年に比べ -14.2 %、坪単価は 129 万円/坪となった。
上位 1 駅(夙川駅)は +3.0 %(坪単価 +4.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(苦楽園口駅)は -14.2 %(坪単価 -21.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 23.3 % → 2021年 13.2 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.1 % → 2021年 1.8 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 14.2 分 → 2021年 15.7 分、+10.7 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 24.4 % → 2021年 30.2 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 7.4 % → 2021年 7.2 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった夙川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 167万円/坪(50.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +3.0%( +4.9万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 24 件(1年前(2020年)に比べて -7.7%( -2件/坪)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった甲陽園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -4.5%( -5.8万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 57 件(1年前(2020年)に比べて +32.6%( +14件/坪)と大幅に増加しています。)。
阪急甲陽線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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夙川駅 | 167万/坪 (14.3年/55.0坪) | 162万/坪 (24.2年/77.1坪) | 176万/坪 (22.6年/70.8坪) |
苦楽園口駅 | 129万/坪 (25.8年/71.6坪) | 150万/坪 (21.6年/63.8坪) | 156万/坪 (19.9年/66.8坪) |
甲陽園駅 | 125万/坪 (14.9年/52.1坪) | 131万/坪 (14.3年/62.6坪) | 148万/坪 (18.0年/94.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
夙川駅 167.1 万/坪(昨年同期比 +3.0 %)
夙川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 167万円/坪(50.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +3.0%( +4.9万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 24 件(1年前(2020年)に比べて -7.7%( -2件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 14.3年(昨年 24.2年から -40.9 %減)。平均土地面積は 55.0 坪 (昨年 77.1 坪から -28.8 %減)。平均建物面積は 54.1 坪 (昨年 63.4 坪から -14.7 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 24.2 年 → 2021年 14.3 年、-40.9 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 47.6 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 45.8 % → 2021年 38.1 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 11.5 % → 2021年 4.2 %)
苦楽園口駅 128.6 万/坪(昨年同期比 -14.2 %)
苦楽園口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 129万円/坪(38.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -14.2%( -21.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 30 件(1年前(2020年)に比べて +20.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.8年(昨年 21.6年から +19.4 %増)。平均土地面積は 71.6 坪 (昨年 63.8 坪から +12.3 %増)。平均建物面積は 56.0 坪 (昨年 43.3 坪から +29.4 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 29.2 % → 2021年 16.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 21.6 年 → 2021年 25.8 年、+19.4 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 13.2 分 → 2021年 17.5 分、+33.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.8 % → 2021年 46.7 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 37.5 % → 2021年 20.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示