神戸市西神・山手線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年1月〜12月期の神戸市西神・山手線 (新神戸駅西神中央駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.6万円/坪(25.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -5.0%( -4.4万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 347 件(1年前(2019年)に比べて +0.6%( +2件/坪)と僅かに増加しています。)。

平均築年数は 19.2年(昨年 20.0年から -4.2 %減)。平均土地面積は 49.0 坪 (昨年 51.0 坪から -3.9 %減)。平均建物面積は 39.4 坪 (昨年 45.7 坪から -13.6 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加。

値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。名谷駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新長田駅で昨年に比べ +126.0 %、坪単価は 99.2 万円/坪となった。

上位 2 駅(新長田駅名谷駅)は +87.0 %(坪単価 +42.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大倉山駅上沢駅)は -51.5 %(坪単価 -35.5 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 36.0 % → 2020年 39.3 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 32.5 % → 2020年 30.8 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 6.4 % → 2020年 4.9 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった西神南駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 133万円/坪(40.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +0.2%( +0.3万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 34 件(1年前(2019年)に比べて -10.5%( -4件/坪)と不調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった上沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.3万円/坪(8.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -50.8%( -28.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2019年)に比べて +50.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

神戸市西神・山手線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
神戸市西神・山手線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
新神戸駅80.8万/坪
(27.3年/26.6坪)
110万/坪
(31.7年/47.8坪)
124万/坪
(30.5年/55.0坪)
県庁前駅97.1万/坪
(34.9年/39.7坪)
118万/坪
(29.0年/31.6坪)
88.8万/坪
(34.2年/70.1坪)
大倉山駅39.1万/坪
(36.3年/40.2坪)
81.9万/坪
(16.5年/38.7坪)
125万/坪
(7.2年/37.3坪)
湊川公園駅58.4万/坪
(27.2年/25.0坪)
93.9万/坪
(16.5年/37.8坪)
72.9万/坪
(26.4年/39.7坪)
上沢駅27.3万/坪
(38.1年/34.6坪)
55.5万/坪
(24.9年/32.0坪)
80.4万/坪
(18.7年/37.8坪)
長田駅42.9万/坪
(28.4年/52.5坪)
49.9万/坪
(29.1年/32.4坪)
45.1万/坪
(31.4年/34.7坪)
新長田駅99.2万/坪
(13.2年/49.6坪)
43.9万/坪
(22.5年/63.5坪)
92.2万/坪
(12.9年/19.0坪)
板宿駅77.2万/坪
(19.1年/29.2坪)
68.3万/坪
(29.2年/37.7坪)
49.8万/坪
(34.7年/43.6坪)
妙法寺駅67.6万/坪
(27.6年/62.5坪)
74.9万/坪
(22.3年/48.9坪)
64.9万/坪
(23.0年/63.4坪)
名谷駅89.9万/坪
(11.9年/51.3坪)
60.8万/坪
(27.1年/59.7坪)
70.5万/坪
(25.3年/70.6坪)
総合運動公園駅94.7万/坪
(18.8年/44.3坪)
83.0万/坪
(22.3年/51.0坪)
49.2万/坪
(27.4年/57.5坪)
学園都市駅115万/坪
(9.2年/54.5坪)
116万/坪
(6.6年/49.0坪)
112万/坪
(4.5年/53.3坪)
伊川谷駅73.6万/坪
(13.1年/84.7坪)
65.6万/坪
(24.3年/128坪)
74.4万/坪
(15.8年/138坪)
西神南駅133万/坪
(6.5年/51.9坪)
133万/坪
(9.4年/50.7坪)
134万/坪
(4.5年/49.0坪)
西神中央駅82.6万/坪
(21.3年/66.0坪)
82.7万/坪
(26.7年/74.0坪)
79.0万/坪
(23.9年/64.2坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

新長田駅99.2 万/坪(昨年同期比 +126.0 %)

新長田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.2万円/坪(30.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +126.0%( +55.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2019年)に比べて +266.7%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 13.2年(昨年 22.5年から -41.2 %減)。平均土地面積は 49.6 坪 (昨年 63.5 坪から -21.9 %減)。平均建物面積は 78.0 坪 (昨年 151.3 坪から -48.5 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 22.5 年 → 2020年 13.2 年、-41.2 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 9.3 分 → 2020年 7.0 分、-25.0 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 27.3 %)

名谷駅89.9 万/坪(昨年同期比 +47.9 %)

名谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.9万円/坪(27.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +47.9%( +29.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 40 件(1年前(2019年)に比べて -14.9%( -7件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 11.9年(昨年 27.1年から -56.0 %減)。平均土地面積は 51.3 坪 (昨年 59.7 坪から -14.0 %減)。平均建物面積は 36.5 坪 (昨年 48.0 坪から -24.0 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 27.1 年 → 2020年 11.9 年、-56.0 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 23.4 % → 2020年 62.5 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 40.4 % → 2020年 20.0 %)

大倉山駅39.1 万/坪(昨年同期比 -52.3 %)

大倉山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.1万円/坪(11.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -52.3%( -42.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(1年前(2019年)に比べて -33.3%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 36.3年(昨年 16.5年から +120.0 %増)。平均土地面積は 40.2 坪 (昨年 38.7 坪から +3.9 %増)。平均建物面積は 39.1 坪 (昨年 38.6 坪から +1.2 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 16.5 年 → 2020年 36.3 年、+120.0 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2019年 11.4 分 → 2020年 12.6 分、+10.6 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 17.6 % → 2020年 50.0 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 17.6 % → 2020年 30.0 %)

上沢駅27.3 万/坪(昨年同期比 -50.8 %)

上沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.3万円/坪(8.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -50.8%( -28.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2019年)に比べて +50.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 38.1年(昨年 24.9年から +53.3 %増)。平均土地面積は 34.6 坪 (昨年 32.0 坪から +8.1 %増)。平均建物面積は 30.6 坪 (昨年 47.9 坪から -36.1 %減)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 33.3 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 % → 2020年 62.5 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 24.9 年 → 2020年 38.1 年、+53.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 37.5 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 22.2 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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