中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜12月期の阪急伊丹線 (塚口駅~伊丹駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 106万円/坪(32.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -9.5%( -11.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 214 件(1年前(2021年)に比べて -11.2%( -27件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 24.4年(昨年 17.2年から +42.4 %増)。平均土地面積は 44.1 坪 (昨年 49.1 坪から -10.0 %減)。平均建物面積は 41.5 坪 (昨年 45.0 坪から -7.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。新伊丹駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新伊丹駅で昨年に比べ +17.0 %、坪単価は 168 万円/坪となった。
上位 1 駅(新伊丹駅)は +17.0 %(坪単価 +24.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(塚口駅)は -25.5 %(坪単価 -31.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 18.8 分 → 2022年 16.8 分、-11.1 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 6.2 % → 2022年 10.7 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 0.9 % → 2022年 1.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 17.2 年 → 2022年 24.4 年、+42.4 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 15.7 % → 2022年 24.9 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 21.3 % → 2022年 30.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新伊丹駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 168万円/坪(50.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +17.0%( +24.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 26 件(1年前(2021年)に比べて -39.5%( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった塚口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.9万円/坪(27.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -25.5%( -31.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 59 件(1年前(2021年)に比べて +13.5%( +7件/坪)と好調に推移しています。)。
阪急伊丹線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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塚口駅 | 91.9万/坪 (30.8年/33.8坪) | 123万/坪 (25.9年/63.1坪) | 104万/坪 (24.8年/52.1坪) |
稲野駅 | 105万/坪 (29.3年/54.9坪) | 100万/坪 (23.3年/30.6坪) | 113万/坪 (26.6年/35.1坪) |
新伊丹駅 | 168万/坪 (16.4年/65.4坪) | 143万/坪 (14.4年/48.0坪) | 128万/坪 (22.0年/62.7坪) |
伊丹駅 | 99.3万/坪 (22.1年/42.2坪) | 109万/坪 (13.7年/46.3坪) | 103万/坪 (14.4年/42.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新伊丹駅 167.7 万/坪(昨年同期比 +17.0 %)
新伊丹駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 168万円/坪(50.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +17.0%( +24.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 26 件(1年前(2021年)に比べて -39.5%( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.4年(昨年 14.4年から +14.1 %増)。平均土地面積は 65.4 坪 (昨年 48.0 坪から +36.3 %増)。平均建物面積は 44.5 坪 (昨年 38.5 坪から +15.6 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 11.4 分 → 2022年 9.0 分、-21.2 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.3 % → 2022年 7.7 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.3 % → 2022年 23.1 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 14.4 年 → 2022年 16.4 年、+14.1 %と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 47.5 % → 2022年 37.5 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 17.5 % → 2022年 20.8 %)
塚口駅 91.9 万/坪(昨年同期比 -25.5 %)
塚口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.9万円/坪(27.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -25.5%( -31.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 59 件(1年前(2021年)に比べて +13.5%( +7件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 30.8年(昨年 25.9年から +19.2 %増)。平均土地面積は 33.8 坪 (昨年 63.1 坪から -46.4 %減)。平均建物面積は 41.3 坪 (昨年 61.2 坪から -32.6 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 7.7 % → 2022年 8.5 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 29.4 % → 2022年 28.8 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 25.9 年 → 2022年 30.8 年、+19.2 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 29.4 % → 2022年 40.4 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 25.5 % → 2022年 19.2 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示