JR京都線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年1月〜12月期のJR京都線 (京都駅山崎駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.0万円/坪(27.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -6.4%( -6.3万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 124 件(1年前(2019年)に比べて +7.8%( +9件/坪)と堅調に推移しています。)。

平均築年数は 25.0年(昨年 24.9年から +0.0 %増)。平均土地面積は 48.6 坪 (昨年 41.3 坪から +17.8 %増)。平均建物面積は 44.6 坪 (昨年 37.3 坪から +19.7 %増)。

近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。長岡京駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは長岡京駅で昨年に比べ +24.4 %、坪単価は 101 万円/坪となった。

上位 2 駅(長岡京駅向日町駅)は +19.4 %(坪単価 +14.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(京都駅西大路駅)は -31.6 %(坪単価 -68.3 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 32.7 % → 2020年 19.8 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 8.7 % → 2020年 11.3 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 28.7 % → 2020年 33.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 23.8 % → 2020年 23.6 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった京都駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 109万円/坪(33.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -53.7%( -126.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2019年)に比べて -20.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった桂川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.0万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -9.0%( -6.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 13 件(1年前(2019年)に比べて -53.6%( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。

JR京都線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR京都線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
京都駅109万/坪
(42.4年/25.0坪)
235万/坪
(34.0年/26.5坪)
324万/坪
(29.2年/35.4坪)
西大路駅96.1万/坪
(22.6年/61.4坪)
106万/坪
(22.3年/58.2坪)
97.8万/坪
(21.5年/31.3坪)
桂川駅66.0万/坪
(28.0年/37.1坪)
72.5万/坪
(24.8年/30.7坪)
105万/坪
(14.5年/53.1坪)
向日町駅76.9万/坪
(27.2年/24.9坪)
67.2万/坪
(32.1年/28.0坪)
76.5万/坪
(23.7年/79.4坪)
長岡京駅101万/坪
(23.1年/47.9坪)
80.9万/坪
(22.6年/39.7坪)
104万/坪
(19.2年/32.7坪)
山崎駅71.0万/坪
(33.5年/45.4坪)
73.5万/坪
(42.5年/25.7坪)
41.3万/坪
(33.0年/22.7坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

長岡京駅100.7 万/坪(昨年同期比 +24.4 %)

長岡京駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +24.4%( +19.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 28 件(1年前(2019年)に比べて +12.0%( +3件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 23.1年(昨年 22.6年から +2.2 %増)。平均土地面積は 47.9 坪 (昨年 39.7 坪から +20.5 %増)。平均建物面積は 28.0 坪 (昨年 42.4 坪から -33.9 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2019年 17.8 分 → 2020年 14.2 分、-20.0 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 21.7 % → 2020年 40.7 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 56.5 % → 2020年 11.1 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 13.0 % → 2020年 37.0 %)

向日町駅76.9 万/坪(昨年同期比 +14.4 %)

向日町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.9万円/坪(23.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +14.4%( +9.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 16 件(1年前(2019年)に比べて +33.3%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 27.2年(昨年 32.1年から -15.1 %減)。平均土地面積は 24.9 坪 (昨年 28.0 坪から -11.1 %減)。平均建物面積は 26.1 坪 (昨年 26.8 坪から -2.7 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2019年 32.1 年 → 2020年 27.2 年、-15.1 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 8.3 % → 2020年 25.0 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 41.7 % → 2020年 31.2 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 37.5 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 6.2 %)

京都駅109.1 万/坪(昨年同期比 -53.7 %)

京都駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 109万円/坪(33.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -53.7%( -126.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2019年)に比べて -20.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 42.4年(昨年 34.0年から +24.8 %増)。平均土地面積は 25.0 坪 (昨年 26.5 坪から -5.7 %減)。平均建物面積は 25.0 坪 (昨年 36.8 坪から -32.2 %減)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 10.0 % → 2020年 37.5 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 34.0 年 → 2020年 42.4 年、+24.8 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 60.0 % → 2020年 75.0 %)

西大路駅96.1 万/坪(昨年同期比 -9.6 %)

西大路駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.1万円/坪(29.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -9.6%( -10.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 58 件(1年前(2019年)に比べて +48.7%( +19件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 22.6年(昨年 22.3年から +1.5 %増)。平均土地面積は 61.4 坪 (昨年 58.2 坪から +5.6 %増)。平均建物面積は 58.0 坪 (昨年 39.0 坪から +48.5 %増)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 5.1 % → 2020年 12.1 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 23.5 % → 2020年 17.8 %)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 35.3 % → 2020年 20.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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