【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期の阪急甲陽線 (夙川駅~甲陽園駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 142万円/坪(42.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -14.9%( -24.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 26 件(1年前(2020年)に比べて +44.4%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.9年(昨年 24.4年から -39.0 %減)。平均土地面積は 65.8 坪 (昨年 61.8 坪から +6.4 %増)。平均建物面積は 60.0 坪 (昨年 35.9 坪から +66.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全ての駅において下落した。苦楽園口駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは甲陽園駅で昨年に比べ -18.9 %、坪単価は 122 万円/坪となった。
上位 1 駅(苦楽園口駅)は -6.1 %(坪単価 -11.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(甲陽園駅)は -18.9 %(坪単価 -28.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 24.4 年 → 2021年 14.9 年、-39.0 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 47.8 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 8.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 13.9 分 → 2021年 16.0 分、+14.5 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 22.2 % → 2021年 30.4 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 5.6 % → 2021年 3.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった苦楽園口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 169万円/坪(51.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -6.1%( -11.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 7 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった甲陽園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 122万円/坪(36.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -18.9%( -28.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 11 件(1年前(2020年)に比べて +57.1%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
阪急甲陽線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
夙川駅 | 143万/坪 (15.7年/63.9坪) | 175万/坪 (16.8年/36.3坪) | 146万/坪 (22.8年/34.8坪) |
苦楽園口駅 | 169万/坪 (19.4年/76.5坪) | 180万/坪 (22.3年/61.6坪) | 128万/坪 (12.7年/49.2坪) |
甲陽園駅 | 122万/坪 (11.2年/60.4坪) | 150万/坪 (30.9年/76.7坪) | 153万/坪 (15.0年/143坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
苦楽園口駅 169.1 万/坪(昨年同期比 -6.1 %)
苦楽園口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 169万円/坪(51.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -6.1%( -11.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 7 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 19.4年(昨年 22.3年から -12.8 %減)。平均土地面積は 76.5 坪 (昨年 61.6 坪から +24.2 %増)。平均建物面積は 64.2 坪 (昨年 35.0 坪から +83.1 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 22.3 年 → 2021年 19.4 年、-12.8 %と減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 % → 2021年 57.1 %)
甲陽園駅 121.5 万/坪(昨年同期比 -18.9 %)
甲陽園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 122万円/坪(36.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -18.9%( -28.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 11 件(1年前(2020年)に比べて +57.1%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 11.2年(昨年 30.9年から -63.7 %減)。平均土地面積は 60.4 坪 (昨年 76.7 坪から -21.3 %減)。平均建物面積は 41.6 坪 (昨年 38.9 坪から +6.9 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 30.9 年 → 2021年 11.2 年、-63.7 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 28.6 % → 2021年 60.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 57.1 % → 2021年 20.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 14.4 分 → 2021年 17.5 分、+21.6 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示