JR山陰本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年1月〜12月期のJR山陰本線 (京都駅上夜久野駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.4万円/坪(18.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -13.1%( -9.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 507 件(1年前(2019年)に比べて +5.6%( +27件/坪)と堅調に推移しています。)。

平均築年数は 26.5年(昨年 24.6年から +7.4 %増)。平均土地面積は 72.8 坪 (昨年 71.2 坪から +2.3 %増)。平均建物面積は 41.8 坪 (昨年 44.8 坪から -6.7 %減)。

近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が増加。

値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 14 駅。ほとんどの駅において下落した。日吉駅胡麻駅下山駅綾部駅下夜久野駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは山家駅で昨年に比べ +1170.3 %、坪単価は 6.8 万円/坪となった。

上位 2 駅(山家駅上夜久野駅)は +890.4 %(坪単価 +7.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(京都駅太秦駅)は -44.5 %(坪単価 -82.9 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 0.3 % → 2020年 0.8 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 2.3 % → 2020年 3.2 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 26.4 % → 2020年 29.8 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.5 % → 2020年 34.3 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった梅小路京都西駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 120万円/坪(36.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +6.0%( +6.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 15 件(1年前(2019年)に比べて -28.6%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった下夜久野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.8万円/坪(0.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +75.2%( +0.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

JR山陰本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR山陰本線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
京都駅109万/坪
(42.4年/25.0坪)
235万/坪
(34.0年/26.5坪)
324万/坪
(29.2年/35.4坪)
梅小路京都西駅120万/坪
(14.9年/29.6坪)
114万/坪
(20.2年/54.6坪)
113万/坪
(18.8年/27.2坪)
丹波口駅97.1万/坪
(29.5年/35.0坪)
126万/坪
(19.9年/21.9坪)
150万/坪
(29.5年/38.0坪)
二条駅111万/坪
(26.1年/28.3坪)
125万/坪
(15.5年/32.0坪)
113万/坪
(30.9年/40.8坪)
円町駅91.7万/坪
(22.0年/48.1坪)
100万/坪
(28.7年/43.7坪)
106万/坪
(29.3年/26.7坪)
花園駅74.3万/坪
(26.5年/59.7坪)
66.4万/坪
(30.8年/85.7坪)
67.2万/坪
(28.2年/84.3坪)
太秦駅72.4万/坪
(28.2年/26.9坪)
112万/坪
(23.4年/30.6坪)
88.3万/坪
(23.6年/30.0坪)
嵯峨嵐山駅99.7万/坪
(23.0年/48.7坪)
95.6万/坪
(24.3年/35.8坪)
134万/坪
(16.3年/51.1坪)
保津峡駅--95.5万/坪
(0年/34.8坪)
馬堀駅54.4万/坪
(23.1年/41.9坪)
62.2万/坪
(20.3年/48.7坪)
64.0万/坪
(15.5年/46.8坪)
亀岡駅40.0万/坪
(25.9年/66.4坪)
40.8万/坪
(23.6年/67.0坪)
45.9万/坪
(24.3年/52.6坪)
並河駅48.5万/坪
(27.8年/86.4坪)
63.2万/坪
(20.5年/46.8坪)
98.3万/坪
(17.2年/82.6坪)
千代川駅43.4万/坪
(31.8年/93.0坪)
39.1万/坪
(36.6年/90.2坪)
49.1万/坪
(24.1年/146坪)
八木駅19.2万/坪
(37.8年/136坪)
23.5万/坪
(35.6年/186坪)
9.5万/坪
(45.2年/73.4坪)
吉富駅---
園部駅30.1万/坪
(25.0年/100坪)
31.3万/坪
(24.5年/63.9坪)
24.8万/坪
(23.2年/120坪)
船岡駅10.6万/坪
(0年/215坪)
--
日吉駅16.7万/坪
(0年/245坪)
10.0万/坪
(34.9年/129坪)
9.9万/坪
(22.3年/81.7坪)
鍼灸大学前駅27.7万/坪
(24.5年/194坪)
--
胡麻駅21.8万/坪
(33.5年/81.7坪)
17.8万/坪
(31.7年/151坪)
22.3万/坪
(27.8年/226坪)
下山駅22.4万/坪
(26.3年/135坪)
14.1万/坪
(32.1年/108坪)
23.0万/坪
(34.0年/194坪)
和知駅12.6万/坪
(43.9年/263坪)
14.2万/坪
(40.8年/175坪)
8.1万/坪
(35.8年/90.8坪)
安栖里駅-2.8万/坪
(55.5年/118坪)
14.5万/坪
(32.0年/121坪)
立木駅---
山家駅6.8万/坪
(24.8年/156坪)
0.5万/坪
(0年/127坪)
-
綾部駅32.6万/坪
(27.8年/121坪)
26.4万/坪
(30.5年/100坪)
22.3万/坪
(32.6年/89.7坪)
高津駅-15.4万/坪
(48.0年/188坪)
35.8万/坪
(17.0年/129坪)
石原駅53.5万/坪
(21.3年/102坪)
56.3万/坪
(17.9年/92.2坪)
-
福知山駅38.4万/坪
(30.1年/85.1坪)
49.3万/坪
(20.7年/103坪)
43.7万/坪
(23.3年/85.7坪)
上川口駅10.2万/坪
(45.7年/203坪)
15.5万/坪
(22.5年/61.3坪)
6.2万/坪
(48.8年/289坪)
下夜久野駅1.8万/坪
(51.3年/112坪)
1.0万/坪
(46.3年/78.7坪)
6.4万/坪
(36.6年/219坪)
上夜久野駅10.8万/坪
(39.5年/159坪)
1.5万/坪
(0年/285坪)
-

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

山家駅6.8 万/坪(昨年同期比 +1170.3 %)

山家駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.8万円/坪(2.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +1170.3%( +6.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて +500.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均土地面積は 156.3 坪 (昨年 127.1 坪から +23.0 %増)。平均建物面積は 52.9 坪 (昨年 56.0 坪から -5.4 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 120.0 分 → 2020年 76.5 分、-36.2 %と大きく減少)

上夜久野駅10.8 万/坪(昨年同期比 +610.4 %)

上夜久野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.8万円/坪(3.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +610.4%( +9.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均土地面積は 158.8 坪 (昨年 284.7 坪から -44.2 %減)。平均建物面積は 82.7 坪 (昨年 63.5 坪から +30.2 %増)。

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 25.5 分 → 2020年 36.3 分、+42.5 %と大きく増加)

京都駅109.1 万/坪(昨年同期比 -53.7 %)

京都駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 109万円/坪(33.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -53.7%( -126.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2019年)に比べて -20.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 42.4年(昨年 34.0年から +24.8 %増)。平均土地面積は 25.0 坪 (昨年 26.5 坪から -5.7 %減)。平均建物面積は 25.0 坪 (昨年 36.8 坪から -32.2 %減)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 10.0 % → 2020年 37.5 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 34.0 年 → 2020年 42.4 年、+24.8 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 60.0 % → 2020年 75.0 %)

太秦駅72.4 万/坪(昨年同期比 -35.3 %)

太秦駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.4万円/坪(21.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -35.3%( -39.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 20 件(1年前(2019年)に比べて +53.8%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 28.2年(昨年 23.4年から +20.2 %増)。平均土地面積は 26.9 坪 (昨年 30.6 坪から -12.0 %減)。平均建物面積は 32.2 坪 (昨年 24.8 坪から +30.0 %増)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 7.7 % → 2020年 25.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 23.4 年 → 2020年 28.2 年、+20.2 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 36.8 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 36.8 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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