神戸電鉄粟生線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年1月〜12月期の神戸電鉄粟生線 (鈴蘭台駅粟生駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.8万円/坪(14.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +3.6%( +1.7万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 257 件(1年前(2019年)に比べて +16.3%( +36件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 23.7年(昨年 26.0年から -9.1 %減)。平均土地面積は 66.4 坪 (昨年 76.0 坪から -12.7 %減)。平均建物面積は 37.9 坪 (昨年 43.0 坪から -11.8 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。木幡駅栄駅広野ゴルフ場前駅志染駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは市場駅で昨年に比べ +684.6 %、坪単価は 63.8 万円/坪となった。

上位 2 駅(市場駅広野ゴルフ場前駅)は +374.1 %(坪単価 +42.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(樫山駅鈴蘭台西口駅)は -55.1 %(坪単価 -25.5 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 23.8 % → 2020年 33.3 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 38.6 % → 2020年 28.2 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 28.2 % → 2020年 30.3 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 10.4 % → 2020年 9.3 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった西鈴蘭台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.7万円/坪(24.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +8.4%( +6.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 35 件(1年前(2019年)に比べて -10.3%( -4件/坪)と不調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった樫山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.3万円/坪(4.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -62.8%( -24.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

神戸電鉄粟生線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
神戸電鉄粟生線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
鈴蘭台駅44.3万/坪
(28.2年/48.0坪)
41.7万/坪
(27.9年/56.5坪)
39.7万/坪
(32.0年/53.4坪)
鈴蘭台西口駅30.0万/坪
(46.3年/65.3坪)
57.0万/坪
(27.7年/81.8坪)
59.2万/坪
(25.0年/68.8坪)
西鈴蘭台駅79.7万/坪
(15.3年/62.5坪)
73.5万/坪
(23.0年/65.7坪)
66.1万/坪
(28.6年/72.3坪)
木津駅-28.7万/坪
(23.8年/197坪)
-
木幡駅43.1万/坪
(28.1年/63.4坪)
31.6万/坪
(32.8年/70.6坪)
34.8万/坪
(32.2年/59.1坪)
栄駅54.8万/坪
(24.0年/75.9坪)
45.2万/坪
(26.5年/71.7坪)
32.4万/坪
(26.2年/65.0坪)
押部谷駅43.6万/坪
(20.2年/52.5坪)
40.2万/坪
(27.0年/59.5坪)
24.2万/坪
(35.3年/52.8坪)
緑が丘駅44.9万/坪
(28.6年/72.7坪)
43.9万/坪
(27.1年/63.1坪)
54.1万/坪
(22.9年/63.7坪)
広野ゴルフ場前駅77.4万/坪
(18.5年/56.0坪)
47.3万/坪
(27.8年/56.0坪)
39.3万/坪
(30.8年/76.8坪)
志染駅40.9万/坪
(24.5年/55.9坪)
27.3万/坪
(31.8年/73.5坪)
28.4万/坪
(31.3年/53.9坪)
恵比須駅25.5万/坪
(42.8年/81.0坪)
43.8万/坪
(29.9年/103坪)
60.9万/坪
(9.7年/78.4坪)
三木上の丸駅26.7万/坪
(26.8年/98.1坪)
42.0万/坪
(18.6年/116坪)
37.6万/坪
(21.8年/61.5坪)
三木駅38.2万/坪
(17.8年/76.4坪)
47.1万/坪
(16.3年/63.0坪)
62.7万/坪
(33.8年/70.3坪)
大村駅35.5万/坪
(25.4年/113坪)
35.8万/坪
(28.8年/159坪)
64.6万/坪
(17.8年/90.0坪)
樫山駅14.3万/坪
(33.8年/59.7坪)
38.3万/坪
(36.5年/58.4坪)
41.7万/坪
(24.9年/71.7坪)
市場駅63.8万/坪
(10.5年/127坪)
8.1万/坪
(40.0年/262坪)
8.0万/坪
(0年/236坪)
小野駅46.8万/坪
(15.9年/73.2坪)
39.5万/坪
(23.0年/85.7坪)
45.8万/坪
(19.2年/66.6坪)
葉多駅53.5万/坪
(17.3年/34.8坪)
101万/坪
(0年/43.9坪)
98.8万/坪
(-0.12年/57.1坪)
粟生駅26.4万/坪
(49.8年/71.1坪)
-5.5万/坪
(39.3年/87.0坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

市場駅63.8 万/坪(昨年同期比 +684.6 %)

市場駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.8万円/坪(19.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +684.6%( +55.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 10.5年(昨年 40.0年から -73.7 %減)。平均土地面積は 127.1 坪 (昨年 261.7 坪から -51.4 %減)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 51.4 坪から -17.6 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 40.0 年 → 2020年 10.5 年、-73.7 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 13.0 分 → 2020年 3.0 分、-76.9 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 100.0 %)

広野ゴルフ場前駅77.4 万/坪(昨年同期比 +63.5 %)

広野ゴルフ場前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.4万円/坪(23.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +63.5%( +30.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2019年)に比べて +8.3%( +1件/坪)と堅調に推移しています。)。

平均築年数は 18.5年(昨年 27.8年から -33.6 %減)。平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 56.0 坪から +0.0 %減)。平均建物面積は 29.6 坪 (昨年 33.5 坪から -11.7 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 27.8 年 → 2020年 18.5 年、-33.6 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 27.3 % → 2020年 58.3 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 27.3 % → 2020年 33.3 %)

樫山駅14.3 万/坪(昨年同期比 -62.8 %)

樫山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.3万円/坪(4.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -62.8%( -24.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 33.8年(昨年 36.5年から -7.5 %減)。平均土地面積は 59.7 坪 (昨年 58.4 坪から +2.3 %増)。平均建物面積は 161.8 坪 (昨年 52.9 坪から +205.7 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 22.0 分 → 2020年 14.0 分、-36.4 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 33.3 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 66.7 %)

鈴蘭台西口駅30.0 万/坪(昨年同期比 -47.4 %)

鈴蘭台西口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.0万円/坪(9.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -47.4%( -27.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて -33.3%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 46.3年(昨年 27.7年から +67.3 %増)。平均土地面積は 65.3 坪 (昨年 81.8 坪から -20.2 %減)。平均建物面積は 55.2 坪 (昨年 53.1 坪から +4.0 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 6.8 分 → 2020年 4.5 分、-33.6 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 55.6 % → 2020年 66.7 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 27.7 年 → 2020年 46.3 年、+67.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 44.4 % → 2020年 83.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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